引きニートと聖女の後日譚及び蛇足の設定説明
聖女に引きニートが取り憑いた話の続き?です。
前作読まないと何のことやらだと思います。
聖女視点から始めましたが、途中から変更。
理由はお察しw。
設定の甘いところは寛大な心でお願いします。
私は聖女。
名前は秘されております。
生まれた時に付けてもらった名は、聖女就任とともに、捨て去る事になりました。
代わりに、女神様から頂いた聖名がありますが、私と女神様しか知りません。
これは、魔族からの呪いの対抗策で、王侯貴族も真名は秘され、通常名乗るものは別になります。
名を知らなくとも、呪いは掛けられますが、多大な手間が掛かる上、抗う意志の強い者には難しくなるようです。
通常名乗る名も聖女は世界に一人の為、必要がないとの事。
恐れ多くも、同じ意味で女神様にも名を称える事はありません。
聖女に関しては、権威付けの意味合いもあるかも知れませんが…。
…失礼致しました。
いけませんね、
皮肉なものの見方は、あの方の影響かも知れません。
とある事情で、ひきk…お暇を頂いておりましたが、この度聖女のお務めに復帰することになりました。
周りに多大なご心配とご迷惑を掛けてしまいましたが、幸いなことに、この機会に異なる世界の知見を得る事が出来たのです。
私は衝撃を受けました。
異なる世界の常識に触れる事で、視野が広がり、
女性は良いところに嫁ぐ事が最大の幸せという価値観から脱却出来ました。
そして、なんと男性を必要としない同性愛、百合というものも知ったのです。
そこで、復帰後、聖女としてのお役目をきちんと果たす事を誓った上で、生涯独身宣言を行いました。
勿論、女神様からの了承は事前に頂いております。
そして、周りの方々の反応についてお話しする前に、
少しここで聖女にまつわる事情の説明を致しましょう。
ここからは、あの方こと、オタクのオッサンである俺から説明をするぞ。
決して、聖女の丁寧な言葉使いの表現に疲れた訳じゃないぜw。
ちなみに、あの方なんて、誰のことかと思ったし、むず痒い思いだよね。
聖女の世代交代は女神様の温情。
過去の聖女が訴えて叶えてもらった。
護衛騎士と結ばれる事が多い。
聖女は世襲ではない。
血縁関係もない。
ただ、聖女の系譜から出易い傾向がある。頻繁にではない。
今代聖女も、辿ればその系譜。ただし、商家出身。
聖女と結ばれると貴重なスキルを得られる可能性がある。
(クズ男が襲った理由の一つ)
だから、王子の打算で配下のイケメンを護衛にしてた。
自分もアピールしてた。
しかし、今代の聖女は
男はノー。
実は、聖女は女神にお願いして、
スキル《イケメン拒否》を進化させ、《迫ってくる男は断固拒否》に変更。
イケメン基準と同じで、迫っているかどうかは聖女が決めるので、男性は怖くて中々近付けない。
女性か、オネェ(本来はこの世界ではいなかったが、異世界の…お察し)、宦官(一部をチョンパした人)が、護衛及び話し相手。
過去に聖女殺しで女神の怒りを買ったので、暗殺して排除は無理。
無理矢理ピーは、そういうプレイが好きな過去聖女がいた為、女神が判断出来ないから、スルー。(今代の聖女には無理)
よって現状、老衰で亡くなるまでは聖女の世代交代は不可能に。(事故死、病死は女神の加護で不可。自死は宗教的に認められていない為不可。)
周りは慌てたが、聖女としての力は膨大な為、仕方ないという声と逆に良かったのではという意見も。
周りが許すかは状況次第だが、聖女が生涯独身を宣言した過去の事例あり。
オッサンが居なくなって、魔物を麻痺だけさせる力は失ったが、スキルとして確立された《水虫治療》と《毛根再生》は使えた。
その事も今代聖女支持に案外大きく影響。
というわけで、無事聖女は思う通りの平穏な生活を手に入れたとさ。
チャンチャンw。
後は落ち人についてと魔族について投稿出来たらと思ってます。