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ギュゼル　その１

　同じく『魔王子は～』のキャラクターです。タイトルが長くて面倒くさいので『まお×きし』と略します。略しすぎると『×』の記号すら無くなります。思い入れのあるタイトルで、ヒロインそのままで相手役を入れ替えた作品を作るときのためにサブタイトルで『～炎の魔女～』と付けています。

　この子はヒロインのルベリアが仕えるロイヤルファミリーの末の姫です。名前はギュゼル。

　髪の色や目の色が遺伝ではなく本人の特質に左右されるという難儀な世界のため、腹違いの兄姉と同じ物を受け継いではいません。腹違いの姉のセリーヌが薄い金髪だったりしますが、やはり似てはいません。

　横顔。十歳の女の子なので、もう少し丸くしてもよかったかなぁと思います。宝石と瞳の部分はとても気に入っていますが、他は……まぁ、うん。

　ドレスはですね、改まった場なのでクラシカルにあえて色を抑えております。彼女の年齢で髪を結い上げるのは許されていないので、物語序盤の華やかなパーティーではないです。描いた意味とは。

『ギュゼル／水彩』2016.05.25