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1:新たな始まり

幕を閉じたこの争いが、政府によって秘匿されてきた“神秘”と言う存在に、“神秘”を持たない普通の人間(ナチュラル)から忌諱の存在として恐れる様になった。

”神秘”を持つ者、兆候が確認できた者、それらは島にほぼ強制に近い隔離され連れて来られるようになり、特に【悪】に魅入られる神秘使いは即粛清対象となった。

学院では徹底した教育がなされるようにも成った。


【闇】の少年の再来を避ける為にである。


――


あれから年月が過ぎ去った。


”神秘”を持つ者。

その存在は子供の頃、小学生時代の年代に覚醒するのが多く見られた。

中には【始まりの2人】の様に、生まれながらに”神秘”の力を持っている子もいた。


生まれながらに”神秘”を持つ子を【先天性覚醒者】と呼び、あとから”神秘”に目覚める子を【後天性適格者】と呼んだ。


そして覚醒した”神秘”を持つ子は、今では魔法島とも呼ばれる島に集められることになった。

それは本人の有無に関わらずにである。

中には拒絶する子もいたが、殆どの子の親は一般人(ナチュラル)である為、”神秘”を忌諱する風潮のある一般人にとっては、たとえ己が子であっても例外はなかった。ほとんどが子を送り出すのを承諾するのであった。


それは――今日からこの島にやってくる…いや、連れて来られることになった【後天性適格者】の少女。まだ小学4年の一人の女の子【(きさき)ヒメ】もその一人だった。




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