つぶやき
こけた こけた 何がこけた 何にこけた 何でこけた
部屋の真ん中を眺めていた。
真ん中に立つ資格はあるのかと、
世には情報が渋滞している、この世で情報の中心は僕ではない。
いつも中心は僕の周りの他人だ。
自分至上主義なくせに自分が一番他人で傍観者でアンチだ。
目立つことも目立とうともしないくせに後で自分が自分を責める、
なぜそこで自分を出さないのかと、ではその自分ってあるの?と
そんなものはない。
これが僕だ、自己紹介する内容もない自己だ。
情報が重要視される世の中で情報が無いのはもはや存在価値が無いのか。
違うと言いたい、だが世に出た際に聞かれるのだ、
あなたって何者ですか?
何者かがわからない
それを見つけるために出た世で聞かれるのだ。
あなたって何者ですか?
他人の情報で埋められた自分だ。
それは自己ではない。
死ねば情報ができる、死んだという情報が。
ならそれまでに経験すべきことがあるのではないだろうか。
自分に躓いてこけるにはまだ早いだろう。
こけた先に待っているのは死なのだから。