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24.冒険者登録

2ヶ月が経ちいよいよミトの誕生日の日になった。

「「「ミトおめでとう(ございます)」」」


「みんなありがとう」


「これから神殿に行くの?」


「それがね、お父さんが張り切っちゃってもう行ってきたの。」


「そうなんだ、どんな感じにしたの?」


「えっとね…はい」


そう言いながらミトはステータス画面を見せてくれた。


名前:ミト(10)

種族:人間

レベル:4

EXP:800/1000

HP :1100/1100

MP :10/310

STR :10

VIT :20

IMT :30

MND :20

DEX :30

AGI :20

LUK :10

スキル:光魔法4(22)火魔法1(5)INT増強1(3)

ユニークなし


「ごめん、最初のスキルポイントがねあまりもらえなかったの…」


そうミトは寂しそうに呟いた。


「そんなの気にしなくて大丈夫だよ」


「そうよ、スキルポイントが足りなくて困るのはどのレベルも一緒だけど、スキルが足りなくて困るのは最初のうちよ。すぐにレベルをあげれば大丈夫よ」


「そうそう、気にしなくて大丈夫大丈夫」


「なんかライトが言うと軽く聞こえるからやめてくれない?」


「リン姉ちゃんそれはないよ」


僕や姉が慰めるようにいった言葉に被せるように言ったライトは、姉に一蹴されていた。


「ライトじゃないけどあまり重く考えない方がいいよ、冒険者になれないわけじゃないし一緒にやっていこうよ」


「カミトくんありがとう。でもお父さんたちに認めてもらえるかな。このステータスを見せた時もやめておけって念押しされたの」


「まだこの村から出るのに時間はあるから大丈夫だよ。」


「そうかなぁ」


「ミト、カミトの言う通りよちょっとだけ頑張ってみましょ。」


「そおそ、がんばろうぜ」


「ミトお姉ちゃん、カミトくん、ライトくん…じゃあ少し頑張ってみようかな」


そう言って少し消極的でありながらも少し前向きになリ始めたミトであった。


「よし前向きになったところで一緒に冒険者登録に行こう。」


「うん」


「それなら私も一緒に行くよ」


「俺も俺もー」


こうしてなんだかんだ言って4人全員で冒険者登録に行くことになった。


「ここが冒険者ギルドよ。」


「「ここが…」」


何度か前を通ることがあったが入ることは初めてであり荒くれ者がいる場所という概念が少しあるカミトはすくんでしまっているのだった。

ただ一つ言えることはこの村にそんな世紀末のような格好をした人はいないのである。本人は冒険者ギルドを前にしてすっかり忘れていた。


「なんだ中は普通か」


「カミトはなにを想像していたんだ?」


「世紀末?」


「せいきまつってなによ」


「な、なんでもないよ」


「みんなどうかしたの?」


「ミトなんでもないよ気にしなくていい」


ライトに聞かれた時に咄嗟に世紀末と答えてしままったので慌てて訂正したのだが、改めて思うと魔物はいる、戦争もある、無いのは核兵器だけじゃねと世紀末と言っても良いのではないかと考え直していた。


「よ、よし登録をしに行こうか。お姉ちゃんどうするの?」


「簡単よ、カウンターに行って用紙に記入するだけよ」


見てみるとギルドの中は意外に狭く右側にはボードが、正面にはカウンターがあった。カウンターには可愛い女の子が座ってこっちを見ていなかった。そもそも女の子自体が座っていなかった少しゴツいおじさんが座っていた。


「受付は女の子じゃ無いのか…」


「おいおい若い女の子がこんなむさっ苦しいところにいるかよ」


「え、でもお姉ちゃんみたいな人いますよね。お母さんも冒険者だし」


「ステータスがあるとは言え危険で臭く、汚い冒険者にならなくたって女の人は街や村の中での仕事はたくさんあるさ」


「それが受付なんじゃ…」


「こりゃ一本取られたぜ、確かにそうだ、はははは」


「でどう言うことなんですか」


「まあそれを言う前に、リサ、ライトはわかるがおまえさんと隣のお嬢さんは誰だい」


「すいません。僕はカミトと言います。よろしくお願いします。」


「私はミトです。よろしくお願いします。」


「そうかそうか。俺はリードだよろしくな。さっきの答えだが…みんな農民だからな家を手伝うってんでなかなか来ないのよ。待遇は悪く無いはずなんだがあまり応募に来ないんだ。大きな街とかに行けばいると思うぞ」


規模の大きい村とは言えないため、やることがおおよそ決まってきているだからこそ受付をやる余裕がないのだろうと言うことだった。


「そうなんですね。お疲れ様です」


「それが仕事だからいいさ。2人は冒険者登録に来たのか?」


「そうです。登録お願いします」


「一応聞いておくが活動はするのか?」


「活動をしない人もいるんですか」


「あぁいるぞ、10歳になった記念みたいに登録するんだ。ただ期間内に依頼はやらんといけないから失効してるやつもいるがなっとここに書くんだが字は読めるか」


「はい読めます。ただ紙があるんですね」


「貴重だが、冒険者登録をするのにしっかりと確認してもらわなくちゃいけないことや、言わなくちゃいけないことがあるからな。まず1番上の字が読めるか」


「冒険者登録用紙、ですよね」


「本当に大丈夫そうだな。よし書く前に少し注意事項を言うぞ。いいか」


「「はい」」


「冒険者は命を落とす可能性が高い、そして魔物の氾濫などが起きた場合、高ランクならば戦闘に、低ランクならば補助に強制的に入ってもらうこともある。危険だからといってすぐに逃げられないって事も理解してくれ。冒険者になるって言うのはそう言うことだそれでもいいねら書いてくれ。その覚悟が無いのなら書かなくていい紙が勿体無い。覚悟が決まったらまた来てくれ。」


「大丈夫です。書きます」


「私も、だ、大丈夫です」


リードさんは急に雰囲気を変えて話しかけてきた。圧のあるような話し方で覚悟のないものを拒むような話ぶりだが。カミトもリンも予めその覚悟をしてきていたためすぐに返答した。


「書く内容は、名前、年齢、職業、属性か…」


「何か質問があれば言ってくれよ」


「職業は何を書けばいいんですか」


「自分の適性や目指しているものなんかを書くといいぞ。だが突拍子もないものだと避けられる場合があるから気をつけろ。例えば剣士や魔法使い、タンクとかだな。


「そうか何にしようかな。」


「私は魔法使いにします」


「お姉ちゃんとライトは何にしたの」


「私は剣士よ」


「俺も剣士だぜ」


「どうしようかな」


本当は魔法使いでも良かった。しかし自分のスキルを考えるとこれから色々なスキルを取れるため一つの職にこだわる必要はないそのためカミトが考えた職業は


「よし決めた。探求者にする」


「探求者?どういう意味?」


「探し求めるって意味だな。自分の職業が定まっていないから探すのとやりたいことを見つけたいと思ってね


「そうなんだ。やりたいことないの」


「まずは家族との冒険だね」


「そうねそれが第一ね」


なんでもいいと言う事なので好きなものを付けさせてもらった。決まった時に変えればいいしダンジョン最深部や誰もまだ見たことがないであろう世界を見るのも良いな、案外いい職業にしたんじゃないかと思っていた。


「これで登録よしっと。じゃあこれを渡すな。無くしたら金貨5枚だから気をつけろよ」


「「はい」」


「他に聞きたいことはあるか?リンと一緒に来たってことはアイクやサラとも知り合いだろあいつらに聞いてもいいと思うけどな」


「僕は2人の息子です」


「そうだったのか。ま、そんなことで親に聞いてもいいんだぞ」


「多少は聞いていますが改めて確認しておきたいので聞いてもいいですか?」


「いいぞ」

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