表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

91/132

乙女の理想

久々の投稿。

連載再開です。

「ようやく来たのね。プリティローズマリー。」

ここはお城。黒いロングヘアに黒いワンピース姿のオリュガーナか玉座に座りローズマリーを出迎える。バレリーナのピンク色のクラシカルチュチュを着てる黄色いロングヘアはチュチュと同じピンク色の花の髪飾りで纏められている。

「オリュガーナ、なぜこのような事をするの?」

「あら?なぜって。まだ分からないの?私は貧しい農家の家に生まれた。貴族の娘達ドレスを着て華やかなお茶会は舞踏会をしていた時私達は汚い格好で土を耕し食べ物にも飢えていた。分かるか?」

「オリュガーナ、やれたらやり返す。それでは貴女のやっている事は貴女の憎む貴族達と一緒よ。私ならこうするわ。」

ローズマリーが髪飾りを外すとチュチュは長い丈のプリンセスラインのドレスになる。

髪飾りはステッキへと姿を替えオリュガーナを包み込む。

 


 昼休み。鈴は動画を見ながら1人昼食を取っている。

「福田さん、福田さん。」

鈴は同じクラスの西園寺に声をかけられイヤホンを外す。

「せっかくお昼一緒に食べようって言ったのにどうしてわざわざ1人になるのよ?」

「だって西園寺さん男子なんか連れてくるからよ。」

休み時間に誘われた時は西園寺と2人でだと思って承諾した。しかしなぜか机には男子もいた。

「ごめん、最初に言っておけば良かったね。」

「だからそういう事じゃなくて。」

鈴が言ってるのは相談なく男子を誘った事ではない。

「なんで男子と一緒にお昼ご飯食べなきゃいけないの?!」

「いいじゃない。それに中村君とかカッコいいし。」

中村君とは西園寺が一緒にお昼を食べた男子の1人だ。

「福田さんも誰かいないの?」

「いませんよ。」

鈴は西園寺に嫌みったらしく答えると教室を出ていく。





「福田さん、今日も来たわね。」

教室を出て鈴が向かったのは図書室だ。

「田中先生。」

鈴に話しかけてきたのは田中という図書委員の女性教師だ。鈴は図書室によく通ってるため田中先生に顔と名前を覚えられてしまった。

「今日は西園寺さんと一緒じゃないのね?」

2年生になってからは西園寺といる事が多く一緒に図書室に来る事もあった。 

「先生、あんな人知りません。」

「喧嘩?」

「違います。あの娘信じられないんです。私が男子嫌なの知っててお昼ご飯に男子を誘うんですよ。」

「うふふ。」

田中先生は笑っている。

「鈴ちゃんは女の子だけのがいい物ね。」

「当然です。だって男がいたら華やかじゃないもの。」

そう言って鈴は女性偉人のコーナーからマリー・アントワネットの本を取る。

「だってほら。」

鈴が頁を開き田中先生に見せる。貴婦人達のお茶会の場面だ。

「女性だけならこんなに素敵なのに。不思議だわ。どうして歴史の授業では男性ばかりで女性の事は習わないのかしら?」

「鈴ちゃんらしい意見ね。」

田中先生は鈴の話を聞いてくれる。


コトン


その時女性偉人の棚から一冊の本が落ちる。

鈴はその本を手に取る。表紙には軍服姿の人物の写真があった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ