52.お話
おはよう御座います。
更新が遅くなりすいません。
昨日、金曜日だからと夜更かししたのがいけなかった……
休日を満喫したいところですが休日出勤行ってきます…
次の日
「今日は自由な日になったけどとりあえずは」
そい1人呟いて家の外へ出た。
「最近は本当に特定の場所しか行ってなかったんだなー」
カミトは昨日の母の言葉を思い出していた。
外に出て神殿に向かっていると、久しぶりに見る景色に懐かしさすら感じていた。
今回のスタピードで何人か亡くなった方がいるようだったが、村人からの死人は出なかった。全員前線で戦っていた冒険者だった。
だからこそなのか、村の雰囲気は変化なく、戦いを乗り切った喜びの方が表に出ていて表情もどこか明るかった。
「約半年ぶりの神殿、神様怒ってないかな…」
また行くと言ってからだいぶ経ってしまっていた。
忘れていたわけではなく忙しくて行けなかったんだと自分に言い聞かせながら向かっていった。
「カリドさんこんにちは」
神殿の中に入るとカリドさんは礼拝堂の掃除をしていたが自分が入るときの音でいる口の方を見ていた。
「カミトくんこんにちは。この前の戦いでは活躍したみたいじゃないですか」
この前の戦いでは、この村から前線で戦った冒険者は限られているため、リンやカミトが戦っていたことは噂として広まっていた。
「そんなことないです。今日は最初にステータス見た部屋を使わせてもらいたくてきたんですが」
「ああ、あそこの部屋はメイルの間と言うんですよ。この国ではおそらく共通しているので覚えておくといいですよ。他の国では違うように呼んでいるところもあるので注意が必要ですが」
「わかりました。ではメイルの間にお願いします」
「わかりました」
そういうとカリドさんは体の向きを変えて、以前と同じように先頭を歩いて案内してくれた・
「では私はここで、仕事に戻るので終わったら声をかけてください」
「わかりました」
お礼を告げたあとカミトは扉の前に立ち一回深呼吸して扉に手を当てた」
ステータスが上がっているためか、以前に比べて扉が軽く感じた。
「よし、え」
部屋に入った瞬間、前にも感じた変な感じが全身を襲った。気がついた時には以前と同じように白い部屋…ではなかった。
「なんか以前よりもオシャレ空間ですね」
「そうでしょ。カミトくんがいた世界の部屋を参考に模様替えしたんだ」
以前と様変わりした洋風の部屋に驚いてしまった。だが神様の反応の声からは、半年来なかったことに対する怒りの感情はなかった。
「そんなことで怒るわけないじゃんか。それに半年しか経ってないんだからそもそもの話もうきてくれたのかって思ったほどだよ」
「そういえば神様には自分の考えていることが筒抜けでしたね。それでたった半年ですか」
「そりゃそうだよ。僕が何年生きていると思っているのさ。ああ、人間の命は一瞬だからそう考えてもおかしくないか」
そりゃそうだよ。神様は一体何年くらい生きているんだろうか。半年を一瞬に感じる年齢か…
「年はもう数えるのやめたからわからないや。それで今日来てくれたのは雑談するため?」
「そうだけど」
「そうなの!?もっとこうさあるんじゃないの世界の秘密とか、めちゃ強くしてほしいとかさ」
「え、くれるんですか」
「無理だけど」
「無理じゃないですか」
無理と言うために言ったのではないかと目が細くなってしまった。
そもそもこの世界に秘密なんてものはあるのかなと疑問に思った。前の世界では魔法もなかったし世界の秘密なんてものは存在しなかったしな。
「秘密なんてものはね。自分が知らなければ全て秘密なんだよ。知っていないことを知りたがるそれが冒険者だろ」
言っている意味はわかるような、わからないような。
「でもわからないことを知るための過程やそのための努力も大切だと思うんですよね」
「まあそう言う考えも一定数いるよね。どの部分を重要視するかじゃないかな」
「たとえばどうなんでしょう」
「もーなんか敬語ばっかり使ってつまんない。もっとフランクに行こうよ」
いやいや神様が何を言っているんだ。どう考えたら神様にフランクに接することができるんだよ。
あ、聞こえてるんだった。いやー神様に対して恐れ多いそんな軽く接するなんてできないですよ。
「カミトく〜ん誤魔化してもダメだよ。心の中のような感じまで行っちゃうとアレだけどそんな感じでいいからさ」
「本当にいいんですね。でも敬語なのは勘弁してください。これクセみたいなものなので」
「いいよいいよそんな感じで十分。次は僕のことを神様以外で呼ぶんだぞ」
神様がウインクをしながら指をさし宣言をしてきた。初めからあまり感じなかったが、自分が元々持っていた神様の厳格そうなイメージを返してほしい。
「それならメルさんはどうですか」
本当であれば様をつけるところであるが、フランクにと言うことなのでさんにさせてもらった。
「オッケーそれにしよう。たださんを取ってくれてもいいんだぜ」
「おいおいそうなるかもしれませんね。多分当分無さそうですが」
慣れない、目上の人は敬ってきたが見た目がなんとも幼すぎて同年代に見えてきてしまう。
「それで重要視の話だったね。結果までを大切にするのはいい。そこが最終目標に近ければ近いほどね。だけどそこが過程だったら?時間をかけたく無いのにかけたら意味がないじゃないか」
「でもぞれも必要なことでは」
「会社で例えるとしよう。会社を作りたいでもお金がないそんな時どうする?」
「お金を借りますね」
「ほら飛ばしてるじゃないか。一つ一つを大切にするなら会社を建てるための資金を自分で稼ぐよね。そうしないのは時間がもったいないから、どの人も大切にする部分と飛ばすところを選んでいるんだよ」
なるほど。知るのに時間がかかる。それを自分で解明するか、調べて解決するかってことか、友達に社長の息子がいたけど、考え方って僕とは違ったのはこう言うところの差異があったのだろう。
「そう言うことだね、でどうする?何かしようか」
「いえ折角いいスキルももらっているのでここからは自分で考えながらやってみようと思います」
「それはそれで楽しむ醍醐味だね。わかったよ。じゃあ今日はなんできたの?」
「前回またきてねと言われたので。来てみました」
そう言った瞬間に涙を流しながらメルさんは近寄ってきた。
「なんて嬉しいことを言ってくれるんだ。なら僕はいつも暇してるからいつでも来てくれよ」
「それは、仕事とかないんですか」
「もちろんあるよ。でも人間じゃないから1日単位の仕事なんてないんだよ。それともカミトくんは年単位でここにいてくれるのかい」
「それは無理です」
メルさんの思いがけない返答に即答してしまった。神様は数千年は生きているはずで半年もすぐと言っていたそこから考えると納得はできる。
それに付き合うことは無理だ。
「そういえばこの世界にいるときの時間の経過ってどうなっているんですか?」
「基本は同じように進んでいるけど、こっちに来た時間軸に飛ばすことはできるよ。ただ何か嫌なことが起こった時に戻してもらおうとするのはダメだよ。あくまでもこっちに来た瞬間に戻すだけ」
それはそうか、気に食わないことに対して巻き戻ることができればそれこそ僕にとって都合の良い世界になってしまう。それをさせないための注意なのだろう、しっかり覚えておく必要があるな。
「ここにいてトレーニングをした効果が反映させることはありますか」
「肉体が反映されることはないけど精神的なことなら可能だよ。」
「わかりました。必要な時にお願いするかもしれません」
「はいよ。それで今日はもう行っちゃうのかい」
「はいそろそろ行こうかなと思います」
「うんまた来てね」
「はい」
そう答えると手を振るメルさんが少しずつ歪んでいき気がついたらメイルの間に戻ってきていた。
「色々収穫はあったな。それじゃあ家に帰るか」
そのままカリドさんにあいさつをして家に帰ってきた。家にはまだ誰も帰ってきていなかった。
「まあ時間をもとに戻してもらっているから実際そんなにかかってないから仕方ないか」
今回のスタンピードの時にレベルも上がっているのでスキルも上げたかったのでちょうどよかった。ゆったりと休みながら考えようとカミトは自分の部屋に入って行った。
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