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妄想★マテリアライゼーション!  作者: 0024
第一部 妄想癖と幻想具現化
15/48

ネカフェって何?

「ゲームってこれ?」

「そう。据え置き機でネットに繋がないタイプだから、TVが映りさえすればこっちでもプレイできるんだけど……電気とか、規格とか、色々ハードルはあるよなあ。説明書や攻略本なんて今時持ってないから、挿絵付きの説明もないし……」


 せっかくゲーム内の中級以上、上級以下くらいの制作難易度低めにできそうな武器の説明のために日本から持ち帰ってはきたものの、やはり電波も電気も通っていない異世界でゲームをプレイするのは無理がある。

 こんな事なら逆にマゴリアと半日だけ日本に帰ってゲームを遊んでイメージして貰った方が良かったかな。

 とはいえ、日本の自宅はもう契約解除したし、戻りたい気持ちが殆どないので、今さら後の祭りではある。


「もう一度ゲート開いて戻るなんてのも流石にできないだろ?」

「出来るけど」

「出来るのかよ!」

「でも、アンタそもそも今言ったけど、借宿捨ててきたんでしょ?話聞く限り、戻っても行くあてないじゃない」

「そうなんだよな」


 アパートの契約解除はどちらかというと万一戻った場合の家賃滞納が嫌だったからなんだが、こうなると軽率だったかなとも思う。


「仮に戻ってもバイト探しからしないと新たなアパート借りるとかも難しい」

「あっちに家を持つ必要性はないと思うけどねえ……なんか、適当な場所でプレイって出来ないの?」


 と、マゴリアの質問を受けてふと思いつく。


「あ。ネカフェ行けば良いんだ」

「ネカフェ?」


 俺はネットカフェの説明をする。


「へえ、じゃあその施設に行けばゲームし放題なんだ」

「し放題じゃねえけど、俺とマゴリアがイメージ共有のためにネットでプレイ動画探したりするくらいなら、手持ちの金で余裕のはず」

「じゃあ、ネカフェに行くって案で良いんじゃない?ゲート開くのは、まあ昨日の今日だからシェリルに頼むのは気まずいし1週間後くらいにしましょ」


 気軽なお出かけの約束みたいなノリで異世界移動をしようと提案するマゴリアに俺は苦笑するが、こっちで電気を通すためにあれこれ画策するよりは手っ取り早そうだ。


「オッケー、じゃあ1週間後。それまでは、伝聞になるけど俺がマゴリアに出来る限りネカフェの利用方法とかゲームのプレイ動画の説明するよ」

「ええ、頼むわ」


 こうして俺たちは1週間後、日本に向かう事になった。

妄想★マテリアライゼーション!15話をお読みいただきありがとうございます。

イメージ共有のためにゲームを持ち帰ったは良いものの……やっぱどう考えても異世界で無理にゲームをプレイするより日本に戻った方が良いよねという話に。呑気だなあ。


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