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1:始まり①
この物語の舞台は日本の端にある、一般の地図には載っていないとある島。
その島には、とある才能に目覚めた者達が存在している。
その才能を人はこう呼ぶ。
――【神秘】と。
その力はまさに空想の産物であった【魔法】そのものであった。
何もない場所で火を起こしたり、風を巻き起こす事も出来た。
他にも色々な能力があり、多種多様に発揮する事が出来た。
ただ――異能と言えるこの”神秘魔法”を正しく扱うことをせず、悪用する者もいた。
堕ちた者、【闇】そして【悪】の悪性属性とされている属性に目覚めた者達によって。
その堕ちた者達の悪用に、”神秘”を持たない一般の人間達はその能力である”神秘”其の物に忌諱し恐れていく結果となった。
その結果――
普通の人は”神秘”を持つ者を化け物のような目で見る様になり迫害する傾向に傾いた。
そして”神秘使い”は”神秘非覚醒者”を”普通人”と呼び、何も出来ない唯の人と蔑む結果となった。
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