花びらのたより
昭和16年9月。
園寺琴葉の元に一通の手紙が届いた。差出人の名前は書かれていない。代わりに薔薇の花びらが封筒の開封口に貼られていた。
「お嬢様、差出人のない手紙なんて気味が悪いわ。薔薇の花びらはロマンチックですけど。」
女中の一言で琴葉は差出人に心当たりがあった。
男装の麗人川島芳子と日本人女学生の一時の百合。
この作品はフィクションですが、ヒロインの琴葉にはモデルがいます。ただし名前、年齢、所在地は脚色してます。
園寺琴葉の元に一通の手紙が届いた。差出人の名前は書かれていない。代わりに薔薇の花びらが封筒の開封口に貼られていた。
「お嬢様、差出人のない手紙なんて気味が悪いわ。薔薇の花びらはロマンチックですけど。」
女中の一言で琴葉は差出人に心当たりがあった。
男装の麗人川島芳子と日本人女学生の一時の百合。
この作品はフィクションですが、ヒロインの琴葉にはモデルがいます。ただし名前、年齢、所在地は脚色してます。