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3.ステータス説明

2歳になり本来なら呂律があまり回らないところだがここは大人の経験があるカミト、意識して練習することでゆっくりではあるが話せるようになってきた。


「きょうはスキルについてしらべようか。ステータスのじょうしょうについてはスキルをみてからかんがえればいいしね」


カイトは1度上げてしまったステータスは元に戻せないことを知り、まずスキルについて調べることにしたのである。ようはビビったのである。


「えーっとスキルはっと…うわかなりのしゅるいがあるな。」


スキル選択の欄を見てみるとある程度の系統分けはされているが情報の量に圧倒されてしまった。


(魔法スキルは、火魔法、水魔法、風魔法、地魔法…物理スキルは、剣士、槍士、斧士、鎌士…生産スキルは、鍛冶士、採掘士、細工士、調合士…補助スキルなんて言うのもあるのか、筋力強化、瞬発強化、俊敏強化、聴覚強化…強化系も多かったが集中や命中、鑑定なんかもあるのか。)


基本的はゲームのようなスキルが多かった、選択できないスキルも多々あったがそれは上級や一定条件をクリアしなければ解放されないものであるらしかった。また獲得に必要なスキルポイントも1だけではなく2や3、大きいものだと10や20もかかるものもあった。


(スキル何を取ろうかな…自分がなりたい物を想像して専門職のようにするか、平均的にっとっていきオールマイティにいろいろなことをできるようにするか…どちらが良いのだろうか)


現実だからこその悩み、リセマラ、ふり直しなどのやり直しがきかないこの世界では1度振ってしまったらその型を貫き通すか捨てスキルとして放置し新しい構成を作っていくかしかない。


(急いで振るものでもないし、とりあえず詳細を読みながら考えるか…)


それから3歳の誕生日を迎え、言葉もある程度しゃべれるようになった頃、カイトは父と母に質問をしてみることにした。


「おとうさんおかあさん、スキルってなに?」


「「!!」」


「カイトどこでそのことを?」


「え?なんかステータスオープンっていったらひょうじされたからなんなのかなって」


「それを見たってことはこれから勉強させないとな」


「そうね」


スキルのことについて質問をしてみると驚きとともに質問がきた。ぼかしながらも説明をするとステータスのことについて教えてもらえそうな雰囲気になった。


「リンーー来なさーい」


父は姉であるリンも呼び隣同士に座らせると少しずつ説明を始めた。母はそのそばに座り、3人の様子を優しい目で見ていた。


「リンもこれから話すことをよく聞きなさい、理解ができるかはわからないが早めに伝えておいたほうがいいと思ってな。これから言うことを必ず守ってほしい。いいか?」


「「はい」」


「まずはステータスオープンと言ってごらん」


「「ステータスオープン」」


「わあ!!…びっくりした~カイトはおどろかないのね」


「まあぼくはみつけたからね」


「カイトずるい」


「そんなこといったってー」


「まあまあ2人とも落ち着いて」


初めて開き目の前にウィンドウが現れたであろうリンは驚きのあまり声をあげていた。カミトも驚いただろうと横見るとすまし顔であった。なんでびっくりしないのかと聞いたら知っていると言われ2度びっくりするとともにずるいと思い怒ってるぞと言わんばかりに詰め寄ってきた。


リンにずるいといわれたカイトであったがもう何十回も開いており慣れっこであったためどうしようもないのである。


「まずはもう1度ステータスオープンと言ってごらん」


「「ステータスオープン」」


「「え?!!」」


もう1度ステータスオープンと言ったところ急にリンの前に少し薄めの色味掛かったものが急に現れた。それはカイトにも同様のことが起こっているらしくリンも再度驚きの表情を見せていた。


「2回ステータスオープンということで相手にも見えるようになるんだ。ただし自分の大切な情報だから簡単に見せていいものではないんだ。信頼できる相手にしか見せてはいけないよ、もしも悪い人に見せた場合怖い目にあうこともあるんだ。いいね」


「「はい」」


「沢山の文字があるがその1番下にあるステータスポイントとスキルポイントというのが見えるよね。そのポイントは自分には見えるが他人からは見えないようになっている教えてくれ」


「ステータスポイントっていうのがね…えーっといくつ?」


「ちょっとここに書いてみてくれ」


「うん、こんな感じ」


「リンはステータスポイントが102、スキルポイントが23だね。最初にしてはいいポイントがもらえたみたいだね。それでカイトはどうかな?」


「えっとね。こう」


「カイトはステータスポイントが90のスキルポイントが20だねどちらもまあまあなステータスポイントがもらえているね。特にいいのがスキルポイントだ、最大値を引いていてすごいアドバンテージだ!」


自分で数字は言えるには言えるが姉であるリンがわからないのに自分がわかるのもおかしいと思い同じように書いて伝えることにした。

本来の数値で言ってもよかったのだが、もともとのポイントがMaxでもらえているのに加え、上乗せ分もあるため大事にならないように少し少なめの数値を伝えたがこの世界では一般的な数値であるようで一安心した。


「「そうなの?」」


「そうだぞー、続きを話すな。このポイントはとても大切なものなんだステータスポイントはその上の数値をあげてくれるもんなんだ。HPは体力で0になったら死んでしまうから気を付けるように、大けがをしたら0になる前に死ぬこともあるからここだけを見て判断もよくないからな。MPは魔法を使うときに使うんだ無くなったら魔法は打てなくなる時間とともに回復はするけど少しずつだな。1時間に10分の1くらいずつ回復していく。ステータスポイントで上げるときには、HPは100、MPは10上がるんだ。その他の項目は1ずつ上がるんだ、ここまでわかったかな?」


「はい」


「はいぃぃ」


カイト、リンの順番である。カイトはわかっていることも多く普通に聞けたが初めてのリンに取っては情報が多すぎたようで少し困ったような返事になっていた。


「あなたリンがちょっと無理そうよ休憩したらどう?」


「そうだな少し休憩にするか」


「わーい みずがほしーい」


「はいはい、少し待っててね」


休憩になると聞いてリンは元気になって水をもらいに行った。

そして途中休憩をは入れながら少しづつ話は進んでいった。


「……というのがステータスだ。ただSTRが100あるからと言ってすごい強いわけではない、しっかりと日々鍛えていかないとこの力にはならないんだ。鍛えているとそこの能力が伸びることもある、どちらにしろ鍛えないと意味はないということな。これから少しずつ鍛えていくからな。」


「はーい」


「おとーさん」


「どうしたカミト」


「いちばんつよくなったかどうやってわかるの?」


「それは測るものがあるのかお父さんにもわからないんだ。」


「そっか…」


「最後にスキルだがこれは自分の取りたいもの強くしたいものをあげていくのが一番だ、ただ1度振ったポイントは取り返しがつかないから注意が必要だな。まあギルドか神殿の特別な部屋でしか振ることはできないから勝手に振るような事態は心配していない。鍛えるのと一緒にこれも一緒に考えていこう。」


「「はーい」」


「おとうさんとおかあさんのステータスもみたいなー」


説明の最後にカイトは父、母のステータスを見てみたいとお願いしてみた。


「サラどうする?」


「見せてあげてもいいのではないかしら、これから考えていく一つになるかもしれないし」


「それもそうだなリン、カイトもう少し近寄ってきなさい。」


「わーい」



名前:アイク(25)

種族:人間

レベル:89

EXP:540/6000

HP :16800/16800

MP :110/110

STR :210

VIT :110

IMT :10

MND :100

DEX :150

AGI :170

LUK :10

スキル:剣士10、上級剣士10、

   :水魔法1、火魔法1

   :見切り10、切断強化10、HP増強7、威圧10、直感4

ユニーク:なし



名前:サラ(23)

種族:人間

レベル:80

EXP:335/6000

HP :7500/7500

MP :1560/2215

STR :130

VIT :80

IMT :210

MND :100

DEX :50

AGI :73

LUK :10

スキル:剣士10

   :風魔法6、火魔法10、水魔法4、光魔法7

   :多重詠唱4、詠唱省略5、MP増強10、HP増強5、INT増強5

ユニーク:なし



「どうだすごいだろ!お父さんとお母さんはこれでも上級冒険者の Aランクに近いとも言われてたんだ!」


「わぁーすごーーいすごーーい!!」


「す、すごいね」

(これはどうなんだろうか。すごいのかわからないな。ぱっと見ではあるがお父さんは剣士特化、お母さんは、魔法重視しながらのバランスタイプといったところかな)


カミトは洋治だった頃、やってきた多くにゲームは、攻撃力など数万に達するものも珍しくなかったためパッと見たところどう凄いのかがわからなかった。だがここは精神年齢大人なカイトはリンの褒める言葉に賛同をしたのだった。


初期に全項目+20がついているカミトは父と母のステータスを超えている部分もあった。そのことにこれからどうやって隠していこうかと考えていた。

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