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393.物語 ④蕾のプリンセス

本日もこんばんは。

王子様と呼ばれた勇者さん、混乱の極み。

 少女から放たれた言葉の意味を理解するのには、少し時間がかかりました。

王子様? 王子様ってあれですよね。おとぎ話とかによく出てくる、お姫様と出会ったり出会わなかったり結ばれたり結ばれなかったりする人ですよね?

しかも大体男性だったはず。私、男に見えますかね? 今フードは……あ、被ってない

被ってない⁉ ま、まずいです。赤目をばっちり見られたってことですよ。

あわ、あわあわわわわわ……。

 ところが、少女はてちてちと駆け寄ってくると、「ねえ、王子様でしょ⁉」と同じことを言いました。

一点の曇りのない青い目。それがじっと私を見つめてくる。

うっ……、や、やめてください……。その目にはちょっといろいろとそれなりに割と思うところがあって……。

「王子様、お名前はなんていうの? 教えて!」

 黒髪も赤目も一切気にすることなく、少女は詰め寄ってきます。

「な、名前……。えっと、ないんです」

「ないの? あ、そっか! そうだよね。絵本でも王子様の名前は出てこなかったから、王子様は王子様ってことだ! なるほど~。ルゥはまた新しいことを学んだのだ! えへん」

 無邪気な笑みで楽しそうにする少女。私の手を取ると、「王子様、こっちにきて!」と引っ張っていきます。

一瞬ドキリとしましたが、されるがままにしておきます。

悪意も敵意も感じない……と思います。ただ、消えない疑問と増え続ける疑問に頭がいっぱいになりそうでした。

あなたは誰。ここはどこ。どうしてここにいるの。名前はなんていうの。

湧き出る質問を遮り、私の脳を支配していることがありました。

目線を逸らそうにもできない。ただの興味ではなく、嫌なものを感じて落ち着かないから。

裸足の少女、その片足についているもの。私はあれをよく知っている。

だって、かつて私もつけていたものだから。

「……足枷」

「なあに、王子様? あ、これ? これはねぇ、よくわからないけど、ルゥにずっとついているものだよ。冷たくて重いけど、外せないんだ」

 かわいらしい声に悲痛の想いは感じません。彼女にとっては枷があるのが当たり前。着ている服と同じようなものという認識なのかもしれません。

枷に鎖はついていません。けれど、彼女の自由を束縛するものであることに変わりはない。枷をつけた誰かがいる。誰が、なんのために。

この枷は少女がここにいる理由に関係しているのでしょうか。

自分のことを『ルゥ』と呼ぶ少女に名前は何かと問いかけました。

「ルゥの名前? ルーチェっていうの」

「ルーチェさんというのですね。あの――」

「王子様はルゥって呼んで! あのね、ルゥは特別な人にはルゥって呼んでほしいと思ってたの」

「えっと……」

「王子様だから! ルゥがずっと待ってた王子様だから、特別だよ?」

 若干置いてけぼりの私ですが、少女の無邪気さに根負けしました。

もとより、断る理由も思いつかなかったのです。そうしてほしいとお願いされたら、なるべく叶えてあげたい。それが私にできることならなおのことです。

「ルゥさん」

「むんっ!」

 違うと言いたげに頬をぷっくりと膨らませる少女。

不満を表現しているのでしょうが、ごめんなさい、かわいらしいです。

また絆される。必死に取り繕っている殻が壊れていく音がします。

「ルゥ」

「うんっ! えへへ、わぁい。ルゥの王子様、うれしいなぁ」

 にこにこと楽しげな少女――ルゥに促されるままレンガの道に座りました。

彼女がいたところは大きめの円形に床が作られ、辺りに何冊もの絵本が開きっぱなしで置かれています。

なるほど、ここで絵本を読んでいたのですね。

見ると、シンデレラや白雪姫、ラプンツェル、いばら姫など、私も読んだことのある絵本ばかりです。

さらによく見ると、どれもお姫様と王子様がともにいるページを開いているようでした。

めでたしめでたしの直前。二人が結ばれる幸せな瞬間。

「王子様、これ見て! ルゥの好きなシーンだよ」

 ルゥはラプンツェルの絵本を見せてくれました。

「悪い魔女に塔の中に閉じ込められたラプンツェルが、王子様と出会って外の世界に行くの! いいなぁ、ルゥも…………」

 意気揚々と話していた彼女の声が小さくなって消えました。

なにかと思って顔を見ると、少しさみしそうに目を伏せているルゥ。

「どうしました?」

「……ううん。なんでもないの。ごめんなさい、ルゥの王子様が来てくれたと思ってうれしくなっちゃった。……もう行く?」

 まだ幼いはずのルゥは、伸ばしかけた手をうしろに隠して遠慮がちに訊きました。

その様子を見ながら、私は脳内で考えていたことをまとめていきます。

 外の世界に憧れる幼い少女。

不思議な空間にひとり。鎖のない足枷をつけられている。

そして、少しずつ感じていた感覚。……強い魔力の存在。

 もしかして、と思いました。

彼女こそ、私たちが救出しようとしている『魔法使い』なのではないか、と。

資料には詳細が載っていませんでした。ならば、あり得る話です。

私はいま、保護しようとしている相手に好印象を持ってもらっています。彼女の無垢な想いを利用する形になりますが、『王子様』という存在を使わない手はないのです。

それに、それに……。

ルゥから笑顔を向けられるたびに胸の奥を掴まれる気分になる。

ひどく懐かしく思う気持ちと、深いところに押し込んだ悲しみと、燻り続ける後悔。

また無意識に指が動く。星を閉じ込めた懐中時計に応えを求めようとしてしまう。

……わかっています。あの子とこの子は違うと。私のわがままだということを。

 けれど、一度思ってしまったら目を背けることは難しい。自分でも驚くくらい強い思いがせり上がってくる。

「……ルゥ、私と一緒にここから出ませんか?」

「えっ……。い、いいの? 出ていいの?」

「私は、あなたを助けに来たのです」

「助けに……? わぁっ……! やっぱり王子様だったんだ!」

「……。行きましょう。誰かが来る前に」

 手を差し出しますが、ルゥは取りませんでした。

……なぜ? 嫌がる様子はなかったと思うのですが。

「どうしました?」

「ルゥね、もうじき神様になるんだって。それがルゥの生きる意味だからって、ずっと言われてきたの」

 魔法使いを殺す儀式。神様になるとは一体……。

「い、行っていいのかな? ルゥ、外に行きたいけど、お役目を果たさないといけない……。もうすぐ死んじゃうの。……どうすればいいんだろう、王子様」

 揺れる瞳で問いかけるルゥ。

私は……、私にはわからない。儀式のこともお役目のことも詳しいことは知らないのだから。

任務は救出。彼女も外に行きたがっている。それだけ考えれば、躊躇うことなく手を引けばいい。

躊躇っているのはきっと、私に覚悟が足りないのでしょう。

この選択が間違いだった時に責任を感じたくないとか、傷つきたくないとか、そうやって逃げる言い訳が浮かんできてしまうから、絵本の中の王子様のようにできないのでしょう。

 何も言ってくれないまがい物の王子様。それが私。

彼女のもとに颯爽と駆けつける理想の人物にはなれそうもありません。

「あ、それにね、この足についているやつ」

 ルゥは特段気にする様子もなく足をぶらつかせました。

少女の足にはあまりに似つかわしくない鈍い色をした足枷。

「……前にね、ルゥの王子様を探しに行こうと思って探検に出たことがあるんだ。そしたらね、すぐクオンに見つかっちゃったの」

「クオン?」

「うん。いつもご飯を持ってきてくれる人だよ」

 ……この空間にはルゥ以外いないようですが、やはり護衛がいるのでしょうか。

それとも、まだ幼いから世話係か。

「クオンは『出ようとすればすぐにわかります』って、これを見てた」

 足枷という言葉を知らないのでしょうか。ルゥは『これ』と言うばかりで枷の意味もわかっていないのかもしれません。

「だからね、壊しちゃおうと思って、こういうところでえいっ! ってやってみたの」

 レンガの隅を指さすルゥ。簡単には壊せないでしょうが、ずっと同じ場所にダメージを与えればいつかは外れるかもしれませんね。

「でもね、またクオンがやってきて『壊そうとしてもわかります』だって!」

 お手上げ、というようにルゥは大の字に寝転がりました。

枷がレンガに当たって重い音を響かせます。

「ルゥはお姫様にはなれないのかな……」

 さみしそうに自分の髪をいじる彼女。長い金髪を手前で結ってあるようですが、少々不格好でほつれていました。

「ラプンツェルは自分の髪で外の世界に飛び出したんだって。ルゥもいつか、王子様と一緒に……と思って練習しているんだけど、うまく結べないの。……これじゃあ、王子様は来てくれないね」

 ……そんなこと言わないでほしい。きっと、誰も教えてくれないなかでひとりで結んだのでしょう。上手じゃなくても立派です。

彼女が望む王子様になれなくても、手助けくらいはしてもいい……ですよね?

 私は「もしよろしければ」と姿勢を直します。

「私が結びましょうか?」

「……いいの⁉ わぁい! お願い、王子様!」

 ルゥは面と向かうように座り、そっと目を閉じました。

遠慮がちに髪をとかし、金髪に指を通していきます。

……こっち向きでいいのでしょうか。手前に垂らすから? いや、後ろで結んで前に垂らせば……ええい、いいのです。きれいに結ぶのですよ、私。

丁寧に、慎重に、三つ編みを結っていきます。

きめ細かなうつくしい髪です。動かすたびにきらりと輝く。

静かに目を閉じ、それでいて完成を心待ちに頬を染める彼女はまるで小さなプリンセスのようでした。

 ……三日後、この子が儀式で殺される。そんなこと……。

私にできることはあるでしょうか。魔法使いの方がよっぽど強いんです。それが三人(?)いる。加えて、魔王さんもいる。私が役に立てるイメージが湧かない。

勇者としても未熟。人としても正しくない。

他になれるものって――。

「王子様?」

 鈴を転がすような声。

「できた?」

 知らずのうちに手が止まっていたようです。慌てて「できましたよ」と手を離します。

「どれどれ~」

 弾む声で三つ編みを掲げたルゥは、「すごーい!」と笑顔を咲かせました。

「すごい! すごい! ルゥ、お姫様みたいになっちゃった!」

 広場らしき場所を駆け、くるくると回るルゥ。

その様子を眺めていると、近くに少し大きめの手鏡が置いてあるのに気づきました。

ちょっとお借りしましょう。

「ルゥ、こっちを見てください」

「んう? あっ、ルゥだ!」

「これで全体が見えるはずです。いかがでしょうか、お姫様?」

 言葉だけですが、楽しそうな彼女に合わせてそれっぽく言ってみます。

「とってもすてき、王子様!」

 満面の笑みのルゥ。

彼女はくるりくるりと回り、ふと私の腰をじっと見つめました。

「それなぁに?」

 指さすのは懐中時計。私は説明しながら中を開いて見せてあげます。

「わぁっ……! きれい~……お星さまが入ってる」

「一等星といって、一番明るく見える星なんですよ」

「そうなんだぁ。………………」

「ルゥ?」

「んぃ? わ、ごめんなさい。なんだかふしぎな感じがして」

 そう言われると、私はまたあの子のことを思い出してしまう。

何かあるのでしょうか。ルゥはあの子を知っている?

 私は口を開きかけましたが、突然さっと笑顔を引っ込めた彼女に「こっち!」と手を引かれました。

「ここ、ここに隠れてて! 静かにね!」

 何事かわからず、ただされるがままに像の影に隠れました。

「王子様、鏡ちょうだい!」

 彼女は受け取った手鏡を遠くの台座に立てかけ、位置を調整します。

服や髪を整えると、突然、

「こんにちは、王子様。今日も会いに来てくれてうれしいわ」

 と、誰もいない方に手を伸ばしました。

……ん? なんですか? なん……ん?

ルゥはタタタっと走り、鏡の前にやって来ました。

「おお、お姫様。僕も会えてうれしいよ」

 がんばって声を低くしているようです。

「今日はきみにすてきなプレゼントを持って来たんだよ。どうか受け取っておくれ。毒りんごだよ」

 さきほどの位置に戻るルゥ。

「まあ、毒りんご! うれしいわ、王子様。いただきますむしゃむしゃ」

 エアー毒りんごを食べるルゥ姫様。

「うっ! ね、眠い……!」

 胸を抑え、近くに会ったブランケットをいそいそと敷き、その上に寝転がります。

仰向けのルゥ姫様は胸の前で手を結び、「すやぁ、すやぁ」と効果音をしっかり言いました。

「こうして、お姫様は百年の眠りにつきました。一方そのころ、王子様はガラスの靴を持ってお姫様を探していました」

 勢いよく立ち上がったルゥ姫様。エアーガラスの靴を抱えながら、うろうろ、うろうろと歩きます。

「ああ、僕のお姫様は一体どこに……。塔から垂れる長い髪が目印ということしかわからないよ……」

 元気のなさそうなルゥ王子様。

どうやら、一人芝居のようですね。いろいろ混ざっていますけど、かわいらしいです。

とはいえ、なぜ私を隠れさせたのかがわかりません。

もしや、劇に登場させるつもりでしょうか。何役で?

 気楽に考えていた時です。何かが動く重い音が聞こえました。

わずかに顔を出して見ると、行き止まりになっていた水路の壁が動き出し、奥へと続く道が出てきたではありませんか。

まさか、隠し扉……?

水の流れが変わり、吸い込まれるようにそちらに向かって行きます。その流れに逆らうように入ってきたのは――。

「…………あれは」

 女性……でしょうか。着ている服の雰囲気やまとう空気は、なんとなく女性だと思うのですが、確信は持てません。なぜなら。

「おお! 見つけましたよ、お姫様。さあ、このガラスの靴を履いてみてくださいな」

「今日もお一人でお姫様ごっこですか、ルーチェ様」

「うんっ! 楽しいよ。クオンも一緒にどう?」

「畏れ多いことです。じきに光の神になられる御方とそのようなことを……」

「そっかぁ。一人二役、大変なんだけどなぁ」

「お食事はこちらに置いておきます。では、また夕食の時間に」

「はぁい」

 ルゥが会話する相手。その顔には不気味な仮面がついていました。

口元だけ開いていますが、その唇はわずかも上がっていません。

声もしわがれていて性別も年齢も見当がつかない。

ルゥの対応をみるに、怖がっている様子はありませんね。食事を運んでくる世話係。……脱走を阻む護衛。

近くの台座にプレートを置き、くるりと立ち去ろうとする仮面の人、クオン。

 しかし、ぴたりと足を止めました。

どきりとして息を呑みます。……気づかれた?

「……今日は、とてもお上手に結べたのですね」

「……うんっ! 毎日練習したおかげかな」

「……。そのようですね」

 クオンはそれ以上言わず、また同じ扉に向こうに消えていきました。隠し扉が閉じ、ぴたりとはまります。あんなところに扉があったなんて……。

それにしても、やれやれ。誰か来ることも考えていましたが、来た人がずいぶん不気味でしたね。

疑問だらけですが、とりあえず収穫はあったといえるでしょう。

「王子様、もう出てきていいよ」

 一人二役演者だったルゥが手招きします。

「ルゥ、あの人は?」

「ご飯を運んできてくれる人だよ」

「あの人以外にやってくる人はいますか?」

「ううん。ルゥが会ったことある人はクオンだけ。あ、王子様も追加されたから、二人!」

 ま、まじですか。この子、今まで会った人があの不気味な人と私だけなんですか?

ちょっと知識が偏りまくる気がするのですが……!

心配になってきた心の中で、申し訳なさも増加していきます。

絵本によって構成された彼女の世界。憧れの王子様と私を重ねてしまったのでしょう。

彼女のイメージがすり替わってしまう。もっと良い人と出会うべきだったのです。

たまたま私が来てしまったから、出会ってしまったから。

ただそれだけのことで、ルゥの世界が大きく変わってしまう。

できることなら忘れてほしいですが、今は救出を優先しなくては。

この子は殺させない。……あの時と同じことは繰り返したくないのです。

 けれど、枷があるからできない。他の方法を考えなくては。

この空間を破壊する力はありません。武器もない。それができそうなアナスタシアと魔王さんはいない。へたに動いてクオンに気づかれるのも避けねばなりません。

どうする。どう動く。

「…………」

 いい案が思い浮かばない。私ひとりの力ではルゥを救えない。

「王子様……?」

 不安そうな青い目。死ぬことではなく、苦しそうな顔をする私への心配でした。

……だめですよ、私。何度幼い子に心配させれば気が済むのです。

この子は守られるべき存在。ここで死ぬ運命ではない。

だいじょうぶ。まだ猶予はあります。

 私はしゃがみ、「よく聞いてください」と彼女の目を見つめました。

「なぁに?」

「あなたのことを助けたい。けれど、今は無理なのです。だから、とっても強い人たちを連れてきますから待っていてください」

「助ける……? ルゥを?」

「はい」

「外の世界にいけるの?」

「えぇ。ここを出て、広い世界で生きるのです」

 ここはとてもきれいですが、何もない。外に行けば楽しいことも悲しいこともありますが、彼女ならすてきな人生を歩めるでしょう。

そしていつか、ほんとうの『王子様』に出会える。

私は王子様ではなく勇者。それも、出来損ないの勇者です。

どうか、うつくしい青の目で自分だけの世界を見てほしい。その手助けができるのなら、私はじゅうぶんです。

「さようなら、ルゥ。またあとで」

「あっ……。うん、待ってるね。ありがとう、王子様」

 小さく微笑んだ彼女と別れ、私は隠し扉とは別の道に進んでいきます。鉢合わせることだけは避けなくては。コレットさんの魔法には頼れない。武器も短剣だけ。

ルートも全然わかりませんが、ただひたすらに走って行きます。

 警備員やクオンのことも考えましたが、すぐに消え去ってルゥのことばかりぐるぐると思案します。

『絶対』とか『必ず』とか、そんな無責任なことは言えません。希望を与えて裏切りたくはない。

彼女はあの場所で絵本とともに生きている。だから、赤目を見ても何も驚かなかったし、魔族とも言わなかった。おそらく、彼女の中にその概念が存在しないのでしょう。

知らなければ求めない。身に染みて理解していることです。

『もしも』のことを考えて指切りができなかった愚かな私。

それでも助けたい気持ちはずっと心の中にある。作戦を立てないと。

閉じられた世界を開く方法を見つけなくてはいけません。

お読みいただきありがとうございました。

プリンセスに憧れる小さな少女、ルゥ。彼女の運命は一体。

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