第十八話
スバル達はシーリス達が部屋に戻っていった後、少ししてコルゼットやゼルベットの元を訪れ、情報を集めていった
―魔具
魔工学と言われるジャンルに属する、魔法石や魔法陣などと道具や装飾品や武具などと融合させ魔法効果を持つ道具などの名称などの一つ
魔法具や魔装備などと呼ばれる場合もある
―魔工学
魔法などを使う工程を伴う場合や魔法によって生み出す製造ジャンルの学問であり、生まれたのはまだ新しい部類で五十年くらいらしく、
元は錬金術、錬金加工が前身の学問であったが、迷宮などで見つかり、国宝や神具などと呼ばれる魔具の研究や製造が出来ないかが発祥らしい
―錬金術・錬金加工
元は薬草などの素材でポーションなどを作るだったが、その際に道具や素材の加工に着目し発展した、魔法石の加工なども含まれ幅広く人気もある、特に木材や石材の加工は鍛冶や建築など用途が広く人気もある
仕入れた情報から幅広いため人気はあるものの、俗に言う第一人者と言われる人は少く、優秀な者は研究費などの事もあり国家や貴族と契約してる為あまり一般流通するものは少ないとされる
簡易な物で流通してる物は、魔力補助型が多く随時発動型はまだ少ない。このあたりは魔素や素の関わりが研究不足なためだとスバルもフォルテとも同じ見解に落ち着いた
その際もし回復魔法やその補助の魔具があればいくら位ですかと別々に聞いてみると金貨2.30枚は軽くするだろうといわれ、理由として治癒魔法を使える者が少ない、騎士団やギルドいろんなところで欲しがるとの事
部屋に戻ると難しい顔をしなにか考えてる様子のスバルにフォルテはお茶をだしながら
「スバル様どうかなされましたか」と素直に質問してみる
フォルテにお礼を言いながらお茶を一口飲み、
「思ってたよりまずい状況かもしれません」フォルテはスバルをみつめながら次の言葉を待った
「まず集めた情報で魔工学や魔具などの発展や普及が僕の予想より遥かに低い事、これは貴族や王国が理由は良し悪しだと思うけど人材をほぼ独占状態が原因だと思う、これにより一般普及率が減り発展を遅らせてるからね」
「まぁ救いなのは、大きな戦争がここ100年以上ない為に、魔装備や魔具の開発に本腰をいれてない可能性があるってこと、ただ今回は運が悪いのかすぐお風呂の仕掛けがばれちゃったからね、それが問題かな」
「どう言う事ですか」と首を傾げるフォルテ
「フォルテさんには理解は難しいかもしれないけど人は欲深いから、もしそのような物を作れるなら独占したいって考える人がでてきてもおかしくないしね、そうすると僕達と接触しようとする人が多くなる前にここを離れた方がいいかな」
その後フォルテとスバルは今後の事などを話し合って食事を済ませ部屋に戻るとコンコンと扉をノックされフォルテが対応をするとシーリスが訪れた
「こんな時間にすみません、スバル殿達が近いうちにこの街から離れると聞き、もう一度話を聞いていただけないかと」昼間と違い元気のない様子のシーリスをフォルテが部屋にいれお茶の準備をする
「スバル殿、魔具の製作を考えてくださらないでしょうか」
「シーリスさん貴方の考えは理解はできます、ただその依頼を受けた場合、その魔具を持つ者に降りかかる揉め事や製作する事での僕に不都合な事が起こる可能性は理解されてますか」と質問で返すスバル
その質問に言葉を詰まらせるシーリスをみて、少しは理解してるのだろうと思うスバル、手助けしてあげたい気持ちはあるが踏ん切りがつかない
「じゃ少しだけ質問をします、その魔具の製作依頼に貴方は何を出しますか」
書いたり消したりで進まないですが放置ではないので短いですが投稿