4話
やっと更新致しました。亀の足よりも遅い次話投稿、本当にすみません。拙い文章に呆れず見守っていただけたら幸いです。
扉が開いて顔を上げると、目の前には整った顔立ちの美青年が立っていた。
青銀髪は窓から差し込む太陽に反射してキラキラと輝き、美麗な顔の造形に良い味を出している落ち着いた金眼には不思議な粒子が見える。
夕陽に照らされ反射している髪とは違い、こちらは発光しているようである。近くにいてようやく分かるという程に小さく弱い光ながらそれは、落ち着いた金色によく似合っていた。
仄かに光るその金眼に魅入っていると目の前の腹からグルルルッと盛大な音が聞こえた。
びっくりして顔を正面に戻すと再度音が聞こえてきた。
そして上からはボソッと「……おなかすいた。」の声が。
アルミリヤは気が抜けて溜息をつく。
「……お夕食、ご一緒にいかがですか?」と尋ねると青年は頷き、部屋に一歩足を踏み入れた。
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はぁ……。これは、どうするべきなのでしょうか。
青年を見てアルミリヤは悩む。
あれから、青年は一言も発さない。アルミリヤが机の上の食べ終わった食器類を片付け終わるのをひたすら待ち続けているのである。
青年は最初から異様であった。
目の前の小皿に取り分けた料理をひとしきり睨みつけ一口分を口にすると、突然カッと目を見開きアルミリヤが呆気にとられている間に怒涛の勢いで次々と大皿に盛り付けられた料理を消費していくのだ。
アルミリヤも自分の分まで食べられそうになり慌てて小皿に取り分け食べ進める。
自分の好物が食べる前に消えていく光景に絶望しながらまだ残っている物を食べる為に必死になって食らいついていった。
ドタバタとした食事も終わり机の上も綺麗にしたアルミリヤは一息をつくために椅子に座った。
青年も見続けていたアルミリヤが座ったためか一度目を閉じた。
そして、目を開けた次の瞬間、アルミリヤの首には短刀が添えられていた。
ヒクッと喉が鳴り一筋の玉粒が顳顬から滑り落ちて美青年は口を開いた。
「豪華なもてなし、感謝する。とても美味かった。
だが、回りくどいことは止めよう。単刀直入に問う、この森は、いやこの空間は何だ。」
ゴクリッと嚥下した唾の音が異様に辺りに響いていた。
ありがとうございました。次話も頑張って書きますので見ていただけると嬉しいです。