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地球外生命体が魔法を持ち込んだ世界線  作者: 月影魁斗
第一章:魔導大会編
1/36

Ep.1 Prologue

初めまして。作者の「ラント・ツキカゲ」といいます。

頭の中にあった物語を、文字にしたくて、初めて見ました。

私は、学生時代、文系科目がオール赤点だったのでしたww

ですので、「理系に優しい小説」を書けるのではと、思い、執筆に至りました。

まだ、拙い文章ですが、よろしくお願いします。

 25年前、1995年。

 地球外生命体がやってきた。

 彼らが持つ科学力は、人類の遥か上をいっており、さらには地球の言葉でいう「魔法」のような力を用いていた。

 人類は「魔法のような力を用いる種族」から彼らを「魔族(まぞく)」と名付け、人類史上最も脅威の生命とされた。

 絶体絶命の中、魔族か来たことに呼応するかのように、人類にも魔法を扱う者「覚醒者(かくせいしゃ)」が5人現れた。

 魔族に匹敵する力を持った彼らは、「伝説の5人(クインテット)」と呼ばれた。

 彼らの活躍もあって、魔族を撃退、人類の勝利に終わった。

 だが、激しい戦闘の余波が、地球を包むのであった……


――――――――――――――――――――――


「あー!勝てねぇっ!!」

「はっはっ!!まだお前には、負けねぇよ」

「くっそ!!」

「ま、だんだん動きがよくなってるし、いつか父さんも負けちゃうさ」

「ほんとに!?絶対父さんのような最強の魔導士になるよ!」

「よし、その意気だ!」


――――――――――――――――――――――



――――――――――――――――――――――


「いい?私とあなた、どっちが強くなるか勝負よ!」

「僕だって負けないよ!」


――――――――――――――――――――――



――――――――――――――――――――――


「特別な存在だろうと、俺らが仲良くなるのに関係ないだろ?これからよろしくな」

「・・・うん」


――――――――――――――――――――――



――――――――――――――――――――――


「僕がいつでも守ってあげる。幼なじみを守るのは男の義務だもん!」

「ふふ、ありがと、雷人くん」


――――――――――――――――――――――




「・・・夢か」

 懐かしい夢を見たな、と霧島雷人(きりしまらいと)は体を起こす。

 なぜ今更こんな夢を?と、少し考えると、意外とすぐ理由に気づく。

 今日は入学式。「魔法覚醒者専門高等学校」の入学式である。これはあくまで正式名称で、「覚醒者」という言葉は差別的だという観点から「魔法学校」と一般的には呼ばれている。

 そもそも、魔力に目覚める者が少ないので、一クラスのみの少人数制。しかも創立一年目で、先輩方はいない。超ラク。

「朝ごはん食べるのー?」

 と、母の声を聞いた雷人は、適当に返事をして、居間に降りていく。

「あれ?父さんと姉さんは?」

「父さんは、もう準備で学校に行ったよ?玲華は・・・知らないねぇ」

 ったくあの姉さん、自由すぎるんだよなぁ。まぁ、文句言ったところで、実力でねじ伏せられるか。俺もそれなりに強いほうだと思うんだけど、姉さんはホントに()()()()()()()()

「さっさと食べて学校向かいなさい?友達、待ってるよ?」

「わかってるよ、母さん」

 ・・・玄関に感じる3人の気配。まぁ、あいつらだろうなぁ。とか思いつつ準備を終え外に出る。





 玄関を出ると、

「雷人!!遅すぎ!!どんだけ待ったと思ってんのよ!?」

 ダークブラウンな姫カットで、小動物のような女の子が、ぴょんぴょん跳ねている。

「そうだよ?すっっっっごーーーく待ったんだよ?」

 セミロングのザ・美少女な女の子。頬膨らませてる。

「・・・数分でしょうに」

 長いストレートの髪で、眼鏡をかけてる文学少女が、ため息混じりに二人をなだめる。

 ・・・こいつら・・・と内心呆れてる。最強の魔導師になりたくて修行してるのに、周りは女の子ばかり。「覚醒者」は女性の方が多いのだけれど、こうも女の子ばかり俺の周りに集まるものだろうか。

 姫カットの少女、光井天音(みついあまね)は小学校から。ザ・美少女、剣梨絵(つるぎりえ)は幼馴染で小さいころからずっと一緒だ。少女、黒部月夜(くろべつくよ)は中学校から。彼女たちとは、腐れ縁である。

「とりあえず、行きながら話すぞー」

 ああ待ってーと、3人がついてくる。

 しばらく歩いた後、雷人が思い出したかのように尋ねた。

「そいやぁ、梨絵って実家のお仕事を継ぐんだって?」

「うん。私は魔力持ってないし、お店で働く方が、お父さんやお母さんも喜ぶもん」

 と、少し悲しそうな顔をして梨絵は語った。

 梨絵の実家はパン屋で、うちの家族も昔からお世話になっている。俺のおすすめはチョココロネ。梨絵もパン職人としての腕はたしかだ。

「さっすが梨絵ちゃん!梨絵ちゃんのパン、ほんとにおいしいもん!」

 天音、悪気はないだろうけど、励ましになってないよ。

「梨絵さんなら『魔力感知』と『魔力視』を持ってるんですから、頼めば入れたのでは?」

 月夜が雷人に尋ねる。

 「魔力感知(まりょくかんち)」は、魔導師ならば、たいてい所持している能力の一つだ。だが、「魔力視(まりょくし)」、魔力の流れを見ることができ、攻撃の予測や敵の位置などをより正確なものにするこの能力は、ごく一部の魔導師しか所持していない。

 「魔力感知」に関しては、魔力を持たない人間も所持している場合があるが、「魔力視」は聞いたことがない。日本ではおそらく梨絵だけだろう。

 幼馴染だし、父さんに頼めば、問題なく入れただろうけど・・・

「そうゆうの、梨絵嫌いだもんな」

「さっすが雷人!わかってるね」

 梨絵はどことなく嬉しそうに見える。昔剣道をやってたからなのか、ズルとか嫌いだからな。

「あ、でも!お昼になったら出来立てのパン、持っていくからね!」

 ・・・こっちのほうがいいかもって少し思ってしまった。




 梨絵と別れ、3人は、魔法学校へ向かっていつつ、他愛もない話をしていると、いつのまにか魔法学校にたどり着いた。

 見た感じどこにでもあるような学校なのだが…

「どうやら、魔法障壁(まほうしょうへき)が張られてるみたいね」

 月夜は冷静に語る。月夜は、「魔力感知」と「魔力視」も併せ持ち、彼らの中で群を抜いて鋭い。彼女が言うのだから、間違いないだろうと二人は納得した。

「魔法障壁?わざわざなんのために?」

 少し頭が鈍い天音は疑問に思い、二人に尋ねる。

「私たちの魔法によって、外部に影響がないようにするためでしょうね。被害が訴えられてしまえば、ひとたまりもないから」

「俺たちの魔力が外に漏れないように、ってのも考えられるけどな」

 まるで何かを隠すように…

 雷人がそう話すと、天音が

「隠す?私たちが強くなったらいけないのかな?」

 ひたすら強くなりたい天音からすると不満なのだろう。だが、人類は魔導士が強くなることを望まない。人類は、魔導師に対抗する術を持たないのだ。表ではニコニコしていても、裏はそう思っているものだ。

「ま、俺たちは勉学に励むのさ、()()のな」




 入学式が行われるのだが、一クラスしかないので、教室内で行われる。視聴覚室的な造りだ。

 そこそこ広めの教室に生徒十数人とその保護者が集まっている。

 そんな中、一人の教師が登壇する。

「どうも、皆さん。私は霧島魁(きりしまかい)。この学校の代表教諭。まぁ、校長先生のようなものです」

 周りの他の生徒や、保護者がかなりざわついている。雷人たちはさほど驚いた様子はない。

 伝説の5人(クインテット)と呼ばれる魔導師には、それぞれ通り名があり、それぞれ「雷獣(らいじゅう)」、「氷牙(ひょうが)」、「鷹目(たかのめ)」、「陽炎(かげろう)」、「賢者(けんじゃ)」と呼ばれている。

 25年前の戦いで、「賢者(けんじゃ)」は、奇しくも亡くなったのだが、他の4人は健在である。

 霧島魁は、「雷獣(らいじゅう)」と呼ばれる魔導師であり、霧島雷人の父親である。

いかがでしたか?

最初から情報多すぎですねww

ちゃんとまとめたものを作成します。投稿できるか分かりませんが(;´∀`)

もし、質問、おかしな点、アドバイス等ございましたら、ぜひ言ってください!

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