登場人物紹介・その1
お待たせしました。
とにかくやたら数が多くて名前もややこしい登場人物を一覧にまとめました。
名前の後の数字は年齢です。
【クルゼライヒ伯爵家】
ゲルトルード/ルーディ(16)
クルゼライヒ伯爵家令嬢ゲルトルード・オルデベルグ。主人公。クルゼライヒ伯爵家の長女。クルゼライヒは爵位についた領地名で、姓はオルデベルグ。21世紀の日本からの転生者。王都中央学院1年生。あのゲス野郎こと前当主の死去にともない、伯爵位の継承権を持つ爵位持ち娘となった。おかげで、22歳までに結婚しないと爵位を失うという無理ゲーをしかけられている。前世の記憶を持つ中身が結構いいトシなので、脳内突っ込みが激しい。
コーデリア/リア(35)
クルゼライヒ伯爵家未亡人。主人公ゲルトルードのお母さま。地方貴族であるマールロウ男爵家出身。学院卒業後すぐに結婚させられて、ずっと籠の鳥状態に置かれていたため、貴族社会に疎いところがある。清楚で可憐な美貌の持ち主だが、本人は自分の容姿に興味がないらしい。天然っぽいのに意外とアクティブで、特技は荷馬車のコーナリング。
アデルリーナ/リーナ(10)
クルゼライヒ伯爵家の次女。ゲルトルードの妹で、コーデリアお母さまの娘。ゲルトルードに溺愛されている。本人もお姉さま大好きっ子。魔力がまだ発現していないことを気にするお年頃。
ナリッサ(20)
ナリッサ・ハーツェル。ゲルトルードの侍女。危ういところをゲルトルードに助けられ、生涯の忠誠を誓っている。ゲルトルードお嬢さま第一主義。赤毛でナイスバディのスーパー有能侍女だが、意外と不器用。クラウスとカールの姉。
ヨーゼフ(62)
ヨーゼフ・ラドウス。クルゼライヒ伯爵家の執事。ゲルトルードの父方の祖母であるベアトリスの引き立てにより、領主館の侍従から王都タウンハウスの執事になった。一度は下働きに落とされたがまた執事に戻った。ずっと、お母さまとゲルトルードたちの味方。
カール(12)
カール・ハーツェル。クルゼライヒ伯爵家の下働き。雑用はなんでもやってくれる便利屋さん。ナリッサとクラウスの弟。いまでもイケメンだが、さらにイケメンに育って従僕になってもらう予定。
マルゴ(51)
マルゴ・ラッハ。クルゼライヒ伯爵家の料理人。見た目は肝っ玉母さん。ゲルトルードがレシピを伝えれば、期待以上にとっても美味しく作り上げてくれるお料理の天才。息子のヘルマン(21)とフリッツ(20)はパン屋さんを経営。
ハンス(14)
ハンス・グレッセン。クルゼライヒ伯爵家の厩番で御者見習。最初は短期アルバイトでクルゼライヒ伯爵家にやってきて、その後正式採用に。シエラの弟。おやつもごはんも美味しくて毎日うれしい。
シエラ(17)
シエラ・グレッセン。クルゼライヒ伯爵家の侍女。お針子をしていたが、弟のハンスから話を聞いて、クルゼライヒ伯爵家の侍女になりたいと志願。お裁縫はもちろん、ドレスの着付けも髪を結うのも上手。
ロッタ(17)
ロッタ・ドルツェ。クルゼライヒ伯爵家の厨房下働きに入った女の子。丸顔でおさげ髪。マルゴと一緒にクルゼライヒ伯爵家に通うことになった。
フレデリーケ/リケ先生(21)
キッテンバウム宮廷伯爵家令嬢フレデリーケ。ゲルトルードの妹アデルリーナの家庭教師。キッテンバウム宮廷伯爵家の次女。領地のない宮廷伯家なので、姓のキッテンバウムにそのまま爵位がつく。すらっとした八頭身モデル体型なのにめっちゃ食べるお嬢さん。なんかよくわからないけど、包囲網の要らしい。
ベアトリス(故人)
クルゼライヒ伯爵家の先代未亡人。ゲルトルードの父方のお祖母さま。コーデリアお母さまにとって頼りになるお姑さんだったが、領地へと移動させられろくに連絡も取り合えないようにされてしまった。攻撃系固有魔力の持ち主で、軍属経験あり。
【エクシュタイン公爵家】
エクシュタイン公爵/ヴォルフ(28)
エクシュタイン公爵家当主ヴォルフガング・クランヴァルド。ゲルトルードはおっさん呼ばわりしてるけどまだ28歳。いつも眉間に縦ジワが寄っている。ゲルトルードのクルゼライヒ伯爵家から全財産をギャンブルで巻き上げた、と思われていたが、本人にそのつもりはなく、ゲルトルードの後見人になった。美味しいおやつに飢えている。いきなりゲルトルード商会を立ち上げさせたのも、美味しいおやつを常時供給させるためだと思われる。結構複雑な生い立ちで、実はいろいろと苦労してるらしい。シスコンは疑惑ではなく事実と認定。
アーティバルト/アーティ(28)
ゼルスターク子爵家令息アーティバルト・フォイズナー。エクシュタイン公爵さまの近侍。超イケメンだけどうさん臭そう。子爵家の男ばかり4人兄弟の次男。ヒューバルトの兄。エクシュタイン公爵さまとは学院時代の同級生。特殊な固有魔力を持っている。公爵さまの斜め後ろというポジションで、しょっちゅう肩をひくひくさせている。
【ゲルトルード商会】
エグムンド(41)
エグムンド・ベゼルバッハ。王都リンツデール商業ギルドの意匠登録部門部門長だったが、ゲルトルード商会の番頭さんへと華麗に転身。眼鏡をキラーンとしちゃう黒幕キャラ。ドレングラッド伯爵家嫡男という生まれだが、貴族位を国へ返上済み。既婚者で、平民の奥さんと娘が2人。激甘パパ。
ヒューバルト/ヒュー(27)
ゼルスターク子爵家令息ヒューバルト・フォイズナー。アーティバルトの弟で三男。次男のアーティバルトお兄ちゃんとは年子だけど、双子かと思われるほどそっくりな超イケメン。チャームポイントは右目下の小さな泣き黒子。フェロモンをダダ洩れ状態にできる。いろいろうさん臭いけどかなり有能。
クラウス(19)
クラウス・ハーツェル。商業ギルドの職員だったが、いろいろあってゲルトルード商会で丁稚奉公、ではなく商会員になった。さわやか眼鏡男子。ナリッサの弟でカールの兄。だんだん苦労人キャラになってきた気がする。
おじいちゃんのほうのゲンダッツ(68)
ジェイコブ・ゲンダッツ。弁護士。ゲルトルードの母方の祖父であるマールロウ男爵家前当主の顧問弁護士をしていた。弁護士業を引退していたが、ゲルトルードたちの窮地に信託金という飛び道具を持ってきてくれた。
若いほうのゲンダッツ(37)
ドルフ・ゲンダッツ。弁護士。おじいちゃんのほうのゲンダッツさんの養子になって弁護士事務所を引き継いだ。クルゼライヒ伯爵家の顧問弁護士でもある。幼い娘が1人いるシングルファーザー。
モリス(23)
モリス・ゴルドー。ヒューバルトが連れてきた料理人見習。クルゼライヒ伯爵家の厨房で、マルゴの下について修行中。結構有名な商家のお坊ちゃんらしい。
【ツェルニック商会】
ロベルト(27)
ロベルト・ツェルニック。ツェルニック商会の頭取で兄。宝飾品担当。クルゼライヒ伯爵家のオークションに参加していた。コーディネイトのときは靴とかアクセサリーとか小物を用意してくれる。キャラが濃い。
リヒャルト(25)
リヒャルト・ツェルニック。ツェルニック商会の副頭取で弟。服飾品担当。めちゃくちゃセンスがよくて、ゲルトルードに似合うドレスをガンガン用意してくれる。ドレスについて語り出すと止まらないので、よくロベルト兄に話をぶった切られる。キャラが濃い。
ベルタ(48)
ベルタ・ツェルニック。ツェルニック兄弟のお母さん。ツェルニック商会ではお針子頭をしている。ゲルトルードから教えてもらったコード刺繍にハマりまくって睡眠不足気味。キャラが濃い。
【ガルシュタット公爵家】
レオポルディーネ/レオ(35)
ガルシュタット公爵家夫人レオポルディーネ・クラムズウェル。エクシュタイン公爵さまの異母姉その2。異母姉その1であるベルゼルディーネ王妃殿下の妹。コーデリアお母さまとは学院時代からのお友だち。ボンキュッボンなゴージャス美人。宰相であるガルシュタット公爵家当主ゴドフリート(49)の後妻。年齢の離れた夫婦だが、夫婦仲は良好。異母弟であるエクシュタイン公爵さまともいろいろ張り合っちゃうほど仲良し。
リドフリート/リド/ヴェントリー伯爵(22)
ガルシュタット公爵家令息リドフリート・クラムズウェル。ガルシュタット公爵と先妻(故人)の間に生まれた嫡男。公爵家の長男なのに、現在はヴェントリー伯爵。ガルシュタット公爵家は爵位をいくつも持っていて(予備爵)、そのうちの伯爵位を継承している状態。ガルシュタット公爵家は領地も複数持っていて、伯爵位と一緒にヴェントリー領も継承したので領主でもある。ちなみに独身でまだ生家から独立していないため当主とは呼ばない。当主にはなっていないので、伯爵位を予備爵に戻して公爵位を継ぐことも可能。でも本人は拒否している。後妻であるレオさまの義理の息子。義理母レオさまとも、異母弟妹のジオちゃんハルトくんとも仲良し。自分が固有魔力を持たないことをすっごく気にしているらしい、ちょっと曲者キャラ。
ジオラディーネ/ジオ(10)
ガルシュタット公爵家令嬢ジオラディーネ・クラムズウェル。ガルシュタット公爵家の長女でレオさまの娘。エクシュタイン公爵さまの姪。リドさまの異母妹。ゲルトルードの妹アデルリーナの初めてのお友だち。ちょっとお姉さんぶってるところがかわいい。プリンの美味しさに心を奪われてしまった。
ハルトヴィッヒ/ハルト(8)
ガルシュタット公爵家令息ハルトヴィッヒ・クラムズウェル。ガルシュタット公爵家の次男でレオさまの息子。エクシュタイン公爵さまの甥。リドさまの異母弟。公爵さまにはかなりなついているらしい。マヨネーズのポテサラがお気に入り。
ファビエンヌ/ファビー先生(21)
ゲゼルゴッド宮廷伯爵家令嬢ファビエンヌ。ゲゼルゴッド宮廷伯家の長女。ジオちゃんの家庭教師。アデルリーナの家庭教師であるリケ先生とは、同じ宮廷伯家の娘で同い年という幼なじみ。美味しいものには目がないらしく、ゲルトルード商会店舗がオープンしたら通い詰めてしまいそうな自分が怖い。
ザビーネ(37)
ザビーネ・フェルシャー。レオさまの侍女。爵位も領地も持たない名誉貴族。ゲルトルード商会のカフェが開店することを心待ちにしてくれている。
クレメンス(33)
ダドリール騎士爵クレメンス。ハルトくんの侍従兼護衛。一代限りの爵位である騎士爵持ち。小柄だけど結構マッチョ。
【ホーフェンベルツ侯爵家】
メルグレーテ/メル(35)
ホーフェンベルツ侯爵家夫人メルグレーテ・ワーズブレナー。コーデリアお母さまとは学院時代からお友だち。凄腕の絵師らしい。侯爵位の継承権を持つ爵位持ち娘で、つい最近夫を離縁してホーフェンベルツ侯爵家から叩き出した。小柄でキュートな美人で、ときおりあざとさを発揮してくれるけど、中身は結構男前な気風のよさの持ち主。
ユベールハイス/ユベール/ホーフェンベルツ侯爵(15)
ホーフェンベルツ侯爵家当主ユベールハイス・ワーズブレナー。ホーフェンベルツ侯爵家の仮当主。18歳になって成人すると正式に爵位を継承する。メルさまの一人息子。宗教画に描かれている天使みたいなルックスの美少年侯爵さまだが、中身は結構黒そう。来春、王都中央学院に入学予定。王太子殿下の側近にも内定している。なぜかゲルトルードにロックオンしていて、学院の新入生歓迎舞踏会ではゲルトルードを最初のダンスの相手にする気満々。
マクシミリアン/マックス(27)
ノースバウアー子爵家令息マクシミリアン・モルドリッツ。ユベールくんの近侍。子爵家の次男で、ヒューバルトの学院時代の同級生。アーティバルトお兄ちゃんとも仲良しで、似た者近侍さん。よく肩をひくひくさせている。
ディアーナ(42)
ディアーナ・バルクス。メルさまの侍女。領地で代々ホーフェンベルツ侯爵家に仕えてきた平民の侍女さん。メルさまが王都のタウンハウスに連れてきた。おっとりとしたやさしそうな雰囲気の人。でも、怒らせるとめちゃくちゃ怖いらしい。
ベラ(44)
ベラ・レルヒ。ホーフェンベルツ侯爵家に仕える料理人。祖母の代から数えて3代目。領主館では先代料理人である父親について、ずっとメルグレーテお嬢さまとユベールハイス坊ちゃまのお食事を担当してきた。メルさまとユベールくんの王都移住にともなって、一緒に王都タウンハウスにやってきた。
ジルド(23)
ジルド・レルヒ。ホーフェンベルツ侯爵家の料理人見習。ベラの息子で、4代目の料理人になる予定。マヨネーズがあんまり美味しいので感激して、ユベールハイス坊ちゃまに勧めまくった張本人。
【レクスガルゼ王家】
ベルゼルディーネ/ベル/王妃殿下(37)
レクスガルゼ王国王妃ベルゼルディーネ・エシュテルヴァルド。エクシュタイン公爵さまの異母姉その1で、レオさまのお姉さま。某歌劇団男役のようなルックスで超カッコよく、みんなに慕われまくってるお姉さま。コーデリアお母さまの身の上もすごく心配してくれてたらしい。おやつも軽食も、全種類がっつり完食してくれちゃう男前っぷり。
トルデリーゼ/リゼ(24)
キッテンバウム宮廷伯爵家令嬢トルデリーゼ。キッテンバウム宮廷伯家の長女で、リケ先生のお姉さま。王妃ベルさま付き女官。いずれは王宮の女官長になるだろうと言われているほど有能で、ベルさまから頼りにされている。ちなみに、キッテンバウム宮廷伯家はリケ先生の下に弟が1人いる3人姉弟。
◆◆◆
国王陛下や王太子殿下、王女殿下と王子殿下も名前はすでに出てきましたが、実際にはまだ登場していないので割愛します。あと、アーティバルトとヒューバルトの弟である、精霊ちゃんことヴィールバルトもまだ登場してないので、今回は紹介なし。
一応、あのゲス野郎にも名前があるけど、いまんとこ必要がないので出してません。それから、ゲルトルードを妻にしてやろうとか抜かしてた勘違いクズ野郎のバウヘルム・ボーデルナッハ(棒出る菜っ葉)ってのもいましたが、コイツはまた出番あるかな?
って、ここまできてもいまだに主要キャラが全員出そろってない、というとんでもなく恐ろしい状態です(;^ω^)
まだこれから、ゲルトルードのお友だちも登場しますし、お婿さん候補も増えていきます。またキャラが増えてきたら、登場人物紹介その2を出します。どうかみなさま、気長にお付き合いくださいませ。