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輪廻転生2

掲載日:2026/07/31

私は昔、亀だった。

だが今はカラス。


「カ~、カ~」

お!人だ!気をつけなきゃ!

知らない人が多いが、カラスは結構臆病。

そして意外に短命。たった10年しかない。

しかしそれが悪いのかはわからない。


亀のとき、私は120で死んだ。

カラスに転生して、もう5年。

亀と違いまさしく「歩み」は速かった。

そして亀と違い、世界は拡がった。

前の前の人生(?)人間の時は世界中を飛び回った。

しかしそれは乗り物でだった。

今は自分自身で。これは爽快だった。

「旅」

人間の時はよくした。

でもそれは地上だった。


空から眺める世界は最高だった。

前々世人間の時よりいいと言える唯一だった。

人間は小さく見えた。

そして誰もかれもがこせこせ働いていた。

「人間て何が楽しいんだろう?」

今だから言えることかもしれなかった。


戦争はなかったが、

他の鳥とのトラブルはあった。

特にトビとは熾烈を極めた。

彼らは私たちの卵をよく狙ったからだ。

一羽では勝ち目はない。

私たちは集団で対抗した。


そして人間には嫌われた。

他の鳥はかわいがられているのに。

まず、

巣は取られた。

まあ以前人間だった私にはわかるが、

「電柱に作る」

からだった。

他の鳥の巣は、

「大切に保存される」

のに。

そして子供には石を投げられた。


前世亀よりも頭はいいのでは?

と思うことも多々あった。

だからだろうか、

人間同様、

「時代は変わった」

人間の50年の

「固定電話からスマホへ」

ほどではないが。

人間のゴミを食べなくなった。

ゴミはおいしい。

ただ、ネットが掛けられるようになった。

電柱の巣だって、

河原の木が少なくなったせいだ。



「カ~カ~」

次は何に転生するのだろう?

そう思いながら短い人生?を終えようとしていた。


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