42.臨時パーティ
おはようございます。
いくつかの場所で電車の遅延等あったようですね。
朝からの雪は辛い。休みになればいいのにと思ってしまう。
または自分も魔法を使えたならば、寒さを緩和させるんだろうなとないものねだりを妄想しています。
今日も行くしかない仕事を頑張りましょう!!
「リードおはよう」
「アイクおはよう。早速討伐に行って欲しい」
次の日ギルドに行くと、リードからすぐに討伐に向かって欲しいと言われた。だが緊急性は特に無く昨日言っていたゴブリンキング周辺の上位種を減らすのが目的だそうだ。
「もちろんだ、リンとカミトはどうする。連れて行っていいのか」
「いや、今回は2人で速度重視で行ってもらいたい。だからリンとカミトには別行動をしてもらいたいと思っている」
「そこは安全か」
「ゴブリンキングがいる可能性がある今この状況で、このあたりに安全な場所なんてないさ」
冒険者になろうとしている時点で命の可能性があることはリンもカミトも理解している。それは両親も把握済みなのだがやはり危険とわかった今、安全な場所もしくは自分のそばにいて欲しいのだろう。
「お父さん僕もできる限り貢献したいんだ、それでリードさん僕とお姉ちゃんはどうすればいいの」
「あ、ああ、そうだな。2人にはDランクの冒険者達と一緒にゴブリンの討伐をして欲しいんだ」
「2人で討伐して回るの?」
「いや、今回たまたまこの村に寄っていたDランクのパーティと一緒に回って欲しい。“鋼の盾“来てくれ」
リードに“鋼の盾“と呼ばれた冒険者達4人のうち1人が依頼ボードから自分たちの方へと近づいてきた。
「紹介する。向こうにいるのと合わせて4人が“鋼の盾“のパーティーだ。オズ、自己紹介を頼む」
オズと呼ばれた冒険者が一歩前に出て話し始めた。
「俺が“鋼の盾“のリーダーをしているオズだ。Dランクで職業はタンクだ」
顔で見た年齢は若そうであったが、タンクをしているだけあって肩幅が広く筋肉もがっチルとしていた。
自己紹介をされたのに返答をしないわけにもいかず同じように返答した。
「僕はランクEの魔法使い、カミトです」
「私はリン、Dランクの剣士よ」
「よろしく、カミトくん、リンちゃんは家族でパーティーを組んでるんじゃないのかい」
自分の方が先に自己紹介をしたため自分の名前から呼ばれてしまった。ランクからどちらが年上かわかりそうなものだが最初に行った方が立場が上とかあるのだろうか…
「そこは俺から説明しよう。俺はBランクのアイクだよろしく」
「よろしくお願いします」
そこから父の説明が始まった。まずは家族の自己紹介をして、そこから自分が冒険者登録をして約半年でランクが上がったばかりであることや、初めのうちは自分で力を付けれらるようにしているという話わしていた。
「それで2人はどういう立ち位置で僕たちのパーティーに参加するのかな」
「両親が奥に当別へ行っている間、貴重な戦力を遊ばせておくのはもったいないが、2人で行動させるのもと思ってな、2人はゴブリンの上位種の討伐経験もある。足手まといにはならんはずだ」
リードさんが今回の2人の参加理由について話してくれた。
「そういうことなら、パーティーは組んだことあるのか」
「家族とでしか組んだことはないはずだ。そこんとこは教えてくれたらと思ってる」
「わかりました。ただ1人で突っ走るような真似をしたらフォローしきれないかもしれないのは了承してください」
「それはもちろんだ。ただうちの子に限ってそんなことをするとは思えんがね」
リードさんの受け答えに父も入りながら進んでいった。僕と姉は“鋼の盾“のパーティーに無事参加できそうだった。
「じゃあ俺とサラは先に行っている。リンとカミトはくれぐれも失礼のないようにな。色々学んできなさい」
「「はーい」」
父は一言言った後に母と一緒に冒険者ギルドを出ていった。出て行く途中依頼ボードの前で話していた“鋼の盾“の残りのメンバーに二言三言話していった。
「じゃあ仲間を紹介するからカミトくん、リンちゃんきてくれ」
「「はい」」
そう言って歩き始めた。それを2人で並んでついて行った。
「みんなお待たせ」
「おう、それでこの2人が?」
「そうだ今回一緒に討伐に行くカミトくんとリンちゃんだ」
「Dランクで剣士のリンです」
「Eランクで魔法使いのカミトです。お聞きしたいんですが、あいさつをする人の順番や内容の順番てあるのでしょうか」
カミトは、この機会にわからないことはどんどん聞いていくスタイルでいこうと思った。
「ああ、カミトくん基本的には立場の上の人から、あとは年功序列になるかな。はなす順番は特に決まりはないけど、ランク、職業、名前が一般的かな。あとは何が得意かとか追加する人はいるよ」
「ありがとうございます」
基本的に思っていたのと同じだった。そうであれば最初に勘違いさせてしまっている状態を訂正しなければいけない。
「それなら、お姉ちゃんの方が年上なんです」
「ああランクからそうじゃないかと思っていたんだがやっぱりか」
「ごめんなさい」
「別に話す順番を間違えたぐらいじゃあ何も起こらないよ。起こるとしたら自分のパーティーがギスギスする可能性があるってことかな」
妙に実感がこもっているような言い回しだったが触れないようにした。
「説明も終わったみたいだし自己紹介してもいいか」
「ああすまんすまん。いいよ」
僕とオズさんのやりとりをそばで見ていた3人の中から1人が話してきた。
「話を割ってすまんな。俺はランクC、剣士のミルバだよろしく」
ミルバさんがあいさつをすると残りの2人も続けてあいさつをした。
「俺は、Dランクのタンク、ガーランドだ。よろしく…」
「私は、Dランクの魔法使い、ルードです。よろしくお願いしますね」
1番ランクが高いのはCランクのミルバさんだった。もう1人のタンクガーランドさんは寡黙な感じが見てとれた。
パーティーとしてはバランスが取れていそうな感じだが、タンクが2人もいるのかという疑問がある。
「なんでタンクが2人なの?」
自分が疑問に思ったことを姉も思ったようで聞いていた。
「それはな、あと1人剣士が居るんだが、今は怪我をしてこの村の宿で休んでいる。復帰したら紹介するよ」
「ありがとうございます。それなら私がその剣士の人の代わりをすればいいわね」
「それで頼む、でカミトくんはなんの魔法を使えるんだい」
「僕は火魔法と風魔法が使えます。どんなものが使えるか言った方がいいですか」
「できる範囲でいい。奥の手や言えない魔法はあるものだからな」
魔法使いにとって、使える魔法は生命線になりうるため、連携を取るために最低限伝える必要があるが言わなかったところで責められるようなことにはならない。
「使える魔法は、ファイヤーボール、ウィンドボール、ウィンドサーチです」
「なるほど。どっちが得意なんだい」
「ファイヤーボールの方が得意です」
無難なところを伝えた。それにファイヤーボールがあればゴブリン程度普通に倒せるからだ。
「俺は水魔法と火魔法が使える。初級魔法はもちろんボムやキャノンまで使える。よく使うのはボムだな」
「キャノンはどんな魔法なんですか」
「キャノンは上級魔法でボムよりも爆発力、範囲が広い魔法だ」
自分のが覚えていない魔法に興味があったが、言っても大丈夫な魔法ということは基本的な魔法なのだろうなと思った。ただ中級のボムも自分はあまり使わないため、よく使う人の威力がどの程度あるのか気になった。
「基本的にはタンクである自分が前に出る、数が多くなったらガーランドが出るが基本的には魔法使い2人の防御を頼む」
「わかった」
「そしてミルバとリンちゃんは最初はリンちゃんが自由に動いてくれ、ミルバが補助だいいか」
「わかった」
「ルードとカミトくんは最初の一撃を交互に頼む」
「「わかった(はい)」」
オズさんが全員の配置を手早く指示をする。同行するのが剣士と魔法使いのためそこまで大きな変更をする必要もなかったのも要因かもしれない。
ともかく父と母に遅れて鋼の盾とリン、カミトの一行はギルドを出て森に向かったのだった。
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