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≠equivalent

互いに競い合う仲間だと思っていた

抜きつ抜かれつの関係が、何時か楽しいと感じていた


勝って、負けて、悦に入り、悔やんで。


これからもずっと隣にいると思っていた

そう思っていたのは自分だけだった



隣。すぐ横にある顔が、苦しさに歪んでいる

そんな状況に気付かないくらい、自分に必死な自分。


スタートは同じのはず。でも

段々気付いてしまう

足が鉛のように重くなる


劣等=受け入れがたい事実=現実

同等=まだ取り返せる現実=虚偽


論点の無い疑似科学に

正論を添えるように


君の背から浮き出た

「無謀」という文字の残滓すら


触れられないくらい

君は今、遠くにいる。


君は遠くに行ってしまった

 ↘

  君は僕から遠ざかった

   ↘

    違う→僕が君から遠ざかった=僕が努力を怠った結果だ。


以上より、これは僕の怠慢が起こした自業自得の結果である(証明終)


軋轢もない

確執もない

敷衍すれども何も変わりはしない


ただ、僕≠君だったというだけ



もう追い付くことは不可能だ

それでも

今度は君と競うためじゃなく

自分のために

自分自身のためだけに


進み続ける

古く良く新しい道のりを。


そうしたら

またいつかどこかで

繋がって出会ってまた

競い合えるかもしれないから。





上記の命題の対偶を述べよ。


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