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音のない世界で...7

零にはあんな風にさせて俺は気まずいと思っていた..。

そして零のあの最後の笑顔...。

(零反則だよ...)と考えたままリビングに降りて行った。

「ん?」と俺は零の様子がちょっといつもと違うことに気付いた。

なんかご機嫌と言うか...楽しそうな..。

(なんか周り花咲いてるように見えるの気のせいか...?)

「あ、優ちゃん。今日はちょっと零ちゃんとお出かけするね」

「え?なんか買い物かなんかするの?」

「優ちゃんには内緒♪」

と言われとても不思議そうになるが「まぁ、いっか」と思った。

すると零が紙に文字を書き始めた。

「優也、明日学校だから起こしてね!」と笑顔で見せられた。

俺はそれに対して「おう、分かった」と書いてOKマークを出した。

そして、出かける時間になったのか、零とお母さんは玄関にいた。

「それじゃぁ、優ちゃん行ってくるね」とお母さんは言った後に、

零は「行ってきます」と書いておいた紙を見せて外に出て行った。

俺は手を振って「行ってらっしゃい」と合図出した。

「んー....何してよ...。部屋の掃除とかするかな」と思い2階に戻った。

その頃、零たちは...。

(零ちゃんのためにちょっと奮発しようかしら♪かわいい服とか絶対似合うし、元々かわいいゆるふわ着てたし♪)

と優也のお母さんは考えながら運転していた。

そして、15分後....。

「よし、着いたわよ!」

と言っているのは零には聞こえないため...。

「着いたよ、行こうっか♪」と零が持ってたノートを借りて書いたのを見せた。

零はコクリと頷いて、お店に入った。

零たちが入ったお店はいろんなブランドや雑貨屋さんが入ったデパートだった。

優也のお母さんは「んー...」と考えながら、お店の名前が書いてあるマップを見た。

私は「?」と首をかしげながら一緒にマップを見てみる。

そして決まったのか、私を連れてそのお店に行った。

「!?」と私はびっくりしたのも当たり前だ...。

ここのお店は雑誌でも有名なゴスロリ・ロリータファッションブランドのお店でいろんなのがあるお店だった。

「零ちゃんに似合うのをおばちゃん選んであげる♪行きましょ!」書いた紙を見せて店の中に入らされた..。

私はお店に入った後に「こ、ここ、一番高い有名なブランドじゃないですか...。申し訳ないです...」と書いたのを優也のお母さんに見せた。

すると、優也のお母さんは少しニヤッとした顔して、ノートにこう書いてきた。

「零ちゃん、全然いいのよ♪それに出かける前に優ちゃんに押し倒されてたでしょ...(*´艸`)」

と顔文字追加で書いた文字を見せられ、「っ!?///」とボフッ‼と顔を真っ赤にした。

私は慌てて「な、なな、何でわかったんですか...!?///」と書いて見せた。

「おばさんの感よ♪」と書かれて「あわわ...///」となりながら顔を赤くしたままうつむいた。

「だから優ちゃんはそれだけ、零ちゃんのことが好きになっちゃったのよ♪おばさんはもっと零ちゃんをかわいくしたいの!そしていつか優ちゃんのお嫁になってあげて(*´艸`*)」と書いてきた。

そして、服を選び始め、試着を何度かした。

すると優也のお母さんは「これだ!!」と思ったものは全部着せられ....。

試着などでかかった時間は1時間たった..。

(1、2、3....え!?6着も!?)と私はレジに持って行った服を数えたら6着もあったことにびっくりした。

ここのお店だと普通の服より倍する値段だ...。

ユニ○ロとかだと5千で済むが...ここはまた違う...。

「あ、これ着ていくので値札外してください。」と優也のお母さんは言って、店員はある服だけ値札を切ったのを受け取り、優也の母さんは「これに着替えてきてね、あ、靴忘れないで!」と言われ、ふくと靴を渡された。

(え!いつの間に靴とかも...)

私はコクリと頷き、試着室に行って着替えた。

数分後...。

シャー...と私は試着室のカーテンを開けた。

渡された服はロリータに近い感じの服だった、ワンピース型のゴスロリ衣装、プリント柄は不思議の国のアリスをイメージした柄だった。

(これ...雑誌で出てた一番高くて一位になってたやつ...)と思ってると。

「「きゃー♡」」と優也のお母さんとお店の店員さんが叫んだ。

「零ちゃん!すーごっくかわいい♡」と書いて見せた。

私は少しテレ顔で「ありがとうございます」と書いて見せた。

ーデパート食事コーナーにてー


「こんなにありがとうございます...。なんかすみません」と書いて見せた。

「そんなことないわよ!逆にこんなかわいい服着せられてあげるのがおばさんはうれしいのよ♪」と優也のお母さんは書いて見せた。

そしてご飯を食べ終わった後、駐車場まで歩いてると...。

「何あの子ー!チョーかわいいんですけど!」

「ほんとだ!お人形さんみたいでかわいいー♡オッドアイとかもっとありだわー!」

とデパートにいる周りに人達が私を見て何か喋っていた。

優也のお母さんを見るとニコニコと笑顔でいるけど..。

私はなんか恥ずかしいと思っていた。

その頃、優也は...。

ー優也宅ー

「ふー....まぁこんな感じかな。この本確か途中で読んでやめたんだった...。零読むかな...」

優也は、部屋の掃除を終えてたとこだった。

「んー...あとは、ないからちょっと寝てようかな...。」

と優也は思いベットに横になった。

スー...

優也はすぐに眠った。

「ただいまー」と零たちは帰ってきたが優也は聞こえないのか家はシーンとしてた。

「あら?優ちゃんどこか行ったのかしら?」

「零ちゃん、優ちゃん部屋にいないか見てきてくれるかしら?」と書いて見せてきた。

私はコクリと頷いて、2階に上がった。

ガチャ...とソっと優也の部屋を開けて中をのぞくと...

「スー....」と眠っていた。

「優也...寝ちゃってる...。」

と思いながら優也の近くまで行った。

「よいしょ...」と優也の目の前に座って顔を除く。

(ありゃーこれは爆睡かな...)

と思いながら優也の寝顔を見た。

(優也もこんなかわいい顔するんじゃん...)と思いながらにやけた。

ピコーン!と私は思いついたことをやろうと思った。

(ちょっとだけ...//)

と考えながら顔を近づけた。

チュ...

と優也の唇にキスをした。

「~~~~~っ!///」とキスをした後顔を赤くして両手で頬に当て首を横に振った。

「んー....」と私はウトウトとしてきた。

「ちょっとだけ...」と思いながらベットの上ではなく、優也の近くの端っこを使って少し寝ることにした。

スー...

と二人して眠ってしまった。

優也のお母さんは、零が下りてこないので様子を見に行った。

「あら♪二人で寝ちゃったのね♪」と呟いてそのままドアを静かに閉めた。

「「スー...」」と息ぴったりに眠る零と優也。

そして、零はなんらか夢を見ていた...。

「ん...ここは..」

以前にも見たことがある真っ暗で音も何も聞こえない世界にいた...。

ぽわぁ...

と人の形をした光が出てきた。

「あなたは、あの時の...」

と私は呟いた。

「_____。」と相手は何かを言った。

私は「あなたは何を伝えたいの...?聞こえないの...」と言った。

すると...

(零...君は今ここにいちゃいけない..。)と声が聞こえた。

「!?今私の中に問いかけたのはあなた..?」と私はそれに対して答えた。

(そう、君の中に問いかけてる...。零、君はここにいちゃいけない...。君自身は気づいてないのかい?)

と言う言葉に対してなぜと思った。

「なんで私はここにいてはいけないの...?理由もわかんない...なぜ?」

と問いかけた。

(君はわからないのなら...教えてあげる..。)と言って人の形をした光が近づいてきて...

ソっと...手が頭に触れた瞬間何かが流れ込んだ...。

「!?」

ザーッザーっ....

ポツ...ポツ...と私はなぜか涙が溢れた。

頭の中に流れたもの...それは過去の自分いや...前世の記憶だった。

「私は...ほんとは...っ」と涙を流しながら呟く。

(わかったかい..?君がここにいちゃいけない理由が、もう君の中で始まってるんだよ...)

(君の”前世のキミが”目覚める時が来たんだ...。)

「私は...っ。そうだ...ここにいちゃいけないんだ...”呪い”が出てしまう前に...」

(そう...君の”呪い”何なのかは分かったみたいだね..。ただ今の時間帯とかのままからここを出てしまうと何が起こるかわからない...。)

「じゃぁどうすればいいの...?」

(僕が言った時間にはここを出るんだ...。場所は..どこに行けばいいかわかるよね...。AM1:00にはここを出て..)

「分かった...。」

と言った後...

ユサユサ...

「ん..」と優也は零が泣いてる状態を見て起こそうとしてした。

「零...零...!」とゆさゆさと零を揺らし起こす。

「ん...あ...優也..」と呟いた後に優也が

「どうしたんだ..?嫌な夢見たのか...?」と書いて見せてきた。

私は涙をぬぐい、「ううん、大丈夫」と書いて作り笑いで見せた。

(こんなこと...いえるわけない..)

(私が...”鬼の子”だったなんて...)

そう...零が見た記憶...前世の記憶は鬼の子として...永久封印された...”私”だった..。

夜になって、お風呂に入っていた...。


そして夢に出てきたあの人が言っていた...。

(呪いが始まっている...)

その呪いの証が体に出ていた...。

「.....。」

私は鏡で背中を見た...。

黒い、傷のような跡が浮かび上がっていた...。

「これが...昔の...」

と呟いてると、誰かが来ると思った私は急いで着替えた。

そしてご飯を食べ、みんなでいつも通り食べて優也とベットに入って寝た...。

そして...あの夢に出てきたときに言われた時間AM1:00になる5分前に音をたてないように身支度をした...。

ケータイと制服...そして補聴器などはおいていくことにした...。

身支度が終わり、ゆっくりドアを開け一階に降りた。

AM1:00になり玄関前に立って私は「皆さん...ごめんなさい..っ」と振り返って呟き涙を流し優也の家を出て行った...。

そして記憶をたどり、駅まで行き電車を待ってるとすぐに来た..。

「さよなら...っ」と呟き、電車に乗った...。

やっぱりこの時間は人がいないため席は空いていた...。

プルルルル―...

と発車の合図がなり出発した。

私が行くとこは終点の駅の場所だった...。

殺風景の景色が印象だと私は思った。

そこの駅の名前もいかにも怪しい村に感じる駅名だった。

”鬼賀家駅”と言う名前...名前の由来は大昔に鬼がいたということから名づけられたらしい...。

「次~鬼加賀家駅~終点です、お忘れ物のないようご注意ください」

と終点に着いた。

私は電車を降り、駅を出て歩き出した。

「たしか...あの山の中だったっけ...」と呟き山のほうに歩いて行った。

(もう...戻れないんだ...)

と思いながらも登っていく。

そして山の中に入っていくと古い神社があった..。

そこに誰かがいた。まるで私のことを待っていたかのように...。

「お待ちしてました..。零様...」と呟いて頭を下げた。

私は、そのまま神社の中入っていた...。

そしてそのまま朝を過ぎた....。

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