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第八話 無人島ゲットだぜ

その後、宰相や大臣を含めて細かい部分まで話し合い色々と決まった。


・サンティアゴロ島の所有権はネッス


・サンティアゴロ島内で発見、または発掘したものの所有権もネッス。


・アセリア王国に属するがサンティアゴロ島内は特別自治区で島の運営に関する事はネッスが決定を下し決定権はネッスだが、その際は報告する義務あり


・税金などは免除する代わりに魔道具などの技術提供する。


・アセリア王国とサンティアゴロ島は不可侵条約を結び互いに侵攻、侵略を一切禁じる。


など大まかな内容を決めて

その後詳細を詰めて内容が確定したが

ネッスはなんとなくしか話を聞いていなかった。

話し合いの内容を録音し細かい内容把握はゼロに任せようとしていたからだ。


ネッスはイタリアのバチカン市国?いやフランスのモナコみたいなものだろうと理解していた。


後日王城にて

王女救出とSランクの魔物討伐の功績で

正式にサンティアゴロ島の所有権を得て


宰相の部下の人から作法を叩き込まれたおかげもあり式典は上手くいったが何人かの貴族は良い顔をしてなかった。しかしサンティアゴロ島の話が出てからはニヤニヤしていた。魔物だらけの島がなんたらと小声も聞こえたが



無事に無人島をゲットした。



式典終了後

いろいろな貴族や国の重鎮たちに挨拶を済ませ



王様から話があると城の一室に通され

待っていると



そこに王と第二王女とラファエル公爵家当主と令嬢が入ってくる。


「娘たちから直接お礼を言いたいと頼まれてな。改めて言わせてくれ。娘たちの命を救ってくれてありがとう。」


皆が頭を下げる。


「頭を上げて下さい。」


そこからは

王女と公爵令嬢からの質問攻めだった。


いろいろ聞かれてた末に

圧力に負けて

今度のお茶会に強制参加させられる事となった。


それからネッスは島の下見に向かった。


沖縄の離島くらいの大きさだろうか…

まあ10000人くらいは住めそうな大きさだな


島内の魔物の数を調べるため

感知魔法を使うと約3万もの反応があった。

その中でもとても強い反応が2つあった。


それと魔物ではない反応が10程度

人間もいるのだろうか?


まずは1番強い反応を示した場所まで飛びながら移動していたら先程の感知魔法を逆探知したのか、こちらに矢のような何かが飛んできた。ネッスは軽く避けたが、心の中で俺以外なら死んでるぞ。と呟いた。


強い反応を示した魔物の前にいくと大きな白い狼みたいな魔物がいた。


周りには魔物の死体の山がある。


「ワレニナンノヨウダ。ニンゲンノコドモヨ。」


「え!?喋れるの?あなたは狼ですか?犬ですか?」


「ワレハ、フェンリル。ニンゲンノコドモヨ。ハヤクタチサルガヨイ。ワレハコドモハ殺サヌ」


「もし良かったら友達になってよ。俺はこの島を治める事になったんだけど協力してもらえる?」


そこにもう1つの強い反応がこちらに近づいてきた。


「ワガオトウト、ヴィトリルダ。ワレラハコノシマノホコラニチカヅクニンゲンタオスシメイガアル。」


黒いフェンリルみたいな魔物が近づいてきた。


「コノ島ニ近付クナ。噛ミ殺スゾ。ガギガ。」


話し合いでは解決できそうにないな


「じゃあ俺が勝ったら言う事聞いてよ。」


そこからフェンリルとヴィトリルと戦って

数時間経った。


ネッスは普段20%しか力を出せないように

両手の親指以外の指に指輪型の魔道具をつけて

本気を出さないよう抑えている

魔力も指輪に吸われて体も重くなる負荷をかけてトレーニングしているのだ。


なかなか決着がつかないので

指輪を3つ外したら

あっさり決着がついた。



「ワレラニカテルモノヲホコラニツレテイク。ソシテワレラノアルジトシテミトメル。」




フェンリル達は祠を守っているみたいだけど

自分達を倒せるものが来た時は祠に連れて行くみたいだ。


祠に着くとエルフが10人いた。


先程の矢のようなものはこの人か?



ハイエルフの代表の

テランさんから詳しく話を聞くと

彼女たちはハイエルフというらしい

普通のエルフよりも知力と魔力に優れて

人間に比べて寿命がとても長いらしい。

テランさんは121歳らしい。

見た目はめちゃくちゃ若くて綺麗なのに

100以上年上とは…


先程の矢はホーリーって人が打ったらしい。

感知魔法の使い手らしく

逆感知して矢を打ったとのこと

ホーリーは男性でテランは女性だが

ハイエルフは皆、顔が美しくてパッと見じゃ男女の見分けがつかない。


そして、この祠には数百年前の勇者が魔王を倒した際に魔王の心臓部にあった黒珠という黒い水晶のようなものがあり勇者一行でも破壊する事ができず最終的にこの祠に封印したとの事。


勇者のパーティメンバーに魔法使いとして参加していた当時のハイエルフの王が封印をした。

フェンリルたちはその勇者に助けてもらった恩を返すために祠を守っているそうだ。



そのため封印が破られぬように

上書きで封印し続けているそうだ。


しかし、年々封印の結界が弱まり島全体を囲むように張られていたのだが、結界が祠の周辺500メートル程になった数十年前より黒珠を求めて各地から魔物が押し寄せるようになったが

そのたびにフェンリルたちが倒しているみたい。


しかし倒しても倒しても

魔物はどんどん増え続けいるらしい。



この島の魔物だらけな理由はこれが原因だったのか。


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― 新着の感想 ―
[一言] 更新が楽しみな作品! ここまで無双に無茶苦茶してたら 痛快ですね
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