表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

異世界召喚

「さて、あんまり時間もかけたくないし、次に進めるね~」


神はこちらの状況お構いなしにしゃべりだした。いやいや、そこはもうちょっと気にしろよ…


「君たちがこれから行く異世界はアルミネスというところなんだ~そこは地球とは違って魔法が存在しているんだよね。で、魔法は戦闘が主なんだけど一応生活に使われているんだ~だから、アルミネスは魔法で支えられているといっても過言でもないのだよ。そしてこの世界は人のほかに龍人族、魔人族、獣人族も普通にいるよ。安全性は最悪かもしれないけど地球よりは退屈しないかな。まあ、説明はこれくらいにして何か質問ある?」


 魔法ね…確かに地球では魔法ではなく、科学発達している。だから、魔法はアニメ、ゲーム、マンガなどの2次元の存在であって自分たちは使えるわけではない。でも、俺はアニメとかに出てくる魔法使いのように魔法が使えることをあこがれていた。それが今、叶うことに感動した。


「あっ!ごめんごめん説明し忘れていたことがあった。君たちはこれから勇者としてあちらの世界に行ってもらうよ。そのため、召喚される場所は勇者召喚を行っている人族のとある国に送られるんだけど、十中八九魔王退治や戦場にかりだされるだろうね」


 そのこと聞いて生徒全員が不安になる。


「そんなに心配しなくても君たちは他の人たちより強くなっているからそんな簡単には死なないよ。あとステータスは召喚された後で分かるから~」


 よかったー、これで真っ先に死ぬことは無くなった。運動能力ほとんどない俺が行っても死にに行くもんだし。


「もうそろそろ、召喚始めるね」


そう言うとここに来た時と同様に足元に光の魔法陣が浮かぶ。


「君たちはこれから色々なことがあるかもしれないけど、頑張ってね~」


 最後に神が意味深なことを言った。

なんだよ、色々って。そう疑問に思うと同時に光に包まれて消えた......




~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~




「行きましたか…」


 誰もいない白い空間で声だけが響く。


「地球ではまだ権力などの力を持っていない高校生だったから歪んではいなかったけど、

力を持った今、彼らはどうなるかな~」


 その声はどこか楽しんでいるようだった。


「まあ、僕には関係ないけど」


そして、その声が最後に何も聞こえてくることはなかった……




~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~




 本日2回目の召喚でたどり着いた場所は巨大な広間の台座の上だ。周囲の素材はたぶん大理石で出来ている。何だか古代ローマにタイムスリップした気分…


「ようこそいらっしゃいました勇者様方。私はリエル王国の第三王女リンファー=リエルと申します。以後、お見知り置きを」


数人のローブ姿の人間と第3王女を名乗る女性が立っていた。身長は160cmほどで歳は同じくらいだろう。髪はきれいな青色でどこか大人びている碧眼の美しい女性だ。


「ここではなんですので私たちと共に謁見の間に来てください。謁見の間にてお話させていただきますゆえ」


 生徒の皆もその言葉に従ってリンファー王女についていった……


誤字脱字がありましたら教えてください


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ