第八話
ちこっとプロットを修正しておそくなりました(><
夜遅く フォルテとスバルは今後の予定を話していると コンコンと扉を叩く音が響く
「どちらさまですか」とフォルテが扉に近づきどう対応するべきかなやんでると
「夜分遅くにすまんが、スバルさん今時間大丈夫かい」とおかみさんの声が返ってきたのでフォルテが扉をあけて対応をする
テーブルで何か書き物をしていたスバルは予想外の訪問者に不思議そうにしてるが
「どうしたんですか」と普段道理におかみさんに問いかけてみる
するとおかみさんはスバルの使っていたテーブルまでちかずくと何かが入ってるのだろう膨れ上がった布の袋を2つばかりテーブルに置いた
「すまないがこれを受け取ってくれないか」と袋をスバルにむけてテーブルの上でずらした
スバルがいきなり受け取ってくれと渡された袋を覗くと銅版から銀貨までがいろいろ詰まっていた
「あ・あのこれはなんでしょうか 受け取る理由に心当たりがないのですが」
困惑しているスバルにおかみさんは
「今日見せてもらったアニスの魔導具の代金には全然足りないと思うが」と少し困った顔でスバルに答えた
「これでも昔は旦那と仲間と結構無茶した冒険者だったんだが複数の効果のある魔導具なんて価値を考えると、それにアニスの病気についても聞いた
あれはアニスには必要なものだしこれぽっちじゃ足りないとは思うが今の状況じゃこれが精一杯なんだが受け取ってほしい」
おかみさんの真剣な表情こまりスバルはフォルテに助けを求める視線を送ったが
「スバル様のご意思のままに」と一蹴されてしまった
「おかみさん やっぱりこれは受け取りません」
「どうしてだい・・・」と困った顔をスバルに向けると
「僕はアニスが病気で苦しんでいたのを見た それを助けたいと思っただけです、その治療として魔導具という方法を選んだだけです」
それでも納得できないような表情をうかべるおかみさんにスバルは
「おかみさんに聞きますが、とある親子がいました 親子は何日も何も食べてないがわかるほど衰弱してました、それでわずかのお金でこの子になにか食べさせてほしいと、
言われたらどうしますか?」と
「そんなの当然2人に食事を与えるきまってるじゃないか」とおかみはスバルの問いに答えた
「そのわずかのお金で2人分の食事できないとわかってたとしてもですか」と質問で返すスバル
「そんなの関係ない 困ってる親子をみたら助けるにきま・・」とそこでスバルの質問の意味を理解する
「わかっていただけたみたいですね 僕はお礼がほしくてアニスに魔導具を渡したんじゃないたた純粋に苦しんでるアニスとそれをみてつらそうなおかみさんを助けたいと思ったからです」
そういうとスバルはおかみさんにむけて無垢な微笑を浮かべていた
その微笑をみてしまったおかみさんは「まいったね」とスバルに微笑みかけた
しばらくしてお金の入った袋を持ち部屋をでたおかみさん
「ふぅ まさかこんな事になるなんてね」と少し疲れた顔をしてフォルテに話しかけると
フォルテは笑顔でさすが私が選んだ主様ですとすごくうれしそうだった
スバルは昨夜のやりとりを思い出しながらベット起き上がると、
「スバル様おはようございます」とフォルテに挨拶される
「フォルテさんおはようございます、あといつも先におきてらしゃいますが、ねてますか?」と数日一緒にすごしたのだけどスバルがおきると身支度を整えて挨拶をしてくるフォルテへの疑問を聞いてみた
「もちろん寝てます 寝なくても平気なんですけども、主より後に起きるとは考えられないことですので」といつものように笑顔でスバルに答えてくれた
しかたがないかとスバルは納得して2人は下におり、テーブルにつくと
「あんたがスバルかと」背丈は180ちょいくらいで筋肉質のおじさんがテーブルにいい香りがする肉料理を2皿をおいた
「はい スバルは僕のことですけど これは」といきなりだされた肉料理にどうすればいいのかと悩んでいた
「すまんすまん唐突だったな 俺の名前はアドルスだ 簡単に言えばアニスの父親だな 妻に娘のことは聞いた おれが留守の間にいろいろ助けてもらったみたいでこれはお礼だ」
出された料理を素直に頂きながら話してみると、普段はこの宿屋で料理なども夫婦でしているが、昔の仲間とかと依頼の助っ人によばれたり食材を手に入れるためにまだ現役で冒険者をしてる事
その理由をきいていると
「おとうさん おかえり」とうれしいそうにアドルスの後ろに回りこみ首に抱きつきアニス
「ああ 今回は大物を仕留めてな持ち帰るのに時間がかかったが無事にさっき戻った」と豪快な笑顔を娘にむけながらアニスの頭をなでている
その光景を見てほほえましなとスバルも微笑んでいた