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とある少年の新しい日常  作者: 壱咲
序章 出会いと旅立ち
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第十五話

「やっとみえてきたぞ、みんなあと少しだ頑張れ」と赤髪のプレートメイルにバスターソードを腰に下げた美少女とも美女とも言える

年齢ぽい元気そうな女性が後ろに続く8人の同じような装備の者、盾を持ち重装備な者や弓を持ち軽装備な者またローブに杖の者達に声を掛ける


ただ冒険者のパーティとしては少し人数が多く、すべて女性らしいグループが門に向かっていると周りからの視線を集めていた



その女性が門番に近づくと


「おじさん 元気にしてたか」その声に門番が反応し懐かしい顔を見つけたらしく笑いながら


「おいおい何度言えばわかるんだ 俺はおにいさんだ」


「そっか昔からおじさんのが似合う気がしてたんだけどな」とこちらも笑う


「おかえり アドリシアってもう卒業だったか」と質問すると


「ちがうちがうって遠征演習の帰り道だし、うちの売り上げに貢献ってみんなを連れてきたんだ なんせうちは何時潰れておかしくないから」とまた笑う



「まぁなんにせよ お帰り」と挨拶を交わし後ろのメンバーも身分証明し門をくぐる




 

しばらく街中をあるくと目的の宿屋をみつけ


「おやじ、おふくろただいま」と宿に入ると記憶にある閑散とした酒場ではなく結構席が埋まってるのに驚く



するとおかみさんが「お帰り部屋は3階を空けてるからアニスから鍵をもらって荷物をおいてきな」と注文の品を運びながら答えてくれた



「おねぇちゃん おかえりなさい」と明るい声にアドリシアは思わず大好きな妹に抱きついた 後ろの連れたちから方の冷たい視線を浴びながら




3人ずつ3部屋に分け荷物と装備を置いて下りて席に着くと見た事もない料理が次々に運ばれてくる


テーブルにはピザが6枚人数分のサンドと串に飲みもの遠征で保存食ばかりだったみんなの目はするどくなり凝視していた


アニスがピザを切り分けた所で食事が開始されうら若き乙女とも言える娘達は次々に食べ、お互いに目をやり驚きを語り合っていった



久しぶりのまともな食事がはじめて見る料理にだった事もあり祝福の時を満足してるとアニスに案内されタオルといい香りのする石鹸を渡され

「使用方法は中に貼ってますので」とお風呂に案内される



まさか宿屋にお風呂があると誰も考えてなかったが服を棚に居れ中の扉を開けると食事以上に驚いた


風呂とは貴族でも、大き目の樽で侍女達が湯を運び湯浴み程度が常識で、湯船を持つ上級貴族や王族ですら個人サイズなのに、目の前にはこの人数でも

十分な浴室が現れたのだから



しばらく体を洗う者、湯船につかる者にわかれていたが、金髪の長い髪を濡らし湯船につかる者が



「なぁ、シアよおぬしの話と全然違うではないか」


「いや シーリス 私も混乱してる 私が居たときにはあんな料理もお風呂なんて存在してなった」と自分の知る実家の変わり様に驚きながら湯船で顔を洗う

アドリシアだった



「しかし先ほどのピザとか言う料理は美味しかったのぉ 酒も冷えておった おぬしの家族に魔法がたけてる者が居るのか」とシーリスは先ほどの食事と冷えた酒を

思い出しながら呟く


「家は今のを見ては想像は出来ないだろうが、裕福ではなかったから魔法を習う事なんて出来るはずもないんだと思うんだけどなぁ」


2人が湯船で雑談のように会話をしてると緑髪の耳の少し尖った少女が近づいてくる


「シア先輩、シーリス様 少しよろしいでしょうか」と控えめに


アドリシアとシーリスは何事かとお互いに顔をあわせた後、許可として頷く


「私達は今回の遠征演習で、大きな戦闘も無かったですが小競り合いは多数ありました」


「確かに小物ばかりだったが数だけは多かったな」とアドリシア


「はい、その結果 治癒呪文をもしもの場合の為にと使用を考慮したので皆さん大小なり傷を負ってたと思うのですが」



「確かにそれは仕方が無い事じゃ」とシーリスが自分の腕にある切り傷をみて驚く



切り傷が完治して、もう傷すら残っていなかったのだ



「二ナ、おぬしが治癒を施したのか」と近づいてきた少女に問う


二ナと呼ばれた少女は首を振り「皆さんも確認してみてください」とメンバーに声を掛けると


各自、自分の体を確認し傷が完治してる事を報告してくる


「これは、どういうことじゃ」とシーリスが二ナに



「巧く隠され普通の方は気がつかないと思いますが、このお風呂の底は。憶測ですが随時発動型の治癒系の魔道具だと思われます」




それを聞いた アドリシアとシーリスは湯船から飛び出し、はやるのを押さえながら着替えをすまし風呂場を出る


タイミングよく妹のアニスを見つけたアドリシアは妹の肩を掴むと


「アニス、あのお風呂を作ったのは誰だ」


いつもと違う姉の様子に驚きながらも



「ゼルベットさん達とコルゼットさんとレルヴァとスバルさん達だよ」



その名前を聞きながら知り合いは外すと残るは


「アニスそのスバルって人は何処で会える」


「何処って奥の大部屋に居るよ」と場所を確認したアドリシアは急いで大部屋に向かい、シーリスは後ろに続く


取り残されたアニスはどうしたのかなとトコトコトとスバルの居る大部屋に向かう



大部屋の前に来たアドリシアとシーリス 気が焦るのか礼儀も忘れていきなりドアを開けると、目の前には女の自分でさえ頬を染めてしまう

美女がいてその人と目が合うと


「え・えと貴方がスバルさんですか」とドキドキしながらアドリシアが聞くと


目の前の美女が微笑んでくれたので、これなら自分達の願いが叶うかもしれないと思う アドリシアとシーリスだった

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