告白
「好きな人はいるの?」
そう言った途端
目の前が揺れた
鼓動が早鐘のように打ち震える
つるべ落としの夕暮れ
校舎の裏
僕はひとり
彼女は友達とふたり
なぜだか友達の方が興奮気味
彼女は僕の目を見て言った
「いないけど」
けど、が気になるけど
隣の友達のランランした目線も
気になるけど
思い切って言った
「僕と付き合ってください」
友達が息を吸い込む
驚くのは君じゃないけど
「少し考えさせて」
「えぇー!?」
だから驚くのは君じゃないって
帰り道
冷たい風が気持ちよかった
言えて良かった
なんだかスッキリした
明日のことは考えずに
寝よう