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第四話 刺身が食べたい

王都に来て1年が経ち生活も慣れてきて

地下の秘密基地も相変わらずの魔改造が続き

地下15階になり

呼び方もラボになった。

地下5階とうちの家の地下を繋いだりした。

そして地下往復用の通路には

自転車を何台か置いてみた。

これが好評でサナとミナが地上にも持ち出したいって

言い出したので全員分は作るのが大変なので

5台作り共用とした。

毎日奪い合いらしい(笑)

両親用のも作らされた。

両親用の自転車はタイヤを太くして

魔力アシストをつけた。

そのため母さんが本気を出すと

馬車よりもスピードが出る。


ラボの存在を知るのは

両親、兄、サム、ウィル、サナ、ミナの7人だ。

7人にはカードキーを渡し

ラボの入り口にカードをかざしたら

カギが開くシステムにしている。

兄は学園の寮をちょくちょく抜け出し

寮からラボに自転車で来ていた。

兄はすでに学園での勉強はすべて終わってしまい

授業も全て知っている内容の為

学園長より出された特別な条件のテストを受け合格した為、卒業まで自由な登校を許されていたのだ。

ラボ内に兄用の研究室と部屋を作ったら

すごく喜んでいた。

ゼロとも仲良くしている。


ラボができた事で

色んな物が作れるようになった。

自転車もその一つだし

野菜と果物も育てている。


そして、王都に来て

ご飯も美味しいものが

たくさん食べれるようなった。


だが、この世界には

調味料が塩、砂糖、胡椒くらいしか無く

しかも砂糖は貴重なため庶民は

ほとんど食べたことはない。


こうなると前世の食事を思い出す…

そこで調味料を開発すべくゼロの知識を借り

ラボではオリーブからオリーブオイルを

大豆から醤油と味噌作りに成功した。


こうなったら次は醤油を使って

寿司とか刺身とか海鮮食べたいな

そんな事を考えるようになった。

王都でも魚は食えるが鮮度が悪く

火を通さないと腹を下すのだ…


サムに近くに海があるか聞いてみた。

『北東の方に馬車で2〜3日くらいの距離にありますが道中魔物が多いのとその海からすぐの距離に魔物だかけの島があります。ですのであまり近づく人はいませんが坊ちゃんなら大丈夫でしょうね。』


よし。海に行こう。


早速両親に許可を貰い

兄さんも誘ってみたが


兄さんは入学と同時に冒険者登録をしていたが

学業を優先させていたが

最近は冒険者の活動ばかりしていた。

冒険者としての依頼が入っているため

来れないらしい。


依頼が直接来るのは

Dランクからだが

兄はすでにCランクになっていた。


この頃になると兄が英雄の息子って事が

知れ渡り貴族から派閥に入ってくれと

頼まれていたのが派閥の長になってくれ

と相変わらず勧誘されているらしい。


海に行くのは

俺とサム、ウィルの3人だ。

両親に護衛をつけると言われたが

邪魔になるだけなので断った。


断るなら俺と勝負して決めようと

父さんに言われたので

勝負したがやはり父さんは強く

剣術だとなかなか決着がつかなかった

魔法使えば勝てそうだけど

ここで魔法使えば周りを巻き込みそうだしな

そんな事を考えていたら


サムが旦那様と互角の勝負をする方に護衛が必要ですか?の一言で護衛はなくなった。


海に行くのに楽しみな事が一つあった。

ラボで作ったキャンピングカーだ。


認識阻害の魔法をかけ

周りから見えないようにして

3人で車に乗り

王都の外まで転移する。


海までの道は

先にドローンを飛ばして確認している。

それでは出発だ。


久々の車の運転にテンションが上がる。

サムもウィルも

助手席に乗りたがり

結局助手席に2人座った。

キャンピングカーで広めに作っていたので

なんとか大人2人が入った


ナビからはゼロが話しかけてくる

そのまま38キロ真っ直ぐっす。

でも11キロ先から道が険しくなるので

そこは遠回りした方がいいっすね。

また近くになったら言うっすね。



ナビが地図モードになり前と後ろに複数つけている

カメラから外の様子がモニターにうつる。

エンジンをかけて出発する。

燃料は俺の魔力のため尽きることはない。


2時間くらい走り事前に決めていた

休憩地点についた。


ラボで作成したインスタントコーヒーを飲みながら

ケーキを食べる


俺たちの真似をしてウィルはコーヒーを飲んだが

苦そうな顔をしていたので

砂糖とミルクを入れカフェオレを

作ってあげた。


ウィルは気に入って3度目のおかわりを

しながら言った。


普通ここまで来るのに1日半くらい

かかりますよ。

揺れも少ないし

この椅子もお尻が痛くならないですし

ネッス様々ですよ。


それから1時間半程で

海についた。


そこには豪華な馬車と

大きなイカがいた。


ねえサムあれって狩りをしてるの?


いえ、クラーケンに襲われています。

あの家紋はラファエル公爵家のものと思われます。


父さんたちと敵対してる人?


いえ、違います。

この海を含めこの辺り一体を治めておられる方で

国の要人ですので

恩を売って損はないかと…


そっか!じゃあ行ってくるよ!


そう言うとネッスは浮遊してクラーケンの方に飛んで行った。






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