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1.仮面の剥げる少年
「ペルソナって今何歳なの?」
戦いが終わって一年が過ぎようかという頃、エスキモーが話題を振ってきた。
「……十六?」
「「ッ!?」」
「キャニバルは今三十……」
「ほぅわ! 待て待て待て!」
キャニバルが割って入ってきた。
「言うな!」
「三十幾つでも」
「ほぼ倍」
カプリースが慄く。
「ま、まぁ、そういう夫婦だっているもんね」
女性二人をキャニバルは睨むが、ペルソナはどうすればいいのか分からない。
「じゃあ、ホーリーは享年何歳なのさ。分かんないから墓石が彫り終わらないよ」
「墓石なんて掘ってたんだ」
「まあね」
「享年、二十四かな?」
「お付き合いの経験は~?」
何か質問責めが始まりそうな気がするが、気にしたら負けかな。
「ホーリーの時もペルソナの時もないよ」
俺の予想は当たった。この質問をきっかけにして、カプリースの質問責めが始まった。何と二時間半も。こんな長時間にも及ぶなんて思っていなかった。やっぱり気にすべきだった。
あー、俺の仮面が剥がされていく。




