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謎の声

 あれから一ヵ月が経ち、生徒たちは力をつけていき、最初のころと比べると遥かに強くなっている。それに伴い、生徒の中で2つの勢力ができた。

 1つは生徒会長、日野 勇士が率いる集団。この集団は弱い者を助け、困っている人と救うことを掲げている。言うなれば善の塊の勢力だ。男女比率では1:9で何故か女子が多い...その原因は生徒会にいるイケメン野郎の生徒会長がいるからだ。女子の大半…いや、それ以上はあいつの容姿と強さに惹かれている。それのせいかハーレム状態になっているように見える...ウラヤマシイ。ちなみに生徒会長のステータスはこれだ…


・・・・・・


『名前』ユウシ・ヒノ

『年齢』18

『性別』男

『職業』勇者

『称号』≪異世界人≫

『レベル』10

【HP】1000/1000

【MP】500/500

【魔力】1000

【筋力】1000

【耐久】1000

【器用】1000

【敏捷】1000

【精神】1000

『スキル』≪剣術≫≪全属性耐性≫≪防御無視≫≪気配感知≫≪魔力感知≫≪即死耐性≫≪身体強化≫≪限界突破≫


・・・・・・


 スキル≪鑑定眼≫を発動してこのステータスを見たとき、静かに泣いた…なんだよ、このチートステータス...自分のステータスより遥かに上じゃないか...ねぇ、泣いていい?

 ごほん...気を取り直して。えーと、今のところ、生徒のなかで一番強いのは生徒会長になっている。そして、職業に勇者がついているのはこの人だけだ...僕も生徒会長になっていたらなれたのかな(独り言)

 あとこの集団は生徒会長のほかに生徒副会長、(とら)() 聖也(せいや)・剣道部主将、神崎(かんざき) (れい)・学園一美少女、涼野 美紀で成り立っている。

 生徒副会長、虎居 聖也は日野の友人で幼なじみらしい。身長は190㎝くらい、体格はそこら辺のアスリートよりすごい。目が鋭く、オーラがやばいから怖そうに見えるけど根は優しい。ちなみにステータスは…


・・・・・・


『名前』セイヤ・トライ

『年齢』18

『性別』男

『職業』拳闘士

『称号』≪異世界人≫

『レベル』10

【HP】600/600

【MP】100/100

【魔力】100

【筋力】1300

【耐久】1000

【器用】400

【敏捷】300

【精神】700

『スキル』≪体術≫≪剛力≫≪一騎当千≫≪肉体強化≫


・・・・・・


 全体的なステータスだと日野より劣るけど攻撃力なら負けてはいない!流石先輩、脳筋だ!

 剣道部主将、神崎 零は雰囲気というかオーラというか...とにかく凛としていてかっこいい。身長は170㎝くらいだ。彼女は幼い頃から剣道を初めていて今までの大会をすべて勝ち抜いている。この人に負けという辞書はないくらいヤバい。ステータスは…


・・・・・・


『名前』レイ・カンザキ

『年齢』18

『性別』女

『職業』剣神

『称号』≪異世界人≫

『レベル』10

【HP】700/700

【MP】400/400

【魔力】300

【筋力】940

【耐久】520

【器用】880

【敏捷】1300

【精神】500

『スキル』≪刀術≫≪縮地≫≪先読≫≪気配感知≫≪魔力感知≫


・・・・・・


 素早さは誰にも負けていなく、彼女に目につけられたら最後、気付かないまま死ぬだろう。まさに必殺仕事人だ...怖くてちびりそう。

 学園一美少女、涼野 美紀は......とにかく綺麗。説明は以上。ステータスは…


・・・・・・


『名前』ミキ・スズノ

『年齢』17

『性別』女

『職業』治癒士

『称号』≪異世界人≫

『レベル』10

【HP】400/400

【MP】1000/1000

【魔力】1500

【筋力】200

【耐久】150

【器用】500

【敏捷】200

【精神】1000

『スキル』≪回復倍加≫≪支援効果上昇≫≪MP自動回復速度上昇≫


・・・・・・


 彼女は戦闘向きではないから、回復・支援を専門にしている。そしてこの集団の回復・支援を一人でやっている。

 最後にもう1つの勢力は如月 弦をリーダーとして率いている。この集団は他人のことより自分がよければそれでいいというとにかく好き放題に行動している。そのせいか、よく王国の人や生徒と揉めたり、訓練もサボっている。男女比率は9:1で一応女子はいる。ちなみに如月のステータスをのぞこうとしたが、何故か見れなかった。

 この2つの集団は考え方が違うせいで色々と対立している。ちなみに僕はどちらでもない。所謂、中立の立場だ。決して仲間はずれとか、忘れ去られているとかではないぞ!ただ単に面倒なことが嫌いだったからこうしているだけだ!まぁ、人数は僕一人だけどちっとも寂しくないぞ。むしろ一人だけだから気楽でいい!ボッチ最高!HAHAHA.....すいませんウソです...誰か一人だけでもいいのできてください(泣)

 後、僕のステータスはこんな感じ…


・・・・・・


『名前』マコト・クロノ

『年齢』17

『性別』男

『職業』ゴキブリ

『称号』≪異世界人≫

『レベル』10

【HP】?/?

【MP】0/0

【魔力】0

【筋力】10

【耐久】10

【器用】10

【敏捷】10

【精神】10

『スキル』≪危険察知≫≪完全隠蔽≫≪気配遮断≫≪鑑定眼≫


・・・・・・


 相変わらずHPは?のままだった。しかも...MPと魔力も0で固定されている...それのおかげで魔法適正はなし...ファンタジーな世界にきて魔法が使えないってどんな縛りプレイなのだよ!他の生徒は使えるのに僕だけってどういうことだー!!

 僕は夕陽に向かって吠えた。




~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~




「今日の魔法の訓練は~終わりで~す」


「はぁ...やっと終わった」


 メリア先生の魔法講義が終わって一息つく。

しかし、魔法は便利だよなー。戦闘に使うのはもちろん、生活にも使えるんだから。まぁ、魔力ゼロ・魔法適正なし・MPゼロの僕にとって縁のない話だけど...グズッ

 今日はこの講義で終了し、後は自由時間だ。いつもなら、この後にアベックス団長の厳しい訓練があるけど今日はしないことになった。というのも明日はいよいよ、魔物と戦うためにダンジョンに行くことになっているから無理に体を動かさないよう配慮してくれたのだ。

 こういう休みがあるときは大抵図書館に行く。理由はこの魔物の生態や世界の情報を知りたいからだ。絶対僕は生徒の中で戦闘面では一番弱い。その弱いところを補うために知識をたくわえることにした。


「今日はどれを読もうかな」


 一つ一つ本を手に取り読んでいく、最初のころは字が読めなかったが今はスラスラと読める。


「____」


「またか...この声はどこから聞こえてくるのだ?」


 いつもここで本を読んでいると何故か聞こえてくる。不気味に思って図書館の管理人に聞いているけど、それは空耳なんじゃないのですかと笑って返された。どうやら、僕にだけしか謎の声が聞こえないらしい。特に害はないので今日まで無視をしていた。けど...


「____」


「あー!気になって本がよめない!!」


 読んでいた本を思いっきり閉じる。その際、管理人に軽く睨まれた...あれは地味に怖い。まるで蛇に睨まれたネズミのような気分だった。

でも、こんな目にあったのは謎の声のせいに違いない!!…ということでこのミステリアスな事件、謎の声の正体は!?を解決するために図書館を捜索する!もちろん僕一人でだ...


...よしやるぞー!!


改善する点がありましたら教えて下さい

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