愛(お)と、乙、音!!
自分の好きなもの、つめこみました!!よかったら読んでください!!
いつも通り、屋上の鍵を開けて、屋上に出る。
今頃、国語の先生が激怒しているだろう。
いすを並べて、寝ようと思っていすを並べようとしたけど、いつもとは違う音がして、ふと手を止めた。
この音を知っている。
思わず、その音がどこからきているか探してしまう。
…あった。
そこには、赤い髪をした女の子がいた。
その女の子はギターを弾いていた。
エレキギターだ。
アンプという、音を出す機械がないから、カシャカシャという音しか出ていなかったが、確かに弾いていた。
その女の子が、こっちに気づいた。
「…あんた、誰?」
それが初めて発した言葉だ。
鋭い目つきをしていたが、かなりの美少女だった。
とりあえず、自己紹介みたいなのをしといた。
「俺は、上村怜。2年B組」
「…ふーん」
それ以来何もしゃべらずに、ギターの音を合わせている。
何も言わないから、自分から名前を聞いた。
「名前は?」
「…恋」
「え?」
ちっさい声で、しかもギターの音を合わせながらそう言った。
「佐倉恋、1年B組」
1個したか…。
「…手、見せてください」
いきなりそんなことを言われた。
敬語は使うんだ。
よくわからなかったけど、両手見せた。
そのうちの左手を佐倉恋は見た。
「あなたも、弾いてるんですね」
「あなたじゃなくて、怜な」
「…怜先輩、ギター弾いてますよね?」
「うん、弾いてるよ」
「凄い弾いてるんですね」
「え?」
なんで分かったんだろう。
「指の先、指紋ないですから」
あぁ、なるほど。
俺もギターを弾いている。
ギターを弾いていると、指紋がだんだん消えていく。
だから左手を、見たのか。
そんなことを、思っていると、何故かギターを渡された。
「え?なに?」
「弾いてくれませんか?」
「え?」
「…あとで私も弾くので」
俺は、もう1度佐倉恋のギターが聞きたかったから、そのギターを手に取った。
どうでしょうかね?怜は金髪で黒縁をかけているイケメンって設定です。こういう男子大好きです!!