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第1話「魔法使いと吸血鬼の闘い」

 僕は朝目覚める。

 朝食をリビングで食べ、そして制服に着替える。高校にこれから通わなければならない。


 部屋の中で制服に袖を通す。

 ふと玲奈のことを思い出した。

 玲奈は知っているのかな。

 僕がこうやって部屋の中で君のことを思っていることを。


 僕は制服を着た後にリビングに降りる。

 リビングには母親がいた。


「おはよう」


「おはよう」と僕は返事を返した。


 洗面台へ行って顔を洗う。

 顔を洗う時、ふと目に水が少し入ったが僕は気にもしない。目がしみる。

 学校へこれから通わなければならないと僕は思った。

 友人関係やそして玲奈のことを考える。

 僕は魔法使いだった。

 玲奈を含めこの世界の人間たちは常にこの世界にひっそりと住む吸血鬼に狙われている。




 魔法使いと吸血鬼の戦争は千年以上続いた。

 その間に多くの人間たちは何も知らずに生きていた。

 魔法使いは人間を守り、吸血鬼は人間を殺す。

 人間を守る魔法使いは優しさから、人間を殺す吸血鬼は生きるためにそれを行っていた。

 吸血鬼は人を殺し血を吸って生きるのだ。

 魔法使いは、与えられた能力から吸血鬼と敵対していた。

 吸血鬼も同じだった。吸血鬼にとっては魔法使いはただの邪魔者に過ぎない。

 時に僕らは人間を守り、同時に吸血鬼を殺す。


 吸血鬼は常に人間界に潜んでいる。魔法使いと吸血鬼は切っても切れない関係にある。

 魔法使いが吸血鬼を殺すこともあるし、吸血鬼が僕ら魔法使いを殺すこともあった。

 そして人間の玲奈は常にその美しさから吸血鬼に目をつけられやすい。


 だから僕は君のことを守ろうとしていた。

 そして最後に吸血鬼に君が凄惨に殺されるのを僕は見てしまった。


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