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いのちの詩(仮題)

我を嘆く詩

作者: 浮き雲

自己憐憫というよりは、どうしようもない自分を楽しんでみる、そんな意図で書いています。



夢は(しぼ)みて、形なく 時は、流れに古ぼけて


愚痴の沈みて(つか)えれば 言葉は枯れて、花もなし




値踏めば、我に価値はなく 生きれば、いまを戸惑いて


昨日の花を懐かしみ 枯れたる今を捨てられず




古き井戸より汲み来たる 情けの水を、言の葉に


与えてみても、季違いの 無常の風に根枯れする




調べは肌に染み付きて 吐き捨つるごと出づるとも


()が魂を震わせる 言霊足らず、こだまする




可笑しきことは、言の葉を 伝えてみたき人のあり


浮かべる水が、浮草を 動かさぬよう願うこと




哀しきことは、言の葉の 伝えてみたき人の目に


触れることなく、浮草は 世情の波に消ゆること




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