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39.異変調査

おはようございます。

雪の予報でしたが降らず安心しています。

でも寒い。


修正が追いつかない。一区切りついたら少し時間をいただくかもしれません。


本日もありがとうございます

「お母さんお待たせ」


「大丈夫よ。始めましょうか」


「お願いします」


久しぶりの母からの手ほどきが始まった。


「魔法全てに魔力は含まれるわ、そしてその魔法が終わる契機が二つあるの。」


「うん」


「一つ目が、魔法に終了のタイミングを作った時。二つ目が、魔法に込めた魔力が終わった時よ」


「終了のタイミングって?」


「魔法の終了のタイミングとは、ファイヤーボールで例えると爆発や障害物に当たったら終了ということよ。」


魔法に関して発動したらそのままかと思ったが、終了のタイミングは自動で設定されているようだった。


「次の魔法に込めた魔力が終わった時の定義はなんなの」


「一つは時間、上昇系の魔法を使ったり、防御系の魔法を使ったりした時などに関係してくるわ。二つ目は、相手の魔法などと相殺して込められた魔力がなくなってしまった時よ」


「なるほど」


込められた魔法の魔力が終わった時のタイミングとは、魔力が切れた時と考えて良い。その切れたタイミングは考え方が沢山ある為、おそらくまだ確認されていないこともあるだろう。


「火魔法がそのまま残るのは?」


「火魔法が終わっても火という現象に、燃え移ったっていう結果まで消えるわけではないのよ」


魔法に関しての現象が伴う場合、魔力が切れても残るらしい。そうでなくては魔法で出した水を飲み水に使うことはできないのだから理屈はわかる。だが大規模魔法を使った時には

、大量の物体が発生するはずでその結果がどうなるのか気になるところである。


「なら、上級の魔法とか使ったら山とか増えるってこと」


「そういうことになるわ、だけど上級と言ってもそこまでの大きな効果が出るものはないわよ」


「そうなんだ」


いつか超級魔法というものは天変地異を起こすことができるという。その魔法を使ってみたいものだが、結果が残るのであればあまり頻繁には使うことはできないだろう。


「じゃあ感知の魔法について教えていくわ」


「はい」


「感知の魔法は、さっき説明した二つ目に関係してくるわ。範囲が広がっていくごとに使う魔力の量が増えるわ。その理由は、風が通った後に魔力を広げていくや障害物に魔力を停滞させるイメージを持つといいわ。」


「停滞?」


「うーん、全体に薄く伸ばすや広げるんだけど対象の物に魔力を停滞させることで濃度の違いや空白ができるからわかるのよ」


「へえー」


ソナーのような反射を使うのかと思ったら自分の魔力を感じることを利用して広げっぱなしでも感じることができるらしい。


「じゃあその辺を踏まえてやってみましょうか」


「はーい」


「詠唱は、風よ 広がり 動くものを知らせよ ウィンドサーチよ」


「わかった『風よ 広がり 動くものを知らせよ ウィンドサーチ』」


そういった瞬間、動いている物体の情報が頭へと流れ込んできた。虫や動物など全ての情報が。


「う、」


そう言ってカミトは頭を抱えながら座り込んだ。


「カミト大丈夫」


急に座り込んだカミトに対して心配になった姉が駆け寄ってきた。顔を覗き込むようにみて顔色などをみている。


「本当に大丈夫?少し顔色悪いわよ。何かあったの」


「だ、大丈夫、沢山の情報が入ってきて驚いたんだ。」


「カミト、あなた対象を何も考えなかったわね」


「痛い、対象って」


姉はすごい心配して声をかけてくれるのに対して、母は理由がわかっているかのように落ち着いて声をかけてきた。父も同様にニヤニヤしながらこちらを見ていた。


「動くものを対象にしたら、虫やその他の小さい生き物まで全て対象になるに決まってるでしょ。だからイメージで大きさを指定するのよ」


「そんなこと言ってくれなかったじゃないか」


「みんな通る道よ、それに小さい生き物まで探さないといけない時が来るかもしれないから経験は必要よ」


「うげー」


一生経験したくないものである。大きさの指定ということはおおよその目安を決めるとそれ以上の動いているものが対象になってくるのだろう。再度魔法を使った時にはこの村の人たちがどこにいるのか脳内に浮かび上がってきた。


「これって動いていなかったらどうなるの」


「反応しないわよ。だから絶対ではないということよ。ただ生き物であれば呼吸をしているから動きがあるけど反応しないのは無機物などよ」


どう見極めているのかわからないが木など風で動くものは魔法に反応されていなかった。この世界特有のルールがあるのだろう。


「でも感知についてわかった。お母さんありがとう」


「もう覚えてしまってお母さんはつまらないわ」


「そんなこと言わないでよ」


母は伝えるとすぐにできてしまうカミトに対して教えがいがないなと少しつまらなそうであった。


「そういえばお父さんはなんでここにいるの」


「な!どういうことだカミト。お父さんはいらないっているのか」


「ちがうちがう、昨日言っていた調査の方にいかないのかなって」


「そういうことか、何があるかわからないからサラと一緒に行くんだよ。でサラがここにいるってことは」


「ごめん、そういうことか」


父はカミトの言葉にかなり動揺していた。怒りよりも悲しみの方が優っていた様子だった。詳しく聞いていくと対処のために2人で対応するとのこと。よく考えれば当たり前のことであり、どんな状況になっているかわからない中、安全マージンを取らないわけにはいかないのだろう。


「お父さん、今日行かないのなら明日も森の奥に行ってはダメなの」


「とりあえずこの後一通り見てくる。それ次第かな」


「日が暮れない?」


「大丈夫さ。お父さんとお母さんはすごいんだぞ」


この後すぐに調査に行くらしかった。普通であれば調査というのは安全を確認するまで森に入れなくなると思うのだが、状況によっては僕達にも声がかかるということなのだろう。


「じゃカミトにも感知を教えたことだしアイク行きましょうか」


「そうだな。じゃあいい子で待っているんだぞ」


「「はーい」」


そう言って父と母は足早に森の方へと向かっていった。


「カミトこのあとどうするの。私は鍛錬するけど一緒にやらない」


「今回はやめとくよ。探知についてやりたいこともあるし」


「わかった。じゃまた後でね」


「うん」


姉は鍛錬するために訓練場の方へと向かって歩いて行った。

自分はその場に残り引き続き訓練を続けた。

そこでわかったことは、範囲を広げるごとに倍々に魔力を消費していくというこや、設定の仕方によって使用魔力が増減することだった。

基本的な範囲は自分を中心とした約50mの円が基本となっているようだった。


「「「ただいま」」」


父、母、姉と同じ時間に帰ってきた。姉が帰ってきている途中に、父と母が調査から帰ってきたらしい。調査の状況を聞きながら帰ってきていた。


「お姉ちゃんずるいよ。僕もどうだったか聞きたかったのに」


「後で話してあげるわよ」


「だって」


最近この体にも慣れてきたのか思考も年相応になってきた気がする。些細なことに感情が揺さぶられ始めていた。前世の知識は自然と考えの中に取り込んでいるのだが、また別の要因が働いているのだろうか。

姉の言葉にイラッとした感情が浮かんでしまっていた。


「はいはい。本当にお母さん後で教えてね」


「もちろんよ」


夕ご飯を食べながら今日の調査の内容を教えてくれた。

やはりゴブリンの数は増えているが上位種は見当たらなかったらしい。数時間見て回っただけだが100体を超えた数を倒したが根本の原因となることはわからない様子だった。


「じゃあ調査は継続ってこと」


「そうね、ただ明日からは、自警団も含めて戦える人が参加することになるわ」


「私たちは参加できるの」


戦える人が参加すると聞いて自分も参加できるのかとワクワクとした表情と声で母に顔を寄せていた。


「もちろん参加してもらうけど、無理はダメよ。後、ライトくんとミトちゃんは緊急の時に対処できない可能性があるからダメよ」


「わかった」


ライトとミトは実力不足ということで参加はダメとの判断だった。

ミトは母に教えてもらうために別行動になったのだが、それも一時休止になったがカミトと会うのが禁止なのは変わらないと言われたのだった。

お読みいただきありがとうございました。

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