第二話
改行位置や一話の文字数などどれくらいがいいのか試行錯誤中です
「ん・・・」
あれ・枕ってこんなに柔らかだったかなと普段の枕と違い柔らかな感触と少し暖かさがある事を不思議に思いながら目を覚ますと
「目が覚めたようですね」
目の前にはシルバーの髪、琥珀色の瞳で優しく自分をみつめてる美しい女性がいた。
沈黙ののち少しずつ思考が動き出すと
「すすみませんと」一言ののち慌てて起き上がり周りを見渡す
そして思い出す先ほどまでの事を自分が呼ばれ何をしたかと
「えーと貴方様は?」
自分の記憶では自分と天龍さんとお子様だけしかいなかったので、変と思いながらも問いかけてみた
事情を説明されることになる、疲れて倒れた自分をそのままにしておくことも、起こす事も悩んだ末、
人化し膝枕をして介護していたと子供だけでなく自分も助けられ挙句の果てには少年を元の世界に戻せなくという
状況に対してすまないとしか言えないがと謝ってきた
「いいえ 気にしないでください 僕自身でおこなった事ですから それに謝ってもらうよりは」
その言葉と少年からむけられる笑顔という表情をみて天龍は
「本当にありがとうございます 子供を助けてもらうだけでなく まさかわたくしも助けてもらっていただきまして」
「何度もお礼を言われてますのでその件はもう気にしないでください」
「そういえば 自己紹介してませんでしたね」
「僕の名前は暁昴です」
「アカツキスバル」その名前を呟き
「わたくしの名は天龍フォルティス 普段は使う機会すらありませんけど」
とやさしく微笑みかけてくれた
それからお互いに色々会話を続けた
昴は自分の事 両親とも小さな時に死別し母方の祖父に育てられていた事、その祖父がこの春に他界した事
で元の世界に戻れなくともそこまで大騒ぎにならなと思うと天龍を安心させるかのように話をしていた
またフォルティスの方も自分の使命としてこの地にある特別な泉がありその守護と管理をしていた事
突然の自分の生素の減少に伴い急いで子を生み出した事など
そしてこの世界の事 ここはアレストリアといわれる大陸で大国と言われる6つ国と小国などで成り立っており
種族としては人間が大半をしめており、獣人族やエルフやドワーフそして魔族といわれる種族がおもにいるらしい
基本的現在大きな戦争などはなく小競り合い程度くらいだそうだ
昴は聞きながらよくあるファンタジー世界だなと納得していた
会話をしていくうちに昴はフォルティスにフルネームで呼ばれるのは慣れてないので自分の事はスバルでいいよというと
フォルティスの方もなら天龍フォルティスではなくフォルテとよんでくださいとなりお互い呼び捨てにするのに抵抗があるようなので
お互いさん付けでという事で落ち着いたりしたやりとりがあった。
話してるうちにいくつかの問題があがった、
昴の今後の事、子供を生みだしたが最後自分の消滅の際に譲渡される核を渡せていないので
子供がまだ成体にならないという事などであったが子供の件は成体になるまで保護していくとなった
「我は汝の源であり 汝を守るものなり 汝は我の同胞であり 我の子である」
そうフォルテが唱え 子を抱きかかえると光り輝きフォルテの中に吸い込まれていった。
「これで個体としていくらか成長するまで私の中で育てていきます」
その光景とその言葉をきいてスバルは驚きもしたが、妊婦さんぽいなと納得できてはいた
「あとスバルさんにお願いがあります」