ルベリア その1
なろうで連載を始めたとき、最初の長期連載である『魔王子は女騎士の腕の中で微睡む』についてはコンセプトとして女性のライト層向けをイメージしていました。そのため、イラストがついていた方が読んでもらえるかと思い、このシリーズのキャラクターを描いていくことにしました。
長らく筆を置いていたわりに練習なしに挑戦する当たり無謀というか、考えなしだなぁと自分で思います。しかもずっと使ってきたサクラ絵具じゃなく、適当にその辺にあったやつを使いました。おかげで色がひどい酷い……。
私の色塗りは、乾いた水彩絵の具を水で溶いて使う方法です。
これはいつもの塗り方でなく、生の(?)絵具をパレットに開けました。
普通、画用紙は「水張り」と言って一度紙に水を含ませてマスキングテープで留めて乾かしてから使うんです。面倒ですね。一番いいやつを使ったので、水張りしなくてもこの塗り方に耐えられています。
服と顔にムラがあるのと、髪型に少し不満があります。服のデザインにセンスがないので、今はまた別のデザインを考えています。でっかい紙だったのに何も考えずに紙いっぱいに描いたのでスキャナーに入らず、また、ハサミで限界まで切ったのにA4ファイルに収まらないという悲しい思い出があります。(ちなみに別の作品でも後に同じことをしています……)
ヒロインのイケメン女騎士ルベリア。
髪の塗り、瞳の綺麗さが気に入っています。
白のハイライトを入れるのがとても苦手なので、瞳のハイライトは白ではありません。薄く赤になっているんです。それも気に入っています。
『ルベリア/水彩』2016.05.25