プロローグ
初めましてっ!初めて書く作品なのでアドバイス、辛口評価じゃんじゃんお願いします!
この世界は平和だった。それは人ならざるもの――ノスティア――と呼ばれる機械型超生命体が侵攻してくるまでは……。彼らが侵攻して来て人類は為す術もなく蹂躙されていった。
しかし、ある時15歳以上の者に突如不思議な力が現れ始めた。人類はその力をこう呼んだ。異能力―と。その能力に目覚めたものは能力者と呼ばれた。とある学者は、異能力についてこう述べた。
「これは、ノスティアによる侵攻から神が我々に自衛手段をくれたのだ」――と。
それから瞬く間に人類は異能力主義になっていった。異能力の強い者は上の階級へ。逆に弱い者は下の階級へ。階級が上になる程扱いは良くなっていく。逆に下になっていく程扱いはどんどん悪くなってゆく。異能力の弱い者は[無能][劣等生物][レッサーヒューマン]と呼ばれ始めた。
さらに異能力に覚醒しない者まで現れ始めた。その者達の扱いは[奴隷]だった。能力者達にこき使われ死んだら代わりを用意する。そんな扱いだったのだ。
だが、この世界にたった1人だけ異能力がないにも関わらずノスティアに対抗出来ている少年が居る。だが、世界はまだその少年の存在を知らない。
ここは異能力教育機関、通称【聖レイント学園】。そこに無能力者、古崎 灰夜が入学しようとしていた。彼の容姿は、灰色の髪に夜空の様なほんの少し紫がかかった黒い瞳に、体格は普通で身長は少し高めの175cmだ。
「へぇ〜……ここが聖レイント学園か。ここまで長かったな〜。あんまり問題事は起こしたくないなぁ……」
灰夜はビクビクしつつも入学試験の会場へと向かっていた。その途中に走ってきた人とぶつかった。
「うわぁっ!?」
「きゃあっ!?」
灰夜に激突して来た方は尻もちをついたが灰夜自身は全く動かなった。しかし、ぶつかって相手は女の子だった。灰夜は慌てて、声をかけた。内心ビクビクしながら……。
「だ、大丈夫ですかっ!?」
「あいたたっ……。大丈夫大丈夫。私こそごめんね?走ってぶつかっちゃって」
「いえいえっ!こちらこそ周りに注意が出来ずにごめんなさい。それで、お怪我はありませんか」
灰夜はそう言いながら女の子に手を差し出す。女の子はそれを取りつつ立ち上がる。
「ありがとっ!私は、清水 雪白。君の名前は?」
「僕の名前は、古崎 灰夜」
「灰夜君かぁ。よろしくね!」
「こちらこそよろしく」
「灰夜君も入学試験に受けに来たの?」
「うん。そうだよ。って事は清水さんも?」
「そうだよ!って言うか清水さんじゃなくて雪白でいいよ〜」
「いやいや、初対面の人にそれは不味いよ」
「じゃあ私も灰夜って言うから灰夜も私の事雪白って呼んで?」
彼女は上目遣いで灰夜に尋ねた。灰夜は「うっ……」とうめき声出し、折れた。
「わかったよ、雪白さん。これでいいかな」
「雪白」
「え?ちゃんと呼んだよね……?」
「さんがついてる、さんが!」
「えぇ……呼び捨てじゃなきゃ駄目なの?」
「うん。じゃないとついてまわるよ?」
「……雪白」
「よろしいっ!それじゃあ、私は先に試験会場に行ってるね!」
「うん、気をつけて。あと頑張って」
「そっちこそ!じゃあね!」
灰夜が入学試験の会場、聖レイント学園の体育館に入り用意された椅子で待っていると、ステージにスーツを着た教師らしき人が登り中央にある教卓で立ち止まり、話し始めた。
「これから入学試験の前にこの世界の……ノスティアについての事について簡潔にお教えしようと思います。皆さんよく聞いてください。現在、我々人類は機械型超生命体ノスティアに対抗すべく皆さんに現れる異能力を駆使してノスティアを撃退、または討伐をしています。その結果この世界の約3分の1までは取り戻せています。私達能力者の強さに階級があるのと同じでノスティアにも強さに階級があります。私達能力者の階級は下から順に[E級][D級][C級][B級][A級][S級][SS級][SSS級]下から順に[下級][中級][上級][超級][絶級][災害級][超越級]。最後に一番上の[滅亡級]があります。滅亡級は最初に人類を侵略してきた時以外では確認されておりません。学者の見立てではあと100年は出てこないと予測されています。現在この学園にはSSS級が5人居ます。彼らは共通異能力とは別に個人異能力を持っています。これについては入学してから分かるでしょう。そしてこの5人が揃えば災害級までは倒せます。超越級はSSS級を30人かき集めないと勝てない状況です。まず、この世界にSSS級は25人しか居ません。なので人類は超越級が来る前にSSS級をあと5人は確実に増やさなければならないのです。その為には皆さんの協力が不可欠です。どうかこの世界に、人類にあなたのその力を使ってください。これで話は終わります。ありがとうございました」
教師の人の話が終わると、会場は一気にざわめき出した。仕方がない、これから異能力判定があるのだから。このあと入学試験の説明があり、ルールや条件などを聞き教師の案内によって異能力判定の施設まで来た。
灰夜の番になり灰夜は異能力判定装置[アカシアの瞳]に手を触れた。アカシアの瞳は触れた者の能力を[ステータス]と言う形で表してくれる。これは科学者の努力と途方もない時間をかけて研究によって作られたものだ。
[ステータス]
名前:古崎 灰夜
階級:E級
共通異能力:無し
個人異能力:無し
「やっぱり……」
灰夜は分かっていたのだ。自分には異能力が無いと。それでもこの聖レイント学園に来たのには訳がある。彼は恩師に「聖レイント学園に行ってそこの校長に会ってこい。この手紙を持ってな」と。彼はその為にはこの学園に来たのだ。しかし無能力者と分かると教師達の対応は……。
「無能力者か。貴様にはこれから奴隷になってもらう。奴隷という身分を与えられるだけマシだと思え。おいっ!拘束係!ここに無能力者がいるぞ。直ちに捕らえろ!」
拘束係が灰夜の周りに来て、拘束しようとした時。サイレンが鳴り響き同時にアナウンスがなった。
「災害級の瞬間移動フェーズを確認。場所は聖レイント学園。聖レイント学園の生徒及びその付近にいる者は直ちに地下シェルターに避難をSS級SSS級は災害級の撃退または討伐に当たれ」
次の瞬間、聖レイント学園のグラウンドに災害級のノスティアがやって来た。人々は我先にと逃げ出し、まともに落ち着けない状況だった。その中で灰夜は災害級に向かって行った。
「おいっ!無能力者!死ぬ気かっ!?すぐに戻ってこい!」
先程、灰夜の異能力判定をした教師が灰夜に呼びかける。それに反応して周りにいた者が灰夜を見る。しかし灰夜はそれを無視して突っ走るなぜなら
「いっ……いやだよ……。こんな所で死ぬなんて……」
災害級の近くで雪白が足を負傷して動けないでいたのだ。災害級は目ざとく雪白を見つけ、手を振りかざしたが
「しょうがない。この状況なら使わざるを得ないな〜。【身体強化】」
灰夜がそう唱えた瞬間、灰夜の体が淡く金色に包まれ次の瞬間灰夜が居なくなっていた。その様子に教師、他の生徒、など沢山の人が逃げる事を忘れ釘付けになっていた。再び灰夜が見えた時には、雪白がお姫様抱っこをされていた。
「ふぅ……危なかった。雪白、大丈夫?」
「王子様……♡」
「え……?」
「見つけた……私の王子様♡」
「……えぇっ!?」
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