表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦場立志伝  作者: 居眠り
39/63

惑星サウスエンド=オン=シー

第三十九話です。

 惑星サウスエンド=オン=シー。ガンダー帝国が唯一保有する有人惑星である。

首都コロニー”ジェームズ”を建設して五十余年後に当時の第十三艦隊に発見された。地下資源が限りなく豊富で特に戦艦や重巡洋艦の強化装甲であるプレスコット装甲が数多く見つかった。

装甲の名前は第十三艦隊に随伴していた研究者プレスコットによって見つけられた為、当時の第三代皇帝ウェールズ一世が装甲につける名前として許可したのだ。

そんなガンダー帝国として重要な要衝にはオズワルド公爵の息がかかった司令官が何名かいる。

ちょうどサウスエンド=オン=シーに駐留しているトム・マッケンジー少将率いる第十二艦隊、ドナルド・マギー中将の第十艦隊。

それに”ジェームズ”沖の宙域にウィリス・キャボット中将の第十一艦隊が哨戒任務で展開していた。

脱出するタイミングを逃せばいずれ軍務大臣マンチェスター侯爵や新帝ウェールズ五世の鶴の一声でいつでも司令官交代や宇宙港閉鎖が可能だ。

なんとか宇宙港まで辿り着き、オズワルド公爵やクラレンドン公爵夫人と”ジェームズ”を離れ、第十一艦隊に保護してもらう。

その後に第一皇子である自分に逆らう者は全て始末すればいいのだ。

第一皇子に付き従う者は多かろう。

それに惑星サウスエンド=オン=シーから取れるプレスコット装甲さえあれば仮にジリ貧の消耗戦になっても戦力は一定数保持出来る。自分を謀った憎き反逆者共に復讐出来る!

チャールズはにやついた顔で地下牢を出た。


既に発進準備を整えた第二親衛艦隊とその旗艦クラレンドンにオズワルド公爵やクラレンドン公爵夫人、そしてチャールズ皇子達が忍んで乗り込み宇宙港を強制発進した。

第二親衛艦隊も後に続く。

「こちら…宇宙こ…管制室…だ…に親衛…ん隊が…強制は…しん…至急、追撃を…」

そう告げた管制官は自身が流した血の溜まりに突っ伏した。

出港管理をする管制室が目障りと判断したチャールズ皇子が襲撃を命じ、管制官達を殺傷。ゲートを開放させたのだ。

ただある一人の管制官が死に際にバッキンガム宮殿にホットラインで知らせた為、たちまち皆の知るところとなった。

宮殿内は大混乱になったが起床したアーサーの指示で追撃艦隊の編成、情報収集を命じた。

ウェールズ五世は慌てる老貴族やはやる若い貴族を制した。

アーサーは苦々しい顔で椅子の肘置きを叩きチャールズを逃したことを悔やんだが直ぐには行動出来ない。

もう一度肘置きを叩こうとする手をウィリアムが止めた。

「逃したもんは仕方ない。兄上。準備が整ったら行くぞ」

「言われるまでもない。今回の責任は私だ。警備体制やオズワルドの反逆も把握していたのに奴に遅れをとった。自分の失敗は自分で補う」

そう言って兄弟は拳を打ち合わせた。


帝国暦三百十五年十月十五日。

第二親衛艦隊、第十一艦隊は惑星サウスエンド=オン=シーに到着した。

十三日には臨時でアーサーが司令官を務める第一親衛艦隊、サウサンプトン中将の第四空母艦隊、ニューカッスル中将の第五空母艦隊、そしてジム・バイロン中将が指揮する第十五水雷艦隊が追撃している。

直ぐに出撃出来る艦隊を招集した為数はチャールズ軍とほぼ同等だ。

マンチェスター大将は留守司令官として待機する。

チャールズ軍は防衛にそれほど時間を割けないことを承知していたのでマギー中将が立案した防衛作戦を実施するとともに各地へ援軍の指示を飛ばした。

ここで各々の兵力は下記の通り。

チャールズ軍


第二親衛艦隊  百八十隻

司令官 ダニエル・オズワルド大将 旗艦戦艦クラレンドン


第十艦隊 百二十隻

司令官 ドナルド・マギー中将(五十七歳) 旗艦戦艦マウントジョイ


第十一艦隊 百十一隻

司令官 ウィリス・キャボット中将(五十三歳) 旗艦戦艦バターフィールド


第十二艦隊 百十二隻

司令官 トム・マッケンジー少将(二十八歳) 旗艦戦艦サンダーランド


合計四百二十三隻


ガンダー帝国軍

第一親衛艦隊 二百隻

司令官 アーサー・ウェールズ大佐(軍人なおかつ帝位継承権がない皇室男子は皇帝の名を名字にする決まりがある)

旗艦戦艦セント・ヴィンセントⅢ


第四空母艦隊 百十隻

司令官 パトリック・サウサンプトン中将 旗艦空母エセックス


第五空母艦隊 百十三隻

司令官 アレクサンダー・ニューカッスル中将 旗艦空母エドウィン


第十五水雷艦隊 二十隻

司令官 ジム・バイロン中将(六十九歳) 旗艦亜空間潜宙艦R-Ⅰ


合計四百四十三隻


このように戦力は拮抗している。

つまり各軍の総司令官の力量が勝敗により大きく関わることとなる。

第一次サウスエンド=オン=シー沖大会戦が始まった。

模試がありました( ̄∇ ̄)

居眠りめは数学を捨てました。サヨナラ(^ω^)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ