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第50話の5『変化』


 仙人からのテレパシーが届いた直後、城の外から爆撃音らしきものが鳴り始め、ジ・ブーンは不審そうな表情で音の方を見つめる。すると、城の壁を突き破り、ギザギザさんの海賊船が城の中へと突っ込んできた!


 「おおおぉぉぉ!ギザギザウロコドリルパンチイイィィィ!」


 船首に立っていたギザギザさんはジ・ブーンの姿を見つけるや否や、その額に強烈なパンチを叩き込んだ。その威力……というよりは、落ちて来た海賊船の方が攻撃力は高そうであったが、ジ・ブーンは尻もちをついて顔まで水へと沈めている。


 ここへ来る前に俺が何を頼んだのかというと、クジラ丸さんとギザギザさんへ城に穴を開けて海水を流し込んでほしいとお願いしたのだ。しかし、想像以上のものが城に突入してきたので俺もビックリしている。海賊船は城の中へと落ちた衝撃で壊れてしまったが、ギリギリで脱出したギザギザ海賊団は元気な泳ぎで俺たちの元へとやってきた。


 「化け物に一発いれてやったぜ!勇者、見たか!ギャババ!」

 「ありがとうございました!ギザギザさん!」

 「……ああん?こいつ、首が曲がってる!がんばれ!こら!」


 ギザギザさんがヤチャをバシンバシンと殴りつけると、曲がっていた首や腕の間接が強制的に元通りになった。それ自体はよかったのだが、すでにヤチャは泡をふいて気絶している。低いうなり声を出しているからヤチャは生きてはいるらしいが……ここはお疲れ様と伝えたい。あとは俺たちに任せて、ゆっくり休んでほしい。


 「待たせた!こちらも投下する!」


 水から脱するために立ち上がろうとしているジ・ブーンの上へ、さらにゼロさんがシャンデリアを投下する。もうダンスホールは八分ほど浸水しており、呼吸を封じられた上に立ち上がることも叶わないジ・ブーンはもがき苦しんでいる。


 みんな、完璧に作戦を進めてくれた。あとは俺が、青のオーブを取りに行くだけだ……そう意気込んたのも束の間、急にジ・ブーンの周りに何か……緑のもやのようなものが発生した。

 植物……藻か、木のようなものがジ・ブーンの体から根付き、それはメキメキと広がっていく。そして、ジ・ブーンの巨体は殻のようになって姿を隠してしまった……。


第50話の6へ続く

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