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▣葬憶隊名簿 & 音念図鑑③

照廈(てるいえ)

分類:上級以下の音念の排除および人命救助を使命とする通常班。

班色は赤、方角は南。



照廈(てるいえ)雀嗣(ワカシ)

班長。史上初にして唯一の二刀流。右顎から鼻梁と左頬にかけて大きな火傷痕がある。

くすんだ金髪(染めてる。地毛は濃茶)のセミロングのツーブロックにあやめ色の瞳。サングラスと髪型は日替わり。耳はピアスだらけで見てくれはヤンキー風、普段の言動もちゃらんぽらんだが、根は温和で真面目な二十四歳。

一人称はボク/ボクチン/ワカシくん等、気分や場面によって変わる(素はボク)。なお二人称や相手の呼び方も合わせて変わる(ナギサさん→ナギちゃん等)。


葬憶隊の装備を製造開発しているテルイエ技研を含む巨大企業『テルイエグループ』総帥の孫で、超がつく御曹司。本来は家業を継ぐはずだったが、母を喪った火災事故の遠因である父を嫌って独立を決意した。

葬憶隊に入ったのはナギサの勧め。彼女に認められたい一心で、十七のとき最年少で四ツ星を取得、二十二歳でこれまた最年少の班長に就任した。かなり努力家。

しかし普段は敢えてアホを演じているため、周りからは変人扱いされている。


顔の火傷をけっこう気にしており、目立たせまいとサングラスをかけ始める→(当時十二歳で礼儀正しいお坊っちゃまな彼には)似合わないとナギサに指摘される→髪型や言動をサングラスに寄せ始めて今の外見に至った。本人は適切なコーディネートだと思っている。

好きな人はナギサ。向こうの認識はともかく、本人は交際しているつもりである。なお「ナギちゃん結婚しよ~!」は挨拶の定型文であって本気で結婚したいのとはちょっと違う(少なくともナギサを照廈の家に入れるのは絶対にダメ)らしい。

モモスケは元同班の後輩であり、良き友人。まったく真逆の環境で育ったのがワカシにとっては助けになった(主に実家出て自活するさいに頼りまくった)。


・祓念刀の銘は右が『日申(ひもす)』、左が『山ノ梁(やまのうつはり)

・戦闘スタイルはゴリゴリのアタッカー。二刀流による手数の多さとリーチの広さがウリ。一応班長になってからはちゃんと周り見て部下に適切な指示を出さなきゃな~と思っているし、人材マネジメントの手法自体は父に教え込まれてる

 等級は昇級したので★★★★★

・趣味は家事全般 むろん実家では家政婦任せだったので「自分のことを自分でやるって楽しい」などと供述している



干野(ほしの)狐晴(コハル)

隊員。茶髪のおさげに白いラビットリボンがトレードマーク。制帽を被るときでもリボンはその上から装着する(つば飾りに差し込む形)。

目は銀色で一重の釣り眼。一人称はワタシ。けっこうプロポーションにも恵まれており、黙っていれば美人さん。一人称はワタシ。


基本的には常識人であり行儀もよく、普段はワカシのふざけた言動に振り回されたり呆れているツッコミ役。ワカシの要望「班名をチームレッドと称し、彼をリーダーと呼ぶこと」にも従ってくれているいい子。

しかし自分も匡辰(まさとき)のことになるとだいぶ見境を失うし、鳴虎には敵意マシマシで接してしまう一面も。

もとは閑静な住宅街に住む普通の女の子だったが、運悪く音念事件に巻き込まれ、そのさい現場処理を担当したのが椿吹(つばき)班だったらしい。つまり匡辰は彼女にとって恩人。なお匡辰自身は「普段どおりの仕事」だったので特に覚えていないもよう。


最近は新人のショータの扱いに手をこまねいている。もともと真面目な性格のため、なんだか言動が日に日にお母さんっぽくなってきた。「リーダーはあんまり頼りにならない」と思って自分一人で抱え込もうとしているきらいがある。

暑苦しい人(≒ゴリさん…)が苦手なのでナギサに指導を頼みがちだが、そのたびワカシが奇声を上げるので正直鬱陶しい。

ちなみに鳴虎を敵視してはいるが萩森班そのものには悪い感情はないので、蛍や時雨とは普通に接する。そして当の匡辰とは直接対面すると緊張してしまうので好意を伝えられない。


・祓念刀の銘は『天泣(てんきゅう)

・経験が浅いため戦闘スタイルなどと呼べるものはまだ確立していない。一応もう一年目はすぎているが、請け負っていたのが後始末や調査が主だったので。

 等級は★

・趣味はショッピング 服とかコスメとかスイーツとかが好きなふっつーの女の子だよ



半裂(はんざき)椒大(ショータ)

新人。まだ中学二年生。わりとかわいらしい顔立ちをしているが基本ぶすったれている。極めて態度がよろしくなく、愛想というものがまるでない。一人称はおれ。

緑がかった黒で右側の横髪だけ長いアシンメトリーヘア。眼は赤みの強い茶色。まだこれから成長期なので年相応の体格であり、全体的にコハルより一回り小さい。


まだ入りたてのためいろいろ不明。とにかく常に不機嫌で、何かにつけて「ウザい」「キモい」等の罵倒を口にしがち。小声なので本人としては独り言のつもりかもしれない。

ちなみにまだ声変わりはしていない。

両親は健在で、どうやら一般的なサラリーマン家庭らしいが、詳しいことは本人があまり話したがらない。というかコミュニケーション自体を拒みがち。


・ショータからの印象

ワカシ→何こいつ。見るからにヤバいじゃん。これが班長とか葬憶隊終わってんな。

コハル→他人だしそっちもヒラ隊員なのにいちいち口出ししてくんなよ。本当はどうでもいいくせに、どうせ点数稼ぎとかだろ。

ナギサ→指導員のくせにヒョロガリじゃん、と思って最初ナメてかかったらボコボコにされた(※訓練の範囲内)ので、以来逆らわないようにしている。

ゴリさん→暑苦しいうえ距離感近いのなんなん? 放っといてほしい。


・祓念刀の銘は『安口(あんこう)

・まだ荒削りすぎてスタイルとは呼べないが、ナギサ仕込みの攻撃的な太刀筋が目立つ。

 見習い隊員のため等級はまだない

・趣味はゲーム いくつかのソーシャルゲームをちまちまやり込んでいるが、本人曰くただの暇つぶし。課金はしてないらしい。




●音念図鑑


 今回は葬憶隊が遭遇した音念がいなかった……



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