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エッセイ

『のびしろがある』と言われるのが一番嬉しい

 私は音楽を聴くのに、曲単位ではなくアーティスト単位で追っかける。


 気に入った曲をやっているアーティストがあったら、他の曲も色々聴いてみる。

 それでも気に入ったらそのアーティストのものは優先的に聴くようになったり、アルバムが出たら必ず買ったりする。



 でも、そのうちマンネリになることがほとんどである。



 アーティストというよりは『いつもの音を作る職人』として完成されてしまうのである。


 もちろんそういう完成を、つまりは安定をこそ好ましいと思う人もいるだろう。

 しかし、私はそうなったら、そのアーティストを見限る。




 のびしろがあるうちが一番面白いと思う。まだ歌が不安定だなとか、もっとこういうとこ欲しいよなとか、ヒット曲欲しいよなとか。あるいは色々なタイプの曲やってるけど、次はどんなの来るのかな、とか。

 ギターのパフォーマンスが完成されてて圧倒されるとかはいいのだが、でも『この先どうなって行くのだろう』みたいなワクワクがなくなってしまったら、私にとってそのアーティストは終了である。


 びっくりがなくなって、未来に同じようなものを量産するのが見えてしまったら、他のまだのびしろのあるものに乗り換える。


 もちろん、無理に変革をしようとしすぎてコケるパターンのアーティストも多いには多いが。





 私は自分が作る小説等に、完成を求めない。

 いつまでも『のびしろがある』と言われたい。

『のびしろがある』と言われるのが一番嬉しい。

 いつでも新しいことに挑戦していたい。


 もちろん無理に新しさを求めて本物の宇宙人になってしまったら、地球人には理解されなくなってしまうが。


 そのギリギリを行きたい。


 縦読み職人や即興職人と呼ばれるのはいいが、『いつものような作品』を量産する作家には死ぬまでなりたくない。


 だからたまに『アタマ大丈夫?』と言われるようなものも書いてしまうだろう。


『昔のほうが良かった』『どんどんおかしくなってる』と言われることもあるかもしれない。


 しかし、私は私だ。


 私が書く限り、私の作品は私の作品なのだ。


 完成度は高めて行きたいが、私自身は完成したくない。


 何が言いたいのかよくわからないが、これもいつかわかってみせる(๑•̀ㅂ•́)و✧


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― 新着の感想 ―
[一言] 伸びしろがあるのと手抜きするのは大分違うと思う。 本気出せば凄いんだって言ってるようで滑稽。
2022/05/31 07:47 お名前は必ず入力してください
[良い点] わかる、わかるぞーーー! \(*≧∀≦*)/ 私、音楽はあまり聴かないのですが、漫画だと人気が出てくると急につまらなくなるのがいつも不満だったのです! 初期の頃の“受け入れてもらえるかま…
[一言] ここみ様のご作品はやはりなるべく後ろ(古い順)から読みたい。 ※変化を楽しみたい米はスクロールして「次へ」ページを連打します! そう決めても、新着短編の罠によくハマりますが。 _(:3」z…
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