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とある少年の新しい日常  作者: 壱咲
序章 出会いと旅立ち
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第十三話

あれからコルゼットさんに依頼した 長方形の鉄箱で食パンもどきを生産しおかみさんとアニスに野菜や肉の薄切りや卵などで

サンドウィッチなどを試食してもらいこれはお泊りの冒険者や身内のみに販売といろんなものを挟んで試行錯誤してくださいとお願いし

その際なんでお泊り客のみか聞かれたので前日の晩に予約にすることで不足や余りを気にしない良いという利点またこれを目当てに

泊り客の確保が可能かもしれないと説明するとなるほどと納得をしてくれた また大きな鉄の箱扉付はフォルテさんと試行錯誤し

冷蔵庫もどきにしやがりそれで冷えたお酒の販売が可能になり今晩あたりから販売開始をするそうだ



コルゼット・レルヴァを含めたみんなはピザ・サンドウッチや冷えたお酒のファンになり、何かあればいってくれ優先で手伝いをすると言い出したのは

予想外だった




「スバル様なにかお悩みですか」と椅子に座り考え事をしてるお茶を差し出し聞いてきた


「フォルテさんは知識共有してるから僕の世界にあった温泉ってわかるかな」



少し沈黙し思考を巡らせるフォルテ


「お湯に浸かり体調を治す施設ですね、それがどうしたのでしょうか」


「ほらここって冒険者などが使う宿だろ、冒険の後って疲労や怪我がつきものだからお風呂というより温泉がつくれないかなって思ってね」



そう聞くとやはりこの方は見知らぬ誰にでも優しさを与えられる方なのだとこの出会いに嬉しく思いまた出来るだけ手伝いがしたいと

改めて思うフォルテだった


「ならこういうのは」とフォルテも自分の知識や考えをのべ2人は朝日が昇る頃まで話し合い試行錯誤を繰り返すのであった




昼前に今朝まで考えた事を実行する為にアドルスさんとおかみさんに外の広場になっている土地の使用許可をもらおうと話しかけると


「どうせ空き地だし好きに使ってくれ」となにをするか聞かないうちに許可が下りてしまい、戸惑うスバルは素直にお礼を述べ次の目的に

向かうのだった



「すみません」とコルゼット工房の戸お開けると

「スバルさんこんにちわ」とレルヴァから元気な挨拶がかえってくると、奥からコルゼットさんも顔を覗かせ


「どうした スバル また面白い事か」と顔を輝かせていた



スバルが製作してきた図面をみながらいろいろ説明していいると桶と椅子は私が作れるとレルヴァ、その鍵付の戸棚はわしが出来るの

ただ他の小屋などはわしらだけでは専門外と知り合いを呼び出しに行った


しばらくすると兄弟かと思われるコルゼットのような風貌な男をつれて帰ってきた


ゼルベットとなのる男はコルゼットさんの親戚で家などを作る組織の人で親方らしい


簡単な挨拶をしてると「おぬしがあのピザを考えたのかわしも食べたがあれは美味かった」と気に入られたぽい


しばらく話しているとうちの若い者も総出でやれば一日作業ですむと図面を見て答える限りすごい人だなとスバルは思った


「それだけの人数の人件費と材料費をだせないので時間をかけても」とスバルが言うと




「コルゼットからの紹介と面白い事だと聞いてる 若手の修行と言う事で格安にしてやる」と豪快に笑うゼルベット


「スバル様よろしいですか」とフォルテに声をかけられ



「フォルテさんどうしたの」と聞き返すと


「ゼルベット氏は腰とそれを庇う為に肩を少し痛めております ですから」と小声で伝えてくれた


フォルテの助言を納得し「コルゼットさん 人が横になれる ベットなどありますか」とコルゼットに聞くと



「奥にあるが急にどうした」と不思議そうに答えてくれた



「ゼルベットさん ついて来て下さい」ゼルベットをつれベットのある部屋まで連れて行き横に寝かした


ゼルベットは訳もわからないまま横になったが、スバルが腰に手を当て意識を集中すると淡い光を発し呪文を唱えると

いつも疼いていた腰の痛みが消えていくのに驚いた


この世界において治癒呪文は外傷の処置や内部の再生などあるが魔法使いや治癒師などの少なさや一般市民に施すものが少ない為

後遺症を残すものが多いまたそのような状態で魔素の循環に弊害が起こり魔素詰まりと言うしこりができる事がある

その為今回は魔素の詰まりを治し、スバルの知識で腰の骨のずれを修正した この辺りは人体の構成や成り立ちなどを知らない

この世界の治癒師などでは不可能な治療だったがそういう知識をもちえたスバルならではの治癒だった




その様子をみてたアニスが

「スバルさんって治癒師だったのですか」と驚く



「フォルテさんがゼルベットさんの様子がおかしいのを気がついてくれましたので 差し出がましいと思いましたが」



「いやいや この腰疼きはもう10年来の付き合いだったがまさか治るとは思わんかった」と喜ぶゼルベット



「よし これならわしもまだまだ働けるぞ」


聞くとこの腰のせいで普段は現場で指示や木材や岩の加工ばかりでストレスが溜まってたらしい

テンションが上がったゼルベットさんは職人達を連れて宿に向かうといい飛び出していった



その素早さに残された4人は呆然と残されてしまった



しばらくしてスバルが待つ宿屋に弟子だといい30人近くの職人を連れて現れてまた呆然とするスバル

普通一軒屋などつくるのですら4,5人の職人で作る事らしいのでその人数の多さに驚くしかない



その後はスバルの図面どおりにゼルベットさんが指示をし木材の加工土台作り、そして率先して屋根や難しい箇所を豪快に笑いながら

自分で進めていく


岩の外壁と屋根の間に凹状態の隙間があることを不思議に感じたゼルベット

「スバル この屋根と外壁の間に隙間を作るのは何の為だと」が聞いてくると


「それはですね換気為です これから作るものは湿気を出すので建物を長持ちさせる為の知恵ですね」とスバルが答えるが


「湿気はわかるがこの土地ではそこまで雨も多くないし、湿地でもないがのう」と不思議そうにしていた



大きな小屋と思って作業をしていたが次に中で穴を掘り周りを整地していく、その後整地した後をスバルの指示で硬質の岩が運ばれてきた

その岩をどうするのかと手の空いたものが見てると、スバルが「創造の贈りクリエイト」と魔法を詠唱しタイルにしていく



「スバルお主は治癒師じゃなかったのか、まさか錬金もつかえるとは」と驚くゼルベット


どちらか一つでも国や貴族がおかかえとしたくなる貴重な職業だといわれ、錬金の方はクラスが低ければ鍛冶屋や細工師などもいるがと付け加えられた


ただスバルの作ったタイルは王宮や貴族の屋敷にでも使いたくなるレベルの研磨率らしくゼルベットにうちで働かないかとスカウトされた



周りが暗くなってきてほぼ穴の処理以外は完成をし次の作業はと思ったがスバルからこの辺りで今日は終わりにしましょうと

職人達が酒場に案内されるとおかみさんはスバルから事前にあのお酒とピザなど適当な料理を注文を受けており席につく職人達にアニスとフォルテとおかみさんに

よりいろんなものが運ばれてきた 噂に聞いてたピザを食べ驚くもの、フォルテさんに微笑みをむけられ顔を赤くするものがいたが全員が驚いたのはいつも飲む

酒と違いよく冷えて喉越しのいい冷たい酒だった


職人達の反応を見てこれはいけるなと内心思いながらいつの間にか参加してたコルゼットとレルヴァなどとみんなで楽しい食事をしその日は終わった

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