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200文字小説集 vol.2

かぼすと秋刀魚(200文字小説)

作者: 日下部良介

妻から連絡が入った。

「大分からカボスが段ボール一杯届いたよ!近所にお裾分けしてもいいかしら?」

「いいよ」

そっか、もうそんな季節か。秋刀魚でも買って帰るか!


「ただいま」

スーパーで買って来た秋刀魚を差し出した。

「あら!」

食卓の上には既に秋刀魚が…。

「ご近所にお裾分けしましょうか…」

まっ、いいか!

「焼酎。カボスで割るから」

バツの悪そうな妻の顔。

「どうした?」

「へへへへ、お裾分けし過ぎちゃってもう無いの」

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― 新着の感想 ―
[一言] 秋らしい話題ですね。 読んでいて、ほっこりします。 もう、そんな時期になったんですね。 今年も気が付けば、もう来年になっていそうな、そんな気がしました。 焼酎のカボス割り。 こたつにあたって…
[良い点] よくあることですね。 うっかり振る舞いすぎて、自分の取り分がなくなってしまった、なんて、両手の指では足りないくらいです。 でも、世間とは不思議なものです。 わらしべ長者のようなことになった…
[一言] 秋ですねー。 さんまも安くなってきましたし、そこに酸味と香りのあるカボス……良いですねぇ。 でも、手元になくなるくらいおすそ分けする奥さん……ちょっと抜けてる感じですが、いい人ですね。
2015/10/16 21:22 退会済み
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