第十七話
25話くらいまで書いたデーターが・・・・
シーリスが語る、自分達に回復系の魔具が欲しいと
大陸にいくつも学院や学園があるが各特色で自分達の学園でも魔法職が少なく、学園でパーティに近くギルドまで大きくないクランと言われる、グループで行動するのだが
依頼や試験でいつも前衛で防衛をしてくれてる仲間に満足な治癒ができないと
「運良く後輩が魔法職を専攻してクランに居てくれるのだが、本職とは違いポーションとかなどを多用してるのだが心もとない。それゆえにクランを設立してから回復の魔道具を探していた矢先にこのお風呂に回復効果があり、
その製作者が居ると言う事でスバル殿に会いに来たのです」
「用件と理由はわかりました」
「では、作っていただけるのですか」
「それと製作するのは別問題ですのでお断りさせていただきます」
普段のスバルなら作ってあげるものだと思ってたフォルテが不思議そうにスバルを見つめる
「理由をお聞きしてよろしいでしょうか」と横で動揺してるアドリシアと諦め切れないシーリスが聞いてくる
「理由ですか、まず僕はそういう物を作るのを職としてるわけではないのです、今回のアドルスさん一家の件で作ったのは僕が作りたかったから作ったと言う事です」本当とは少し違う理由だが納得してもらう為にそう答えるスバル
確かに職としてないのなら無理はいえないと思うがでも諦めるという選択肢を選びたくないシーリス
「理由としては納得できるものですが、そこをお願いできないでしょうか」と頭を下げるシーリス、それにつられる形でアドリシアも頭を下げる
2人の女性に頭を下げられ戸惑うスバルは
「それに、人とは欲深いものだと思うんです、もし貴方達に作れば他の方からの依頼も断りにくい、そして次は魔法の武器が欲しいという方が居るかもしれません」
納得させられる理由だった、そこまでいわれると2人とも、強く出れない・・・・でも諦めきれない
しばしの沈黙の後「お二人とも今日こちらに着いたばかりですし、スバル様もお戻りになったばかりですので、このお話は後日と言う事で」とフォルテが解散をうながすと
「そうですね、突然の訪問なのにお話させていただきありがとうございました」と2人とも扉の前で一礼し退室していった
「スバル様 どうして作ってさし上げなかったんですか」とスバルらしからぬ対応にフォルテは質問してみる
「それはですね、ここ数日楽しくていろいろ作ってしまいましたが、価値や問題いろいろ考えてなかったのを反省てたんですよ」
この世界での魔道具や魔具、錬金の価値がわからないのにむやみに作りすぎたかなと、
「そのあたりとか僕達は、まだ情報を集めないといけませんね」
そうもし、それが悪い方に傾きフォルテさんに迷惑を掛けたり危険な目に遭わせるわけにはいかないとスバルは考えていた
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自分達の部屋に戻ったシーリスとアドリシア、2人が部屋に入るのをみていたのか、戻ると同時に部屋をノックする者が居た
「シア先輩、シーリス様」と扉を開け声を掛けてくる緑髪の耳の少し尖った少女
訪ねた先の2人の表情から結果は予想できたがたずねて見る
「どうでしたか?」
考え事をしていたのか後輩の訪問に気がついてなかった2人は
「サラサか、まぁ見てのとおり断られたよ」まだ考え事をしてるシーリスの代わりにアドリシアが答える
後輩の魔法使いにスバルとの会話の内容など伝えると
「ええ!あれだけのものを作られた方が私達と変わらない若い方ですか」スバルの容姿などをアドリシアから聞いて驚くサラサ
「ああ人間種ぽかったし、見た目どおりだとおもう」
アドリシアとサラサはスバルについて雑談しながら何か考え事をしているシーリスをみつめ
なにかいい案でも浮かべばいいがと思っていた