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とある少年の新しい日常  作者: 壱咲
序章 出会いと旅立ち
7/19

第七話

開いて頂きありがとうございます。UPするたびにこれでいいのかなと悩みばかりですが、少しずつUPペースをあげていければいいなと思ってますので また暇つぶしにでも読んでくださる方がいれば幸いです

おかみさんの話ではアニスは魔病の一種に小さな頃からかかっているらしい

魔病とは読んで字のごとく魔素や魔法の後遺症とか言われるたぐいで魔法に関する病を表すらしく

小さな頃、町を訪れた高位の司祭様に見てもらえる機会がありわかったのだが、原因も内容もその頃は詳しくわかっていなかったそうだ

ただ司祭様いわく生きるものすべてには魔素といわれるものを体内にもっており、それが安定して無い為に起こる病気だといわれたので

成長していくと安定すると言われていたが、年に数回ほどこのように寝込むとおかみさんは悲しそうにスバルに説明をしてくれた


「本当なら魔法学院とかに進学させて安定させるすべとかを学ばすのがいいと聞いたんだけどね うちはしがない宿屋だ 魔法学院に推薦してくれる方も

そんなお金もない」と悲しく付け加えてくれた


魔法学園とはアラニスにある専門の学園で入学審査も厳しく 一般の入学なら年間で金貨数十枚かかる、その分優秀な素質をもつものや推薦だと大分安い

と話には聞いてるらしい


「フォルテさん それってフォルテさん時と同じ感じなのかな」スバルの横で話を聞いていたフォルテにスバルは小声で聞いてみた



「どうでしょうか、私も詳しくはないのですが もしかしたらスバル様なら」と返答してくれた



「おかみさん どうにかなるかわかりませんがアニスさんに会わせていただけないでしょうか」



「ああ あの子も寝てて退屈してるだろうからスバルがお見舞いしてくれる喜ぶだろう」と部屋に案内してくれた


案内され一階のアニスの部屋の前につれてこられ 扉をトントンをノックするが返事がないのでどうしようかとスバルが考えていると


「きにしないではってあげて」とおかみさんは扉をあけてくれたはいっていく、スバル達もおかみの後に部屋に入るとベットから

しんどそうにこちらを見たアニスが

「おかあさん それにスバルさん達もどうしたの」と元気のない声で部屋にきた3人に声を掛けてきた


「アニスさんがご病気と聞きお見舞いかな」とスバルがアニスに優しく微笑むと


少し顔を赤く染め「ありがとうでも ごめんね心配かけたみたいで」



スバルはベットの横にある椅子に腰かけて

「少し触るけどいいかなと」アニスに問うと、驚いた顔をしたアニスだが意味もわからないが拒否することなくうなずいてくれた



アニスの許可がでたのでスバルは手をアニスの額にのせ目をつぶり、軽く息を吐きながら集中しはじめた



これがアニスさんの生素か・・フォルテの時と同じく生素の流れを感じ取り状況を考えていた


フォルテさんの時とは違いアニスの状況は、生素が体内に多く集まり吐き出す事も出来ない状況でまだ集めようとしているその結果体がついていかないのではないかと考えられた



詳しくはわからないけどと状態をフォルテに相談したところ、フォルテからスバル様はわたくしと契約しておりますので天龍の力がお使いになれます

また、スバル様の知識と力なども付属されてるはずですのでその力があれば詳しくわかるかもしれませんと教えられた



「アニスさん ごめんだけどもう一度触るね」と一言声をかけフォルテに教わった方法でもう一度見ようよすると


スバルの黒い瞳が金色に輝く天龍のと同じ瞳の色にかわっていった。



アニスはスバルの瞳の色が変わるのをみて意識が朦朧としていたが、疲れたのかそのまま眠りについた



眠りを確認して少しの間アニスの様子を見ていたスバルはおかみさんとフォルテを伴い部屋を出た








「おかみさん これから話す事は世界の常識とおかしな事があるかもしれませんが内緒にしていただけませんか」とスバルはテーブルに座りおかみさんに話しかける


真面目な表情でスバルに言われた内容少し不安になるが「わかったと」返事をし承諾ととらえたスバルは語り始める



「アニスさんは風のせ・魔素を体内に大量に保有している状況で、まだまだ魔素を外気から吸収している状態が続いています 過去も同じ状況だったと思いますが

成長して保有できる魔素が増える事で一時的に安定し体調が回復したのだと思いますが、先程見た限りでは保有限界を完全に超えていますので吐き出さないと」


と説明していると「スバル難しい事はわからないがアニスはどうなんだ」とおかみさんがスバルに問う


スバルが考えているとフォルテが「わたくしも症状は違いますがスバル様に助けていただいた身ですのでスバル様がどうにかしてくださると」とおかみさんに

安心させるかのように話しかけている


状況は単純だけど許容量を超えた生素を体内に保有していたらどうなるのか結果に対する知識がない、ただあまりいい結果がついてこないのは想像できる

2人が会話してるなかそのような思考をまわしてると という事は体内の生素を抜き出す方法を考えればいいのかと結論付けるスバルだった



「フォルテさんいくつか質問いいかな」


「はい、スバル様わたしでわかる事なら」


「一つ目魔法は簡単に習得できるものなんでしょうか」


「単純に言うと才能があり教えるものが居れば簡単だと思います」


現状では難しい選択になるとスバルは考えた


「二つ目 魔導具についてですが」と質問の途中で「そのあたりの判断はスバル様にお任せします」質問の意図を理解してフォルテはスバルの質問に答える


スバルはフォルテとの知識共有のさいに得た 能力と知識などで 魔導具と呼ばれるもの製造が可能なのだが世界の常識としてどこまで許容されるかの

世界の常識不足を考えフォルテに質問したのだが、それを理解してもフォルテはスバルにお任せと信頼してくれたのだと考えうなずいていた




「最後の質問ですが 指輪とか首飾りなどではどれがいいと思いますか」

フォルテはわたしなら指輪がうれしいですけどねと微笑みながら答えてくれた


「おかみさん ここではまずいとおもいますので少しの間部屋にもどります」


「そうかい なにをするのかわからないが、わたしもアニスの様子を見てくるよ」とおかみさんは席を立ちアニスの部屋にむかった






2人は部屋に戻りスバルは準備を開始する


印を製作する道具と洞窟から持ってきた鉱石をだし


「うーん 風の魔法か 知識には沢山あるんだけどフォルテさんどれがいいとおもう」


「そうですね アニスさんには攻撃魔法も必要ないと思いますし飛行系は危険を伴わないとも言い切れませんし」


なにかを思いついたのかスバルは何枚かの印を書き終え 印と鉱石を握りしめ


「さて本当にできるのかな」とフォルテに微笑みながら詠唱を開始した


「想像する 構築する 血の盟約と知の創造たる 万物の新しき姿を」そうすると手に眩しいばかりの光があつまり


「風の精霊の加護と恩恵の形をともなうものを」光に風の素が吸い込まれていく


「我が名と共に創造する」


「創造の贈りクリエイト」光がおさまるとそこには白に緑が混じりこんだマーブル模様の石をはめ込んだ腕輪ブレスレットが具現化されていた



「スバル様なぜ腕輪なんですか?」


「こちらの世界ではわからないけど 男性が指輪を渡すのは特殊な事だし 料理とか運ぶ際とかじゃまになるかなと」




しばらくして一階に下りていくと仕事納めの商人ぽいひとや町の人たちがあつまり飲み会を開始しており

その中でおかみさんも忙しそうに物を運んでいた



その様子をみながらおかみさんに会釈をしアニスの部屋にむかい ノックをする


少し元気のないアニスの返事がかえってきたのでスバル達は部屋の中にお邪魔する



「調子はどうですかアニスさん」


「本当は大丈夫といいたんだけどやっぱまだ体が重たいです」とつらそうにアニス




スバルはベットの横の椅子に座り アニスに状況を説明する


大量の魔素が体にたまりそれを消化できな状況下でまだ吸収してるので体の調子が悪くなると思われると説明

そこでアニスに右手をだしてもらい先程作った腕輪をはめさせてもらう


そしてアニスの魔素の流れを確認し「契約と所有者を刻む」と一言言葉をはっすると腕輪がかるく光その光がおさまると



「これで準備は大丈夫かな あとはさっき説明したように唱えてみて」





アニスが「フェアリーダンス」と唱えると腕輪が緑の光を薄く輝くと


「うわぁ 体が軽くなったきがする」と驚きながら呟く



その状況をスバルはアニスの額に手を乗せ観察しているが まだ消費のが少ないなと次をためしてもらう


「じゃ次のを唱えてみて」そう言われアニスは「フェアリーガード」唱えた



そうするとまた腕輪が緑に輝いて アニスの寝ていたベットの布団を弾き飛ばしていた、そうすると普段着より薄手の衣装を着ている横になってるアニスの姿

それを直視してしまっているスバル、スバルの目線と自分の姿を交互にみて顔がどんどん赤くなるアニス



硬直してる2人をよそに布団を拾い アニスにかけてあげるフォルテ


状況をやっと思考が追いついてきたのかスバルが

「ごめん そのまま様子を見てみてと」慌てて席を立ち部屋から出ていく







食堂の席につき おかみさんに簡単な事情を説明し、食事をとり飲み物を飲んでいるとアニスが普段着ででてきた


「アニス 大丈夫なのかい」と慌ててアニスに声をかけるおかみさん


アニスは大丈夫みたいと母親に安心させるかのように話しかける


その様子をみていたスバルが上手くいったみたいですねと話に加わり フォルテは嬉しそうに微笑んでいた

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