第六話
いろんな方が見てくださってるみたいですが本当にありがとうございます。
暇つぶしになるように次の章からはテンポUPしていきたいとおもいます
部屋で過ごし夕食を取ろうと下に降りてきた2人は賑やかな夜の酒場を見渡すと入り口横には冒険者らしき5人組、カウンターには一般人ぽい数人が座り
酒を陽気に飲んでいるのを見て自分達も階段脇のテーブルに着く
二人が降りてきたのを見つけたアニスが注文をとりにくる、お任せで注文を済ませる2人に対してアニスは
「お二人はどこかの貴族様なんですか」と来た当初のローブ姿の怪しい2人組がまさかこれほど見違えるとは思ってなかったのでついって感じで
質問を投げかけてきた
「え・違いますけど どうしてそう思うのですか」と質問に質問で返してしますスバル
「スバルさんは品のある顔立ちだしフォルテさんのその姿は侍女さんですよね?」
「確かにスバル様はわたくしのご主人様ですが貴族ではございませんね」と答える姿をみてスバルは唖然とする
『まさかそんな返しをするのですかフォルテさん』と心の中で呟くしかない状況であった
適度な会話をし出てきた料理をふたりして食べてると
入口で騒いでいた冒険者らしきひとりがふたりの席に近付いてきて
「よぉ ねーちゃん そんなにーちゃんほっといてよ 俺らと飲もうぜ」と声をかけてきた
スバルはよっぱらいはほっとくのが最善だと考え無視をしていると
「俺らの方がたのしませてやれるぜ」とフォルテの肩に手を伸ばすとそれまで無視していたスバルも仕方がなくその手を掴み
「すみませんが、そちらはそちらで楽しんでたらいいじゃないですかと」あたりさわりなく対応したつもりだが
「あぁ~ん 邪魔するきかにーちゃん」と酒臭い息をはきながらスバルをにらんできた
「邪魔とかそういう問題ではなく そちらで楽しんでたらよいと言ってるだけです」
普段ならこのような対応でいいのだろうが相手は酔っ払い
「だから楽しむ為にねーちゃんを誘てるんだろが」とスバルには理解しがたい言葉を吐きながら空いてる手で殴りかかってきた
スバルは殴りかかった手をよけるが片手を掴まれてた男はバランスを崩し転倒すると、様子を見ていた仲間らしき人達も席を立ち
スバルに文句を言い放ってきた
「おい にーちゃんよ 俺らに喧嘩を売ってんのか」
「喧嘩なんて売るつもりはないですよ そちらで楽しく飲んでたらいいじゃないですかと言ったらこの人が殴りかかってきて」と状況を説明しようとしたら
「しゃらくせぇ」と仲間の一人が殴りかかってきた
その拳もスバルは軽々とかわすと大分飲んでいたのだろうその男もよろけそのままテーブルにぶつかり転倒する
その状況をみてカウンターの酔っ払いたちもあおるように騒ぎ出したがその物音を聞いて厨房から出てきたアニスとかっぷくのよいおかみさんって
呼び方が似合う女性が出てきた
「あんたたちうちの店で喧嘩とはいい度胸だね」と両腕を胸の前で組んで男達をにらみつける
その様子をみているとおかみさんの後ろからアニスが顔をだし部屋に戻るようにと勧めてくれた
部屋に戻ると
「フォルテさん大丈夫でした?」とスバルは気遣うようにフォルテにたずねた
「私は大丈夫ですがスバル様こそ大丈夫ですか」
「あれくらいなら大丈夫だけど」などと他愛もない会話をしながらその日の夜は眠りについた
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次の日の朝、一階に降りていくとおかみさんが声をかけてきた
「昨日はすまなかったね、あいつらも普段はまともなんだけど、討伐の依頼明けではめを外しすぎたらしい」と
「いえいえ 気にしてませんよ 酔った席でのことですから」
「そう言ってくれるとありがたいね」と笑顔で席に座ったスバル達に朝食を運んできてくれた
「それはおごりだよ」と
食事をしてると上から人が降りてくる気配を感じ階段の方を見ると降りてきた男と目があった
男は頭を掻きながら
「にーちゃん 昨日はすまなかったな どうも飲みすぎて迷惑をかけちまったな」と少し俯きに加減に話しかけてきた
「いえいえ もう過ぎたことですので気にしてませんよ」おかみさんにも言われたしと思いながら笑顔を男にスバルは向け答えた
そうすると男はほっとしたのか横にいたフォルテにも軽く会釈をし表に出て行った
「フォルテさん今後どうしようか」
「スバル様はどうしたいのですか? 私はスバル様に付き従うだけです」
冒険者も面白そうだなと思いながら考えながら朝食の続きを食べ始めるとふと思った
「おかみさん アニスはどうしたんですか」いつもは接客をしてるアニスの姿がない事にそうたずねていた
「ああ 実は アニスは・・・」
カウンターを拭いていたおかみはスバルに少し顔を歪め言葉を選んでいた
おかみの発した次の台詞はスバルの今後に影響するものとはこの時はまだ気が付いていないスバルとフォルテだった