12.どのくらいで出来る?-急いで二、三週間あれば何とか-
全43話予定です
今回の話数は900文字程度と少々短かったので、この後19:00にもう1話アップします。
※特に告知していなければ毎日投稿です
レイリアたちが出た孤児院もまだ存続している。実際、レイリアたちのあとに[適齢期]になった子供たちは軍事教練を施されている。それは第二、第三のレイドライバーのパイロット候補たちだったり、サブプロセッサー候補だったりである。
「ちなみに適性のある子は?」
そうカズが聞くと傍にいた職員が、
「二期生が九人いますが」
と返って来る。
直ぐにカズは、
「では第一世代をベースにした第二世代型を二体、ケンタウロス型を二体製造しましょう。だが、今はそんな事を言ってはいられない。二期生のなかでパイロット候補生のトップは?」
「マリアーナ・ハリラというものです」
直ぐに答えと資料が手元に来る。カズはその資料にざっと目を通し、
「サブプロセッサーの準備も出来てるね?」
と返すと、
「製造してあります。マッチングについてはまだ取れていませんが、資料上では行けるか、と思われます」
「どれくらいで完成できるかな?」
とカズが質問すると、
「改修キットは一体分まるまるありますので、ベースとなる筐体をどこから持ってくるかによりますが」
と返って来る。
「基本試験用に使用している筐体に改造を施して使いましょう。基本試験はほとんどが終了しているし、あとから補充するのでも間に合うだろうし」
そうカズは言う。
基本試験とは、レイドライバーの基礎部分である動きなどのテストをする試験である。新型の武器などが出来た場合は実機の前にまずそれでテストをしたりするのだが、逆に言うと今はそんなに使用されてはいない。それなら、その筐体を実戦配備用に改修して、さらに改修キットを組み込んで一体作ろう、そういう事である。
「それで、どのくらいで出来る?」
カズは改めて聞く。するとしばらく職員たちで話し合った結果、
「急いで二、三週間あれば何とか」
という結論が出たのだ。
「という事は、近々ケンタウロス型が一体と改修型第二世代が一体の計二体が二、三週間ほどで配備できるという事だね?」
最終確認にカズが聞くと、
「それで間違いありません」
と返って来た。
「よし、それで行きましょう。では残りの生産も出来る限り急いで」
「了解しました」
話はまとまったのである。
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