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Turn 3 シチュエーション
幻想的な世界観が一面に散らばる家の外は、どこか、SFチックな世界と融合した街並みへと変貌していた。
ドスンと落ちた、クーロンとキャルが目の前にいるのを発見した山木武志は、何事かと思ったようである。
「これは?」
「いたた、キャルさん無事でありますか? 宇宙の悪の女王なんかに負けてしまって。あんな冷徹なやつにやられるなんて、信じられません」
クーロンがキャルを起こすと、目の前に山木が立っていたので、敵か味方か判断するのに迷ったようである。
「あなたは? もしかすると、異世界人か」
山木が宇宙人を見た感想を伝えると、キャルがクーロンに向かって手出しは無用と話す。何が起こったのか知らない山木に対して、キャルは事情を説明するのであった。
宇宙の勢力下が、悪の闇に包まれたことを知る山木であったが、追跡者がやってくるのをここで把握するのである。