表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

詩: あなたはわたしをドキドキさせる

作者: 水谷れい
掲載日:2026/02/21

石器時代

血に染まった顔で

わたしに獲物を差し出すあなた

ドキドキしたわ


古墳時代

土の匂いのする手で

勾玉を差し出すあなた

ドキドキしたわ


平安時代

顔も知らない

あなたから届いた三十一文字

ドキドキしたわ


戦国時代

戦に向かう朝

「必ず戻る」とだけ言い残したあなた

ドキドキしたわ


江戸時代

下駄の鼻緒をすげ替え

わたしを見上げたあなた

ドキドキしたわ


明治時代

ガス燈の明かりの下

わたしの手を取って歩き出したあなた

ドキドキしたわ


大正時代

銀座のカフェの片隅で

あなたと飲んだ初めてのコーヒー

ドキドキしたわ


昭和の戦後

焼け跡の街で

配給のパンを半分わけてくれたあなた

ドキドキしたわ


そして今

あなたは

どんな顔で 何をして

わたしをドキドキさせるのかしら

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ