追放された救国の英雄だが、祖国に再び危機が訪れたので戻って来てくれと懇願された。正直今更遅すぎる。俺は大陸の辺境で、仲間とのんびり暮らす方が性に合ってるんだ。
俺が邪神王を討伐し、祖国を救ったのは一八歳の頃のことだった。
しかし英雄ってのは災難が追われると不要になるもんだ。
国内で民衆の絶大な人気を得ている俺を、当時の宰相はありもしない罪をでっち上げて追放しやがった。
以来、俺は大陸の辺境でのんびりと、畑仕事や漁の仕事、たまに魔物退治なんかをして過ごしている。
そうして十年が経ったある日、祖国からの使者が俺のもとにやって来た。
しかし英雄ってのは災難が追われると不要になるもんだ。
国内で民衆の絶大な人気を得ている俺を、当時の宰相はありもしない罪をでっち上げて追放しやがった。
以来、俺は大陸の辺境でのんびりと、畑仕事や漁の仕事、たまに魔物退治なんかをして過ごしている。
そうして十年が経ったある日、祖国からの使者が俺のもとにやって来た。
1 追放、そして辺境へ
2020/10/30 12:41
2 拒否、そして日常へ
2020/10/30 14:06
3 再会、そして討伐へ
2020/10/30 18:21
4 平穏、そして戦乱へ
2020/10/31 12:21
5 別離、そして喧噪へ
2020/10/31 18:27