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花びらのたより  作者: 白百合三咲
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プロローグ

こちらの作品は処女作「紅薔薇に秘めた想い」スピンオフ作品です。

こちら単品でもストーリーは理解できますが、本編もお読みくださるとより楽しめます。


https://ncode.syosetu.com/n7073ha/



昭和16年 

 琴葉は女学校から帰ると自宅のポストの中を見る。中には白い封筒があった。宛名には琴葉の名前と住所が書かれていた。

「私に?一体誰からかしら?」 

裏を見るが差出人の名前は書かれていなかった。その代わりに封筒の開け口の部分に薔薇の花びらが貼られていた。

「お嬢様。お帰りなさいませ。」

庭の掃除をしている女中が声をかけてきた。

「只今。」

「お嬢様、そちらはどなたからのお手紙ですか?」

女中は琴葉が手にした封筒に気づく。

「それが差出人が書かれていないの。」

「差出人不明の手紙なんて気味が悪い。開け口の薔薇の花びらはロマンチックですけど。」  


薔薇の花びら。琴葉はそれに心当たりがあった。

「もしかしたら!!」

「お嬢様?!どうされました?!」

琴葉は女中が声をかけるも耳を貸さずに2階の自分の部屋に戻っていく。2階に誰もいないことを確認し扉を閉めると封筒を開ける。

手紙の文面の最後に書かれた日付と差出人の名前があった。


昭和16年9月5日 川島芳子


「芳子様、やっぱり芳子様だったのね。」

琴葉ちゃんと芳子様久々に書けて楽しかったです。

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