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6.回復魔法使い達は諦めない
図書室に籠る女性が二人、アベイトとアレイである。
戦争で救えなかったものがいたという事実が、心残りなのだ。
回復魔法は対象が一人しかいない。籠っている理由は、広範囲の複数人に回復魔法をかけられるようにするためである。
「アベイト! 広い所に行こう。実践しよう!」
「よし、行こう!」
少し小高い丘に着くと、アベイトは魔法陣を広げていく。
「おぉ、広がっていく! イケる? イケる?」
「私を舐めないでよ~」
魔法陣が光り始める。
「何これ?」
「さぁ?」
「あ、これ、まず……」
そして、魔法陣が爆発した。
「あてて、まさか爆発するなんて」
「あいたたた、誰もいなくてよかったね」
その時、二人の襟首が掴まれる。
「え?」
「はえ?」
掴んだ主はペルソナ。ところどころに泥土が付いているのは爆発の影響か。
その奥でくるくると目を回している女性三人。
どうやらペルソナの怒りを買ったようだ。
それでも回復師達は新魔法開発を諦めない。




